Monthly Archives: May 2005

『ソウル・サーチン・トーキング』第4回開催します

Soul Searchin Talking Vol.4  『ソウル・サーチン・トーキングVOL.4』~『A Tribute To Brother Ray: The Legacy Still Goes On』開催のおしらせ 過去3回、ご好評をいただいている『ソウル・サーチン・トーキング』第4回を来る6月26日(日曜)、目黒のブルースアレーで開催します。 スティーヴィー、ダニーに続いてお送りするのは昨年6月に他界した「ソウルの創始者」「ソウル・ミュージックの神様」レイ・チャールズです。スペシャル・ゲストも登場します。 ご予約は、下記アドレスまでメールをお送りください。 soul_searchin_talking@hotmail.com  1)お名前と人数、2)メールアドレス、3)電話番号、4)このイヴェントをどこで知ったか、をお書きの上お送りください。折り返し、確認メールをお送りします。 詳細は下記ウエッブへ。 http://www.soulsearchin.com/event/talking/talking20050626.html では、6月26日(日)、目黒ブルースアレーでお会いしましょう。

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Admachikku Tengoku: Gotanda On My Mind

【「わが心の五反田」】 土。 先々週の土曜日(2005年5月21日)、テレビ東京(12チャンネル)の番組『出没! アド街ック天国』で、五反田が紹介されていた。ビデオに録画して、やっと見た。この番組の影響力の強さは以前からよく聞いていた。ここで紹介されると放映から1週間からしばらくレストランやバーなどに、どっとお客さんが増えるというのだ。 全部で30ヵ所がカウントダウン形式で紹介されるが、もちろん、よ~~く知っているところもあれば、全然知らないところもある。知らなかったのは、あのマリックさんが五反田に住んで30年ということ。(笑) へえ、五反田在住なんだ。会ったことないなあ。 オイスターバーはオープンした時、よく行った。今よく行くのはアリエッタのランチ、そして、我らが松本幸三さんのフランクリン・アヴェニュー。 チェゴヤ(韓国料理)、おいしそう。一方、200グラム6万3000円のステーキ? すご~~。これは知らなかった。正田邸は2年前に取り壊され、今では公園になった。その近くに、しばらく前までは小泉君の仮公邸があった。 グリルF、日南ね。定番ですね。駅前の文具店神岡は、小学校の頃から通ってます。 で、そのフランクリンに放映後の次の週の日曜(29日)午後に行ったら、なんと30人近く並んでいるではないか。すごい。ちょうど今時は、外のテラスが気持ちいいのだが、それにしても半端ではない。階段からはみ出て、道路まで待ち人が並んでいる。 テレビで紹介されたアスパラ・バーガーが超人気になったそうだ。22日からしばらく人数の記録を更新しているらしい。 ところで、そのフランクリンにいたら、コック着に身を包んだ人がカウンターに座ってコーヒーを飲んでいた。すると幸三さんがその方を紹介してくれた。「世界の田辺さんです」 おおおっと。お隣のヌキテパのオウナーシェフ、田辺さんだった。 田辺さんによると、以前から庭のある一軒家を探していて、幸三さんに相談したところ、一足先にオープンしていたフランクリンの隣がちょうど空いているということで、ここでヌキテパを始めた、という。もう10年になるそうだが、今やその名は世界に名を轟かせている。エルブジご一行がわざわざヌキテパに食べに来たそうだ。 「エルブジご一行さまが来られた時とか、緊張したりするんですか」 「いや、全然。関係ないね」ときっぱり。 「今、興味があるのは、土でね。土って、食べたくならないですか?」と問われ、「いやあ、土を食べるっていうのがイメージがわかないんですが…」と答えると、「野菜を食べるってことは、土を食べることにつながるんじゃないかって思うんですよ。結局、人間は地(アース)に帰るんじゃないかと思って」。番組でも紹介されていたが、今、田辺シェフの自信作だ。これは、一度試してみたい。 最近はランチもディナーもかなり満席になるらしいが、基本は来たお客さんはお店側からは帰さない、というポリシーだ。満席の場合は、フランクリンで何かを飲んで待っててもらうそうだ。ヌキテパは週に一度月曜日だけが休み。それ以外の日は、店のスタッフは朝8時くらいから、夜12時くらいまで仕事をしている。「フレンチで(夜だけで)50人の客に料理を出すというのは、ほんと大変なんですよ」と言う。 フランクリンでは実はヌキテパのデザートが食べられる。以前書いたが、絶妙スイカのケーキはヌキテパのものだ。オウナー同士が仲良しだから可能なコラボレーションだ。 +++++ 『出没! アド街ック天国』のウェッブhttp://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/050521/index.html +++++

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Movie “Sengoku Jieitai 1549″

【映画『戦国自衛隊』】 未発見。 6月11日に公開される映画『戦国自衛隊1549』の試写を通称日比谷シャンテビル内の東宝の試写室で見た。たまたま友人の放送作家K氏が行けないから行くかというので、二つ返事で行くことに。 映画はもともと1979年に公開された『戦国自衛隊』とは実質的には関係なく、まったく新たな映画となっている。現代の自衛隊が、ひょんなことから戦国時代にタイムスリップして、様々なことが起こるという点は同じだが、出来事や、細かい点が新しくなっている。映画では初めて本物の自衛隊が撮影に協力、さらにCGも加えられて、なかなかの迫力。筋はネタばれになるので、詳しくは書かないが、僕はけっこうおもしろいと思った。タイムスリップした時、過去の自分や過去の歴史を書き換えるとどうなるか、というのは最大のテーマだが、そこをうまくつじつまをあわせている。エンタテインメントとしてはいいんじゃないでしょうか。 主演は江口洋介、鈴木京香、鹿賀丈史、伊武雅刀ら。制作費15億円だそうで、これは日本の映画では破格の予算とのこと。なるほど、2-3億で作られる邦画とは確かにスケールが違う。 ただ、一点気になったのは、バックの音楽。これがちょっと出過ぎに感じた。必要以上に盛り上げよう、悲しませようとか、驚かせようとか、わざとらしさが目立つ。普段映画見ていて、こういうBGM系の音楽っていうのは、それほど耳障りにはならないが、その程度がいいんだろうと思う。 逆に、なにかのヒット曲とシーンがはまった時は、これはうまいと思うことも多々ある。最近なら『ヒッチ』や、『ブリジット・ジョーンズの日記』、タランティーノの一連の映画などだ。あるいはBGMに徹する時のジョン・ウィリアムスの映画音楽というのは、実にさりげなくうまい。映画を見ているときはまったく気にならないのに、あとからサントラを聞くと実はいい曲だった、なんてことがある。 それはさておき、この映画を見たいなと思ったもうひとつの理由は、実は、これに静岡在住の友人がエキストラで出たという話を聞いていたからだ。彼の話だと、朝から夕方まで、ほとんど待機の時間が多かったという。かぶとや防具がかなり重くて動くのが大変だったそうだ。 そこでその彼の姿を「ウォーリーを探せ」の如く見つけられるかということで行ってみたのだが…。さすがに何百人もいるエキストラの中では見つけられなかった。 映画『戦国自衛隊1549』2005年6月11日(土)全国東宝系ロードショー ENT>MOVIE>Sengoku Jieitai 1549

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Why Do Machines Break Easily Lately?

【最近のマシンはなぜすぐ壊れるのか】 保証。 ところで、先週の映画『レイ』のDVD視聴会でオーディオ評論家の先生といろいろお話させていただいた。亀山さんは、この日のシステムを選ばれた。スピーカーの位置などに実に細かく指示を出されていた。和田さんは、1948年生まれ、ちょうどLPがこの世に誕生した年に生まれたという。ちょうど、レイ・チャールズあたりだと、「ホワッド・アイ・セイ」のシングル盤をリアル・タイムで買っていたという。エルヴィス・プレスリーから入り、マイルス・デイヴィス・フリークでもあり、R&Bでは、ニューオーリーンズものなども大好きという。 雑談の中で、初めてのテープレコーダーはいつ入手されたか尋ねてみた。すると和田さんは64年だという。当時ソニーからかなり良い物がでて、初任給1万円か2万円くらいの頃、3万か4万円くらいしたはずだという。ところがその後ナショナルから1万円のオープンリールのテープレコーダーがでた。ソニーのは7インチ(17センチ=直径)のテープがかかったが、これは5インチのテープまでしかかからなかった。箱もプラスチックで若干安っぽい。それでも1万円という値段は魅力的で、夏休みに毎日アルバイトをしてお金を貯め、買ったという。たぶん1日バイトをして200円とか300円くらいで、5000円くらいまで貯金し、残りを親に出してもらったように記憶している。和田さんは、北海道の端っこの方に住んでいたので、もっぱらラジオを聴き、それをマイクを通して録音したりしていた。 ラジオは、昼間は北海道の地元の局しか聞こえなかったが、夕方の6時を過ぎると、空の電離層の関係で東京のTBS、文化放送、ニッポン放送が聞こえた。ラジオ関東は雑音の中に埋もれていてほとんど聞こえなかった。残念なことに、FENは聞こえなかったという。亀山さんも新潟で同じようにラジオを聞いていたが、やはり、最初の3局を夜になると聞いていた。 そして、ラジオ、テープレコーダー、音楽が揃い、オーディオと音楽の道に進むことになる。 ところで、最近のオーディオ製品とか電化製品はすぐ壊れるが、これは一体なぜなのですか、と尋ねた。例えば、ウォークマンなんて一年もして保障期間が切れるとそれを読んでいたかのようにすぐ壊れる。 亀山さんがいろいろ細かく説明してくださった。 「石油系の原料を使っているのが大きいんじゃないでしょうか。それから、昔は品質管理というか、そういうものが厳しかった。だが最近はそれほどでもないみたいだ」という。他にも、アジアの国、中国や台湾などで作られるものは、現地での管理体制がなかなかむずかしい、ともいう。 実際、うちにもソニーの79年に購入したベータマックスのビデオレコーダーがあり、これがまだ動く。その後に買った最初のVHSのマシン(87年購入)などもうだめになってる。総体的に言って、最近の機械はやわである。また、使っている素材がどれほど長持ちするのか、誰もわからないという点もあるらしい。 和田さんが、「いいオーディオには、いい匂いがするんだよねえ」とおっしゃった。国によって違って、それぞれの独特の匂いがあるという。たぶん、木で出来ているものなど、長持ちするということがわかっている。しかし、プラスチックやその他のものなど、どこで、どんな衝撃で割れたり、折れたりするのかが、予測不能なのだろう。 また、「耐久年数」などという文字がある意味で一人歩きしているのかもしれない。作る側も7年持てばいいだろう、とか。 マイ・ファースト・オーディオからすぐ壊れる話まで、ランチ時にずいぶんと濃い話を聞かせていただいた。なお、これは、DVDの『レイ』を見る前の話である。 ENT>ESSAY>AUDIO

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Give Me A Break: After The Party…

【アフター・ザ・パーティー…】 夜明け。 木曜の『ソウル・ブレンズ・ナイト』は、大入り満員で、なんとクロスの木曜日の入場記録だったそうだ。みなさま、本当にありがとうございます。そういえば、番組でしつこく流した1分近くあるオッシー入魂のCMスポットのおかげか。(笑) いやあ、あのスポットは近来稀にみる強力作でした。僕としては、ダンスマンの「ミャオ~~ン」という部分が、いまひとつで、本当はやり直したかったのですが、まあ、しょうがない。「5-2-6、西麻布が燃える~~」。 僕はやりかけの仕事も残っていたので、1時過ぎくらいに出たのですが、最後までけっこう盛り上がっていたみたいですね。確かに一旦終電の時刻近くにお客さんが引いた感はありましたが、それ以後は変わらずといったところでしょうか。今度は始発まで、みんな踊りつづけたのでしょう。 友人たち数人と、白ボ(白金ボヘム)のテラスで軽くお茶して帰宅。この時期、外お茶は実に気持ちよし。昼間だったら、こことか、外苑のセランとか、アークヒルズ裏のキハチとか、夜中だと六ヒルのスタバか。 話はそれましたが、僕はその後、原稿やら、日記などを書いてそれも無事アップして、さて寝ようかとコンピューターの電源も落した朝5時26分。携帯が鳴り響きました。最初はこのところ多くやってくるいわゆるジャンク・メールかと思いきや、ちゃんと電話が鳴っていた。誰かと思えば、オッシー。 「ヨシオカサ~~ン、今、ソウルナッツです~~。みんなで待ってま~~~す」 勘弁してくれ~~~。めちゃくちゃ、テンション高い。音の大きいところで、何時間もいると、みなハイになっていくのだろう。しかも、寝てないと逆にどんどんハイになったのだ。 「勘弁してくれ~~」を英語で言うと?そう、「ギヴ・ミー・ア・ブレイク」。 こんな時に使います。 ガチガチのソウル・イヴェントで、お客さんからアラベスクのリクエストが来て、DJがふと漏らす言葉。「ギヴ・ミー・ア・ブレイク」。 レストランで、白ワインを注文したら、ウエイターが間違えて赤ワインを持ってきた。クレイムをつけたところ、引き上げる時にグラスを倒して洋服に赤ワインがかかってしまった。そんな時にきつ~~く言う一言。「ギヴ・ミー・ア・ブレイク」。 友人からちょうど寝入った朝5時半、声もきんきん、めちゃテンションの高い電話がかかってきた。そんな時に電話口で言う言葉。「ギヴ・ミー・ア・ブレイク」。 5-2-6、西麻布は、燃えた~~~5-2-6、もう夜が明けてる~~~ (2005年5月26日木曜、西麻布・クロス=ソウル・ブレンズ・クラブ・イヴェント) ENT>MUSIC>EVENT>Soul BlendsENT>RADIO>Soul Blends

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Soul Blends First Club Event At Xross

【『ソウル・ブレンズ』イヴェントご来場感謝】 満員御礼。 インターFM(76.1Mhz=東京)で毎週日曜日午後2時から5時まで放送している『ソウル・ブレンズ』は2001年4月スタートということで、すでに5年目に突入しています。その番組初のクラブ・イヴェントを26日、西麻布の今話題のクロスで行いました。たくさんのご来場のみなさま、ありがとうございます。ダンスマンのライヴ、おつかれさま! 僕は9時くらいに行ったのですが、地下一階のダンスフロアはもうすでにほとんど満杯。爆音でみんな踊っていました。ふだん、『ソウル・ブレンズ』でかかるような曲が大音量でかかり、ダンス、ダンス、ダンス。 そして、ダンスマンのライヴ前、マーヴィンとちさとさんとともに、ちょっとだけステージに上がって一言しゃべりました。しかし、マーヴィンのこういうライヴ・スペースでのあおりは天下一品だねえ。(笑) 中には、今日のイヴェントが何なのかよく知らずにソウル好きのお友達に連れられていらっしゃったかたもいたようですが、そこはみな、One Nation Under A Groove!  問題な~~し。 「背の高い奴はジャマ」から「セプテンバー」など、ダンスマン、いつもの絶好調を見せてくれました。ダンクラ系のイヴェントに、ダンスマン、欠かせません。 たくさんの人から、「いつも聞いてます」って声をかけられました。ふだん、スタジオにいても、もちろん、メールやファクスなどはいただきますが、実際に聞かれているという実感があんまりないんですが、こういう時に、そんな実感がじわじわと湧きあがります。お声がけしていただいた方、みなさま、本当にありがとうございます。 イヴェントに関するご意見、ダメだし、リクエストなどありましたら、BBSのほうにでも書き込んでみてください。 しかし、音が大きくて(当たり前ですが)、話をする時に大きな声を出さないといけないので、声が枯れました。(笑) 次やる時は、やっぱり金、土は避けたい。日曜までに声が回復しないと困るし。(笑)  (2005年5月26日木曜、西麻布・クロス=ソウル・ブレンズ・クラブ・イヴェント) ENT>MUSIC>EVENT>Soul BlendsENT>RADIO>Soul Blends

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Watching DVD “Ray” By Great Sound/Visual System

【オーディオ・ヴィデオのF1マシンで映画『レイ』のDVDを鑑賞】 F1。 オーディオ雑誌、「ステレオ・サウンズ」の姉妹誌に「Hi Vi(ハイ・ヴィー)」という月刊誌がある。そこでは、毎月何点かDVDなどの作品をかなり立派なオーディオ装置で見聞きして、その感想を述べるというページがある。次号で、レイ・チャールズの映画『レイ』が取り上げられることになり、オーディオ評論家の先生たちと一緒にその素晴らしいオーディオ、ヴィジュアル機器でDVDを見てきた。 この映画はスクリーンで3-4回見ているし、またアメリカ盤DVDも購入し、特典映像などもさっとは見て、いろいろ書いているので、その内容についてはここでは書かないが、その音と再生された映像にまいった。 約20畳くらいのオーディオルームに、120インチのスクリーン。プロジェクター、プレイヤー、これにパワーアンプ3台、ウーファー2本、スピーカーもフロント左右、センター、リア2本と恐るべき装置が用意されていた。まさにオーディオ・ヴィデオの「F1」マシン群だ。総額でなんと700万円を越えるシステムである。 はっきり言って、小汚い映画館で見る映像よりきれいでクリア、音も完璧にサラウンド。ホームシアターというより、シアターだ。普通に映画館で映画を見てるようで、しかも椅子が半分リクライニングっぽいかなり横になれるもので、すっかり気持ちよくなってしまった。 とても現状、こんなものは手が届かないが、これはいつかなんとかしたい。プロジェクターは、ここ2-3年で圧倒的に画質がよくなったそうだ。 どんなシステムか詳細は月刊「Hi Vi」2005年7月号(6月17日発売)をご覧になっていただくとして、興味深かったのは、映画br>『レイ』自体はそれほど、例えば『スターウォーズ』のように、音が前後左右に激しく飛んだりはしないで、音的には地味な作品だが、それでも、例えば、レイがまだ目が見えなくなってきていた頃、床に転び、窓の外に通る馬車の音を聞いたり、鈴虫に耳を傾けたりするシーンでの音の浮かび上がり方が見事だ。 こんなシステムが自宅にあったら、毎日引きこもって映画と音楽のDVDばっかり見るようになるんではないだろうか。 ENT>MOVIE>RayENT>MAGAZINE>Hi, ViENT>ESSAY>Audio

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K-Ci & Jojo: Ain’t No Stoppin’ Them Now

【トランスしていくパフォーマーと観客】 司祭。 同じフレーズを繰り返すことによって、どんどんと高揚感が増してくる。シンプルな歌詞の繰り返しで、パフォーマーも、観客も皆トランス状態になっていく。ケイシー&ジョジョのライヴの後半は、まさにそんな感じだ。特に、彼らが持つゴスペル音楽のルーツを彷彿とさせるシャウトと繰り返し、さらに観客とのコール&レスポンス(掛け声と応答=歌手が何か言葉をいい、観客が答えるスタイルのこと)は圧巻だ。 それにしても、今回の日本ツアーは10日間で20本のライヴをこなす。中に休みは2日程度。ものすごいハードなスケジュールだ。しかも、ファースト・セットも、セカンドも、ほとんど同程度の熱気あふれるパフォーマンスを見せる。この体力は何なのか。驚異的である。 しかも、兄のケイシーは、煙草も吸えば、酒もガンガンに飲む。ジョジョのほうは若干声に疲れが見えるが、ケイシーは全力投球しても、まだまだ余裕があるかのようだ。ケイシーの喉は鋼鉄製ではないだろうか。 ケイシーがどんどんハイになっていき、上半身裸になり、しかも、ダボダボのズボンが下にずれてきて、それを何度も上にあげる。脱いであばれているうちに、どうでもよくなって、ズボンやパンツまで降ろしてしまう、というのは、このパフォーマンスを見ていると、さもありなん、という感じがしてくる。もはや誰も彼らを止めることはできない。 ケイシーがワイアレス・マイクを、武士が刀をさすように、ズボンのベルトあたりにさした。それはあたかも、魂の武士ケイシーにとってのしゃきっと輝く歯切れのいい真剣のように見えた。 ハイになっていく様は特に、10曲目の「イフ・ユー・シンク・ユアー・ロンリー・ナウ」から最後の「オール・マイ・ライフ」までの3曲で顕著。なんとこの3曲で54分ほど歌っているのである。「イフ・ユー・・・」は9分くらいなので、実質最後の2曲で45分。同じことを何度も何度も繰り返す。これは、気持ちが高揚する。 肩車で観客席に飛び出てくると、みな彼に触ろうとする。まさに司祭に触れようとする信者たちさながらだ。ケイシーもまた、ソウルの司祭だ。 アフター・パーティーが西麻布のAライフで行われるというので、ちょっと顔をだした。ケイシーは来なかったが、ジョジョが来て、カラオケで「テル・ミー・イッツ・リアル」を歌った。ちょうど遊びに来ていたある歌手が一緒に歌ったが、これがイグザイルのメンバーだそうだ。 Setlist 2nd Set show started 22.21 01. It’s Me02. Lately03. Life 04. Stay05. Come & Talk To Me06. Forever My Lady07. Feenin08. Freek’n You09. Get On Up 10. If You … Continue reading

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KCi & Jojo Live: Hot & Sweat & Explosion

【ケイシー&ジョジョ・ライヴ】 熱。 元気なやんちゃ音楽大好き小僧、とでも呼びたくなるほどのはしゃぎぶりを見せ、体中に刺青をいれ、帽子をかぶり、ステージを右から左、左から右へと大奮闘し、セキュリティーに肩車させ、観客席を練り歩く。暑くなれば、シャツは脱いで上半身裸になり、下手するとズボンも下ろしそうな勢いを見せる。そんなステージでやりたい放題なのがケイシーだ。比較的落ち着いたスキンヘッドのジョジョとは実に対照的。 二人合わせてケイシー&ジョジョの約1年ぶりのライヴ。前回はジョジョが来ないというケチがつき、今回は特に新作もなく、来日時期としては決して盛り上がるタイミングでもないので、渋谷デュオが座席を作ってまあまあの入り。 前半は、ちょっとまったりして、のりが悪かったが中盤からかなり熱くなってきて、最後は一気に突っ走ったという感じ。今回の来日は1日2ステージをこなすというので、7時半の回と10時の回がある。しかし、ファーストでここまで燃焼して大丈夫だろうか、と思われるほど、後半は燃えていた。 ケイシーとジョジョ以外で、バックコーラス男性3人のうち一人がやたらうまかった。途中でソロをとったのだが、ルックスや声質的にあのアメリカン・アイドル出身のルーベン・スタッダードを思わせた。 前半、中盤、後半と3つのパートにわけた構成。中盤がジョデシー時代の作品。後半は、ボビー・ウーマックの大ヒット「イフ・ユー・シンク・ユアー・ロンリー・ナウ」、「テル・ミー・イッツ・リアル」など、相当熱い。洗練ではなく、熱唱。やんちゃシンガーが魂を込めて歌いつづけた。これは10分近くのロング・ヴァージョンになっていたが、後半はミディアム・テンポのジャズ調にアレンジし、ケイシー&ジョジョが一旦そでに引いた後、さきほどのバックコーラスの一人(ルーベン似)がソロで歌った。これがよかった。思わず立ち上がって、誰が歌っているのか確かめたほどだ。 後半たたみかけて観客を乗らせ、彼ら自身の熱さと汗を爆発させていた。 +++++ ケイシー&ジョジョ 前回の来日ライヴ評。2004年2月13日付け日記K-Ci & Jojo Are Half Of Jodeci, K-Ci Is Half Of K-Ci & Jojo: Live At Shibuya Duo http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040213.html +++++ Setlist 1st show started 19:43 01. It’s Me02. Lately03. Life 04. … Continue reading

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Senju Akira Talks (Part 2): Baton Was Passed On To Son

(千住明さんの講演会の話の続き) 【渡されたバトン】 バトン。 千住明さんの講演の中盤で、彼はそれまで理論で音楽を作ってきたり、頭で音楽を作ってきたが、あるきっかけで、心の叫びみたいなもの、理論ではなく湧き上がる感情のようなもので曲を創らなければならないと感じるようになった、という話がでた。 そのきっかけというのは、父のことだった。5年前(2000年)、父が病(脳梗塞)に倒れたのだ。病は重く、完治することは考えられなかった。この時、子供たちは可能な限りの英知を集結し、いかに父に最高の時を過ごしてもらうかを考えた。そこででた結論は、父親を病院ではなく、自宅で介護するということだった。しかし、それは一般的な医学の常識からすれば、とても考えられないことだった。ある程度の医療機器がなければ、患者を安全に保つことはできないからだ。 だが、理解ある医師たちのアドヴァイスを得て、彼らは自宅に様々な設備を備え、そこを病院のようにしてしまったのだ。そして子供たちが、24時間体制で父の面倒をみた。2000年3月、明さんたちの戦いが始まった。 父親は頭脳明晰な学者だった。兄が絵の道に進みたいと言っても反対もしなかった。明さんが音楽の道に進みたいと言っても文句ひとつ言わなかった。父が言ったことはただひとつ。「やるならば、徹底してやれ。そこで一流になれ」ということだった。「音楽も、遊び半分でやるくらいなら、やめろ」という感じだった。 子供の頃から、父親は「何でも好きなことをしてよろしい。だが、もしそれが自分が思ったものと違ったと感じたら、30歳までに(人生の)方向転換をしなさい」と助言した。つまり、もし彼が音楽の道で生きていきたいと思ったら、30までは自由にやるだけ、やってみろ。もし、それでだめなら、30歳で方向転換しなさい、というのだ。「父にはそんなことをほんの子供の頃からずっと言われてきたので、自分の中にはなんとなく30歳(という転機)が、身体に染み付いていたという感じです」。なぜ父が30歳と口を酸っぱくして言ったのかといえば、父自身が30歳で人生の転換をしていたからだった。 明さんは、慶応で幼稚舎から大学まで進むが、音楽家を目指し、一念発起。芸術大学を目指す。一度慶応の大学に進んでそれを途中で辞めての受験だったので、芸大には2浪して入ったが、その他の現役新入生と比べれば「実質5浪」で入ったことと同じだった。現役と5浪の差は大きかった。 「あの2年間の受験勉強の厳しさ、辛さは、もうとても同じことをやれといわれても、絶対にやれない。何百冊とある百科事典のような本をすべて覚えなければならないんです。それほど厳しいものでした」と彼は振り返る。23歳で無事芸大に入り、卒業、しかもさらに一念発起し、大学院にも進み、29歳で首席で修了した。父が言っていた30歳前に、芸大を、しかも首席で卒業したことで、「なんとか間に合ったと思った」という。 現在44歳の明さんは、それからの10年、クラシックの音楽家として、またテレビ番組のテーマ曲などポピュラー畑の音楽家として、休みになく突っ走ってきた。 かつては、クラシックの世界とポピュラーの世界の二束の草鞋(わらじ)を履くことは許されなかった。そこで、彼はポピュラーの世界で仕事をしていることを、しばらくは隠していた。それは、50年代に敬虔なゴスペル・シンガーが、世俗的なR&Bを歌うことを隠していたことと似ている。あるいは、ひょっとして、彼にとっては「クラシック作曲の苦しみ」を「ポピュラーを創る楽しみ」で帳消しにしていたのかもしれない。 父が倒れ、その看病をするために、彼の生活スタイルは劇的に変わった。特に夜、夜中は彼が父に付き添うことが多かった。千住明さんは、そんなある日、父と長い時間かなり深い話をした、という。父はその時いわゆる延命治療というものを拒否していたために、かなりの痛み、苦しみを感じていた。 「父を看病していた頃から自分の音楽に対する姿勢が変わってきたような気がします。自分は音楽を作るために、とにかく(人生を)突っ走ってきた。だが、その看病をきっかけにいろいろ考えさせられるようになったんです」。 自分は音楽という「国際語」をしゃべるようになっているが、その時、何かを主張しようかな、と思ったこともそんな変化のひとつだった。 病床に横たわる苦痛の父に「人生で一番楽しかったのはいつだったのか」と息子は尋ねた。父は答えた。「1967年家族全員で車でアメリカ横断をした時のことだ」。 ちょうど、その時の8ミリ・フィルムが残っていて、それをともに見ながら話したという。明さんが6、7歳頃のことだ。 強い父が弱音を吐いた。「なんでこんなに(痛い思いをして)苦しいのか」。 その時、明さんの口から、思わず「生きるためじゃないかなあ」という言葉がでた。「生きるっていうのは苦しいことなんだよ」と息子は父に言った。「ほんとに僕は父と一緒に戦っていた、と思います。いわゆる延命治療はしなかったんですが、ここは矛盾するんですが、その中でできるだけ延命できるようにいろいろしていた。そんな中で、自然にその言葉がでたんです。生きるっていうのは苦しいことなんだ、という言葉。自分でもよくそんな言葉がでたな、と思います。そんな重い話を、父と(生まれて)初めてしました。父がどんどんとだめになっていくのがわかった。衰弱していって、父の(明晰で優秀な)学者としての頭脳がだめになっていくのが悲しかった。人生のこと、妹のこと、お袋のこと頼むね、とか、様々なことを話した。普段、父とは絶対しなかったような話をしました。それは、父が僕にバトンを渡した瞬間だったように思います」。 バトンは受け継がれた。そのバトンに込められた真実は、今度は明さんが何十年かかけて、次の世代に受け継ぐことになるだろう。父が倒れてから半年後の2000年9月、戦いは終った。半年間の濃密な時間の想い出を残して・・・。 (千住さんが話された内容を元に構成しました) +++++ 千住明氏公式ホームページhttp://www.akirasenju.com/ +++++ (2005年5月19日木曜、日比谷・三田倶楽部=千住明講演会) PEOPLE>Senju, AkiraLECTURE>Senju, Akira

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Senju Akira Talks (Part 1): Native Speaker Of Music

【音楽のネイティヴ・スピーカーによる『音楽のすゝめ』】 一月一枚。 ソウルメイトY先生から帝国ホテル内にある三田倶楽部で、音楽家の千住明さんのお話があるので来ないかとの誘い。以前にもお会いしたことがあるので、ちょっと出向いた。Yは、ここでいろんな世話役をやっていて、僕にもさかんに三田倶楽部に入会しろとせっつく。僕はいつもそれを煙にまいているが、それはさておき、約1時間半、お話があって、その後若干の質疑応答。充実の2時間であった。 千住さんのところは、一番上の兄が日本画家の博氏、下の妹がヴァイオリン奏者真理子さんとそれぞれ有名で、明さんもいまやテレビドラマや映画音楽などクラシックからポピュラーまで幅広い分野で大活躍中だ。 とてもいい話がいくつもぽんぽんと出てきた。いくつかご紹介しよう。中でも印象的だったのは、彼と彼の父の話だ。 例えば、その父の話として、才能のある・なし、ということについて語った。「才能のある・なしなど、それほど差はない。ある人が才能があって、別の人に才能がない、あるいは普通だとすると、普通の人が1.0なら、才能ある人の才能などせいぜい1.1くらいのものだ。ただし、それに努力を掛けると、そこに結果がでてくる、という。才能ある人が努力をすれば、掛け算で結果が普通の才能の人とかなり違ってくる、という話だ」。(な~~るほど) 「アート、芸術というものは、人間の創造性を出すものだ。誰も創っていないものを創らないければ意味がない。しかし、何かを創るとしても、先人たちが積み上げた物の上に立っていかないとだめだ。やっていないことをやり続けることが大事だ」。(その通り) 「自分は『音楽のネイティヴ・スピーカー』を目指す。だが、音楽を正式に勉強したのは、随分と後になってからなので、3歳4歳頃から音楽を『しゃべってきた』人たちとはどうしても違う。だが、自分としては音楽のネイティヴ・スピーカーになりたい。しかも、誰もがわかる言葉でしゃべりたい」。(ふ~~む) 「ヨーロッパ、西洋では音楽は哲学だ。特にドイツの人などは音楽を理論で聴くが、日本の人たちは音楽を官能で聴く。自分も20歳くらいまでは、音楽を官能、感覚で聴いていた。だが、芸術大学に行って音楽理論を学んでからは圧倒的に音楽を理論で聴いていた」。(ほ~~~) 「音楽にはとてつもない力がある。だが、音楽があなたの心を癒せる、あるいはこの音楽で人を癒せるなどということは、とてもおこがましく、そんなことは言えない。感動の扉というものは、聴く側が完全に無垢の状態でなければ開いたりしないものだ。新興宗教などが巧みに音楽を利用するが、音楽で人を癒してやろう、などというのは、大きなお世話だ」。(いえ~~~い) あるいは、芸術大学に行く前に様々な音楽を聴いていた頃の話としてこんなエピソードを語った。 彼は高校時代に赤坂のディスコ、ムゲンにコモドアーズやクール&ギャングのようなソウル・バンドを見に行ったという。彼がソウル好きだというのは、初めて知った。ところが、ムゲンなどは普通は学らんを着た高校生をいれてくれない。そこで、店のマネージャーに「とにかくこのバンドが見たいんです。それだけでいいですから」というようなことを熱心に言っていれてもらい見たという。それまでに見たこともないようなきらびやかな音楽で、楽しみとしての音楽を知った。 あるいは、中学生時代にコーヒーと煙草の煙が立ちこめる、いかにも大人の世界というジャズ喫茶にも出入りした。その店主は、しゃべると怒ったが、だまって名盤といわれるレコードを聴いていれば、にこにこしていた。そこでは、随分とジャズの名盤を聴いて覚えた。渋谷のジニアスという店はそんな店のひとつだったが、今はもうない。 ある時、NHKの『スタジオ・パークからこんにちは』という番組に出て、ジャズ喫茶の話をしたところ、それをたまたま見ていたジニアスの店主が連絡をくれ、その後感動の再会を果たした、という。 彼は、音楽の歴史や理論を学び、ずっと理論で音楽を聴いてきて、頭で音楽を作ってきた。だがある時、あることをきっかけに自分は誰もがわかる言葉で音楽をしゃべらなければならない、心の叫びを音楽の中に込めなければならないと悟った。今、かつての作品(頭で作っていた頃の作品群)を聴くと、とても恥ずかしい。以来、自分は単純に音楽が好きだった十代の頃、スタート地点に戻ったような気がした、と振り返る。 そして、「今、この時代に何をすべきか、音楽で何ができるのか、そういったことを考えるようになった。今、自分は音楽を理論ではなく、官能で作れるようになった」と語る。 千住さんは、机にラジカセを置いていた。最初の1時間半のトークでは、それは使わなかった。「なんとなく、使うと授業みたいになってしまうので」と説明。なんと彼は大学で一年間、授業をやっていて、その時、いろいろな音をCDなどで聞かせて講義をしたので、同じようにラジカセを用意していた。講義をされていたのね。道理で話がうまいはずだ。 質疑応答のときに、ジプシー・キングスの「マイ・ウェイ」(フランク・シナトラで有名)のオリジナルと彼がリミックスしたものの聴き比べをしてくれた。オリジナル・ヴァージョンのヴォーカル部分だけをもらって、それに新しいオーケストラを付け加え作ったものだ。なかなかおもしろい。彼は言う。「クラシックの作曲などは苦痛が続くんですが、こういうのは本当に楽しい。唯一の趣味と言ってもいいかもしれない(笑)」。 「今後20年間の(自分の)使命としては、大人のための音楽を創るということです。例えば、(日本でも)食の世界、舌は肥えてきてそうした文化は根付いてきた。でも、音楽という文化は、日本はまだまだです。(普通の大人の人が)1ヶ月に1枚でいいからCDを買ったらどうでしょうか。知らないお酒を飲んでみるのも楽しいでしょう。ジャケットから選んでもいいんです。自分が創る音楽で、みなさんの歴史の一ページを飾れれば嬉しいですね」。 福澤先生の『学問のすゝめ』ならぬ、千住先生の『音楽のすゝめ』だ。僕自身も『音楽のすゝめ』というコンセプトは前々から持っていて、ずばりこのタイトルのコラムでも作ろうかとも思っているほど。したがって大賛成である。 ところで、誘ってくれたY。「いい話聞いたでしょう。三田倶楽部入れば、毎月こういうの見られるよ。どうよ、どう」。「う~~ん、よかった、よかった。でも、入会金に、年会費かかるしなあ。しばらくはYのゲストでいいよん」。 Y先生は三田倶楽部への『入会のすゝめ』なり~~~。『学問のすゝめ』『音楽のすゝめ』、そして、『入会のすゝめ』と、すゝめ三段活用であった。 (続く) (2005年5月19日木曜、日比谷・三田倶楽部=千住明講演会) PEOPLE>Senju, AkiraLECTURE>Senju, Akira

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Hitch: Lean On Consultant

【映画『最後の恋のはじめ方』】 コンサルタント。 何をもって「ソウル・ムーヴィー」というか。もちろん、古くからの「ブラック・ムーヴィー」はひとつのジャンルとしてある。だが、広義にテーマや、ストーリーのどこかに「ソウル」があれば、「ソウル・ムーヴィー」。ソウル・ミュージックがたくさんかかっていれば、それも「ソウル・ムーヴィー」ともいえる。 ウィル・スミス主演のちょっとしたラヴ・コメディー「ヒッチ(邦題、最後の恋のはじめ方)」は、まさに「ソウル・ムーヴィー」だった。なにしろ、ど頭サム・クックの「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」から映画は始まる。(サントラCDには未収録) 恋をすれば、世界はなんと素晴らしい、という曲は、この映画のテーマにもってこい。さすがウィル・スミス。ソウル・サーチン的には完璧つかみはOKだ。この曲にのって、ヒッチの仕事ぶりが簡単に紹介される。 アレックス・ヒッチ(ウィル・スミス)は、ニューヨークのデート・コンサルタント。「デート・ドクター」などとも呼ばれ、恋愛問題に悩む男女に、どのようにしたら自分が好きな相手とうまくデートできるかを指南して、それを生業としている。 出会いのきっかけ作り、話題の選び方、洋服、靴などの選択などなど、様々なシチュエーションでのかけひきをクライアント(お客さん)にアドヴァイスする。 彼のもとにとてもモテそうもないちょっと太り気味の男、アルバート・ブレナマン(ケヴィン・ジェームス)がやってきた。彼の意中の人はコール財団のリッチなセレブ、アレグラ・コール。一サラリーマンからすれば、完全に高嶺の花だが、ヒッチは彼の熱い思いに負けて様々なアドヴァイスを与え、デートのチャンスを作り出す。 そんなある夜、ヒッチはバーでゴシップ記事専門のタブロイド紙の女性記者サラ・ミラス(エヴァ・メンデス)と知り合う。他人のデートのアドヴァイスはできるが、自分のデートはなかなかうまく進められない。斬新なアイデアでファースト・デートにこぎつけるが・・・。 軽快なテンポ、デート・コンサルタントという職業をテーマにしたところなど、なかなか斬新で楽しめた。しかもヒッチは、この仕事でけっこうなお金を稼いでいるようで、彼の住むアパートはかなりリッチで豪華だ。1時間100ドルとか200ドルでもチャージするのだろうか。(笑)  音楽の使い方もうまい。ヒッチがサラを初デートに誘った時、ジェットスキーに乗るがそのバックで流れていたのが、ジョン・レジェンドが歌うスティーヴィーの「ドンチュー・ウォーリー・アバウト・ア・シング」。不安な初デート、しかもジェットスキー、そこで、心配するな、というわけだ。冒頭、サム・クックに続いて流れたのがジミー・クリフの「ユー・キャン・ゲット・イット・イフ・ユー・リアリー・ウォント・イット」。本当に望めば、それは手に入る。 一番、おもしろいなと思った部分は、ヒッチがよっぱらって、サラと散歩をしているところで、かなり音程をはずして、アース・ウィンド&ファイアーの「リーズン」を歌うシーン。サラが「この曲は誰?」と訊き、ヒッチが「アース・ウィンド&ファイアー」と答える。ヒッチとサラが、ヒッチのアパートでちょっとした喧嘩をするシーンでは、テンプテーションズの「アイ・キャント・ゲット・ネクスト・トゥ・ユー」。「君の隣にはいられないな」という曲だ。アルバナンが踊りを練習するシーンでは、アッシャーの「イエー」。(サントラCDには未収録) ヒッチとクライアントのアルバナンが言い争う場面がある。ヒッチは「愛は、自分にとって人生そのものだ」というと、アルバナンが彼に向かって「お前は愛を商売にしてるじゃないか」と言い返す。だがそこでヒッチが「自分は魂を込めて、この仕事をしている」とか、「魂をこめて相手に臨まないとだめだ」みたいなセリフを言ったような気がしたのだが、正確に覚えられなかった。これはDVDでもでた時にもう一度チェックしてみよう。 デート・コンサルタント、おもしろい仕事だ。しかも、ここでいろいろアドヴァイスされるノウハウが興味深い。ところがあれこれ指南するものの、結局、落ち着くのが「恋愛に基本ルールはない」というオチ。でも、そこに行き着くまでに、コンサルタントが必要なわけだ。いかにも今風だなあ。(笑) 世の中、何でもちょっと困ったらコンサルタントに頼る時代。「1億総コンサル頼み時代」ってことか。いや、アメリカだから、「2億総コンサル頼み時代」かな。 +++++ サントラ盤 『HITCH 最後の恋のはじめ方 』(ソニー) HITCH 最後の恋のはじめ方 1.I Thing(エイメリー)2.Don’t You Worry’Bout A Thing(ジョン・ジェンド)3.This is How I Feel(アース・ウインド&ファイアー featuring ケリー・ローランド&スリーピー・ブラウン)4.Ooh Wee(マーク・ロンソン featuring ゴーストフェイス・キラー,ネイト・ドック,トライフ・ダ・ゴッド&サイゴン)5.Now That We Found Love(ベビー・デューティー・アンド・ザ・ボーイズ)6.Happy(メレニー・スミス)7.Love Train(オージェイズ) 8.I … Continue reading

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Soul Searchin Talking Vol.4: Bring Back Tons Of Soul Home

【たくさんのソウルをお持ち帰りいただきます】 乞ご期待。 昨日お知らせした通り、『ソウル・サーチン・トーキング第4回』、遅くなりましたが、やっと開催を発表できました。収容人数の関係でいろいろと会場をさがしていて、本当はレイ・チャールズの命日、つまり6月10日に行いたいと考えていたのですが、なかなか、時期的に無理で、6月26日にずれこみました。今回は収容人数110席、立ち見も可能なので、少し外に宣伝してみます。それでも、命日の月にできれば、まあ、いいかな、と。 しかも、よく考えてみますと、僕がレイ・チャールズに最接近したのは、この目黒のブルース・アレーでした。記者会見でブラザー・レイは手の届くところようなところにいました。BBキングと一緒でしたからおそらく、90年10月のことだと思います。まさかそのレイ・チャールズの自伝本を将来、翻訳することなんか夢にも思いませんでしたねえ。そして、そこでレイ・チャールズに関するトーク・イヴェントをするなんてねえ。(笑) 何かを長くやっていると、こういう巡り会わせっていうのがあるんでしょうね。 今回は、これまで3回のどれよりもイヴェントとして盛りだくさんになると思います。レイの映像は比較的多いので、その紹介もあります。ライヴは、メインでいつものケイリブがサックスの太田剣さんとがんばってくれます。スペシャルゲストもきっと満足いただけると思います。 ただ準備期間(発表から開催日まで)が今回は短くなってしまい、みなさんにご迷惑をおかけしてしまいました。レイ・チャールズの音楽に興味をお持ちの方、あるいはソウル・ミュージックに興味のある方、ぜひお友達お誘いあわせのうえ、おいでください。 一粒ではなく、たくさんのソウルをお持ち帰りいただきます。 +++++ 『ソウル・サーチン・トーキングVOL.4~A Tribute To Brother Ray ~The Legacy Still Goes On』 日時 2005年06月26日(日曜)  開場 18時 セッション 第一部 19時半~20時半 第二部 21時~22時 (予定) 会場  目黒・ブルースアレー http://www.bluesalley.co.jp/ 住所  〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F 電話  03-5740-6041(予約専用電話)当日のお店の番号03-5496-4381 詳細はhttp://www.soulsearchin.com/event/talking/talking20050626.html +++++ EVENT&ANNOUNCEMENT>Soul Searchin Talking

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Soul Searchin Talking Vol.4

『ソウル・サーチン・トーキングVOL.4』~『A Tribute To Brother Ray: The Legacy Still Goes On』開催のおしらせ 2005年5月19日 ソウルミュージックの魅力、ソウルミュージックのすばらしさ、ソウルミュージック の力をトークと音楽でご紹介するイヴェント『ソウル・サーチン・トーキング』。2003年11月からスタートし、スティーヴィー・ワンダー、そしてダニー・ハザウェイとこれまでソウル・ミュージック界を代表する素晴らしいミュージシャン達をテーマにお届けしてきました。そして、2005年、第4回目を迎える今回の『ソウル・サーチン・トーキング』は、昨年6月10日惜しくも他界したレイ・チャールズの一周忌を記念して、レイ・チャールズの音楽の魅力に迫ります。今回のタイトルは「A Tribute To Brother Ray: The Legacy Still Goes On」。 歌とピアノ演奏は、毎回熱のこもったソウルを聴かせるケイリブ・ジェームス。今回はサックスの太田剣さんがケイリブとのコラボレーションを聴かせてくれます。さらにサプライズ・ゲストに様々なミュージシャンを予定しています。 映画『Ray』の日本盤DVD発売、そのサントラ第2弾、また自伝、CD、旧作DVDなど様々なレアな映像なども交えてたっぷりお届けいたします。 映画『Ray』、自伝『レイ・チャールズ物語~わが心のジョージア』でレイ・チャールズの魅力を知った方、これからレイ・チャールズをもう少し知ってみたいという方、ぜひいらしてください。どうぞ心ゆくまでレイのソウルに触れてください。レガシーは続きます。 記 イヴェント名  『ソウル・サーチン・トーキング』 タイトル 『ソウル・サーチン・トーキングVOL.4~A Tribute To Brother Ray ~The Legacy Still Goes On』 日時  … Continue reading

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Norah Jones Sings “Wild Horses”

【ノラ・ジョーンズ、「ワイルド・ホーセス」を歌う】 ワンテイク。 このところよくCDプレイヤーに入るのが、ティム・リースというアーティストの『ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト』というアルバムである。1991年にローリング・ストーンズのツアーで、サックス、キーボード奏者として参加した元々ジャズ・アーティストでもあったティム・リースがその音楽仲間となったストーンズの面面と、ストーンズの作品群をレコーディングしたアルバムである。 ストーンズの作品が全12曲。ストーンズでおなじみの作品群がジャジーに生まれ変わり、なかなかいい感じだ。この12曲の中でいま、一番気に入っているのが、5曲目の「ワイルド・ホーセス」。71年6月からヒットし、ポップ・チャートで28位を記録した作品。ストーンズのヒットしてはそれほどの大ヒットではないが、なんと、これを歌っているのが今をときめくノラ・ジョーンズである。 最初何もクレジットなどを見ずにかけていて、このヴォーカルが入ってきた瞬間、ジャケットを見直した。まさに、一瞬にしてノラとわかる声。ノラ・ジョーンズの新曲と言ってもおかしくないほど、彼女っぽい作品になっている。これはさすがにシングル・カットはされないかもしれないが、アルバム・カットで隠れた人気になるのではないだろうか。本当にこういう曲調、スローでゆったりした作品に、ノラの歌声があっている。というより、もうすでにノラの楽曲にしきっている。このアレンジ力というか、解釈力は一体なんなのだろう。すごい。 そして、もう1曲リサ・フィッシャーの歌う「ホンキー・トンク・ウーメン」も、実にいい感じ。リサは、ストーンズのツアー・メンバーでもあるが、かつて自己名義のソウル・アルバムも出している。この曲など、ドラムスにチャーリー・ワッツ、ギターにキース・リチャーズなのだから、まあ、なんと言ったらいいのだろうか。(笑)  ティム本人が書いたライナーノーツによると、これらの作品群はほとんどすべてワンテイクで録音されたという。 +++++ ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト 1 サティスファクション 2 ホンキー・トンク・ウイメン(オルガン・トリオ) 3 スリッピング・アウェイ 4 ストリート・ファイティング・マン 5 ワイルド・ホース 6 友を待つ 7 黒くぬれ! 8 アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(涙あふれて) 9 ホンキー・トンク・ウイメン(キース・ヴァージョン) 10 ルビー・チューズデイ 11 ギミー・シェルター 12 ベレーリ 発売元:ヴィレッジ・レコード / 発売日: 2005年5月18日 / 盤種:ハイブリッドCD / … Continue reading

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Share The Love: Declares Dee Dee Bridgewater

【総合エンタテイナー、ディー・ディー・ブリッジウォーター】 文化融合。 アメリカに生まれ、育ち、その後パリに渡り成功を収めたブラック・シンガー。そういう道筋を歩んだシンガーに、ジョセフィン・ベイカーがいた。今、ジョセフィンと同じ道を歩んでいるかのように思えるのが、ジャズ・ディーヴァ、ディー・ディー・ブリッジウォーターだ。ジャズからスタートし、ソウル、R&B、少しディスコっぽい作品などを経て、ミュージカル、そして、ジャズに戻ったディー・ディー。ミュージカルで鍛えたトータル・エンタテイナーとしてのサーヴィス精神の多さは見事だ。 ドラムス、ギター、ベース、そして、アコーディオンの4人をバックにしたシンプルな編成ながら、そこで見せられるエンタテインメント・ショウは、観客をまったく飽きさせない。ひじょうによく練られた密度の濃いショウだ。 ディー・ディーの素晴らしさは、毎回、アルバムを出し、そのアルバムのコンセプトにそったライヴをしっかりと見せるという点。したがって、来日ごとに彼女のステージを見ても、二つとして同じ出し物がない。 今回は、つい先ごろリリースしたアルバム『ジェ・デ・ザムール(J’ai Deux Amours)(邦題、フランスへのオマージュ)』収録の作品ばかりを80分ほどにわたって披露した。アルバムを予習しておけば、充分に楽しめるだろうし、仮にしてこなくとも、かなり有名な曲が多いので、ディー・ディーが歌うシャンソン、フレンチ・ポップスということでも楽しめるだろう。 僕は、彼女のようなゴスペルをベースに、さらに、ジャズ、ポップ、ソウル、R&Bとすべてを歌える実力派のアフリカン・アメリカンの歌手が、こうしてフランスのポップスを歌うという点に感心する。まさにカルチャー横断、文化融合だ。これぞ本物のクロスオーヴァー、フュージョンということになる。 彼女の手の動かし方、顔の表情、声色の使い方、発声、体の動かし方まで、すべてがエンタテイナーの基本中の基本という感じがする。歌手を目指す人がいるなら、彼女のステージから無限大のものを学ぶことができるだろう。そしてこうした基本ができているからこそ、そこから自らのオリジナリティーを発展させることが出来、それがまた素晴らしいものになっていくのだと思う。 彼女は、アンコールを含め8曲を歌ったが、ほとんどすべての曲にちょっとした解説を施した。こうした司会ぶりもまた、音楽への理解を深める。ただ音楽をやるだけでなく、それを理解する手助けをしっかりする。音楽家としても素晴らしい姿勢である。 ミュージシャンがソロをとる時、ディー・ディーは赤いセンスを手にもち、扇いでいた。そして、最後に「忘れないでね、愛を分かちあいましょう!(share the love)」と叫んで、拍手喝采を浴びた。 +++++ ディー・ディーのライヴ評(2003年2月)2003/02/27 (Thu) Saga of Dee Dee Bridgewater continues http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030227.html ディー・ディー・ブリッジウォーター・ブルーノート・ウェッブhttp://www.bluenote.co.jp/art/20050516.html +++++ Setlist 1st set@Blue Note show started 19:071. J’ai Deux Amours 2. La Mer (Beyond … Continue reading

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Stevie Has New Baby Boy On His Own Birthday

【スティーヴィー、誕生日にベイビー誕生】 誕生。 スティーヴィー・ワンダーと妻のカイ・ミラの間に、去る5月13日(金)午後10時22分(太平洋時間)7ポンド(3080グラム)の男子が誕生した。スティーヴィーは、ニューヨークで行われていたスティーヴィー・ワンダー・トリビュートのイヴェントに出席していた娘のアイシャにこの知らせを伝えた。スティーヴィーは、アイシャの携帯電話に電話したが、その声が会場の観客にスピーカーを通して流れ、拍手喝采を集めた。 このベイビーにまだ名前はないが、2005年5月13日生まれ。ご存知の通り、スティーヴィー・ワンダーも1950年5月13日生まれということで、親子で同じ誕生日となり二重の喜びになった。 スティーヴィーにはこれまでに7人の子供と1人の孫がいると言われているので、このベイビーは8人目の子供ということになる。もちろん第一子は75年4月生まれのアイシャで、そのアイシャにすでに子供がいる。なお、アイシャの母親は最初に結婚したシリータではなく、ヨランダ・シモンズ(ヨランダなので愛称・ロンディー=「イズント・シー・ラヴリー」の中で、ロンディーへの感謝が歌われる)である。 まさにイッツ・タイム・トゥ・ラヴ。これで、アルバム発売へ万全だ。ニュー・アルバム発売への各種状況は、特に進展はないのだが・・・。 一月以内にアルバムが発売される確率は、前回と変わらず95%。

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Chat With “S” & “H”; After TKY Live

【ライヴ後雑談】 チャット。 昨日のTKYは、渋谷のクアトロだったのだが、入口に着いてびっくり。なんとDJオッシーがでっかい花を贈ってるではないか。思わず写真撮影。彼はしばし遅れてやってきたが、途中で「いやあ、これ、この前のジョン・レジェンドの上、行ってます」と興奮気味にささやいた。(笑)  ちょうどステージ向かって左のスピーカーの前で、ボディーソニックみたいに低音がずしんずしん来ていたので、空腹のままこの衝撃を受けていると気持ち悪くなってしまうと思い、手持ちのホールズをなめながらみていた。 ライヴが終ってから、しばらくしてメンバーがでてきた。TKYの3人はすでに何度も会ってるのだが、ピアノの秋田さんとドラムスの大槻さんは話したことがなかったので、軽く挨拶。 秋田さん(名前の頭文字はS)、ちょこっとハービー・ハンコックはいってましたが、影響を受けたというか、好きなピアノはどちらかというとヨーロッパ系とのこと。ハービーのほかに、ミッシェル・ペトリチアーニを挙げていた。ヨーロッパ系ということでなんとなく納得した。確かにそういう空気を持っている。今度舞浜のイクスピアリで自身のグループの演奏があるそうだ。 大槻さん(H)は、噂では聞いていたが、確かにかなりグルーヴ感がある。好きなドラマーは、の問いに、「ひとりだけ好きとか、この人にめちゃくちゃ影響を受けたというのはいないんですが、まあ、いろんな人を平均的に好きなんです」との答え。「もし3人挙げれば、ジャック・デジョネット、スティーヴ・ガッド、ピーター・アースキンかな」。僕が「けっこうグルーヴして、黒っぽいですよね」と言うと、「賢二がしつこくそういうからね(笑)」と。日野賢二のベースの黒さ、というか、彼の持つ黒さというのが、各ミュージシャンに伝染していってるのだろう。 大槻さん、うちから半径3キロ以内の近さということが判明。「あそこのソウル・バーとソウル喫茶店、知ってます?」といったら、行ったことはないけど、ずっと気になっていた、とのこと。ローカルネタで妙に盛り上がった。(笑)  その後、空腹にて三宿ソウルナッツへ。オッシーがチャーハンを食べたいというので、マイケルに頼んで「高菜チャーハン」(大盛り)をオーダー。メニューにない裏メニューってところでしょうか。(笑) 帰りがけ、一階のモカンバを外から覗くと、オッシーが「あれえ? あれ、Mさんじゃない?」 さすが、視力2.0前世アフリカ人の視力の持ち主だけある。あんな暗いところでよくわかったものだ。ちょっとだけ中にはいり、某レコード会社のM氏にセイハロー、さらにその横に某広告代理店C氏まで。挨拶だけして、解散。 (2005年5月13日金、渋谷・クラブ・クアトロ=TKYライヴ) ENT>MUSIC>LIVE>TKY

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TKY Live At Shibuya Quatro: A Vague Outline Become Firm Style

【TKYライヴ・アット・クアトロ~浮かび上がる輪郭】 洪水。 既に1曲目から山火事だ。それも大火事。トク(T=ヴォーカル、トランペット、フルーゲルホーン)、日野賢二(K=ベース)、小沼ようすけ(Y=ギター)、それに秋田慎治(ピアノ、ローズ・キーボード)、大槻カルタ英宣(おおつき・ひでのぶ=ドラムス)の5人組。活動は今年限定の、超強力ジャズ、ファンク・ユニット、その名もフロント3人の名前からとってTKYだ。それぞれがソロ名義のアルバムをだし、さらにライヴ・シーンでも超売れっ子の2人を加えた言わばスーパー・ミュージシャンたちの集合体。 ファンも多数いるミュージシャンとしては名うての連中が集まっているユニットで、少し大げさに言えば、スーパー・ミュージシャンたちが集まったスーパー・グループ。その意味で「日本のウェザー・リポート」だ。(ちょっと誉めすぎ? (笑)) 前回のライヴ(2月=モーション・ブルー、4月=スイートベイジル)を見損ねていたので、昨年9月のライヴを見て以来になるが、なんとユニットとして固まったことか。ものすごくタイトになっていた。ドラムス、ベース、ギター、トランペット、キーボードが一体となり、音楽的ヴェクトルが一方向に集中している。20本近くのライヴをやって、研ぎ澄まされているのだろう。単なるセッション・ミュージシャンの集いというレヴェルをはるかに超えている。音楽意識、イメージの共有が出来上がっている。 このライヴを見ていて、ニューヨークのボトムラインとか、ブルーノートとか、そういったライヴハウスに彼らを持っていきたいと思った。これは受ける。 ヴァリエーションのあるサウンドの中で、もっとも黒さ、グルーヴを演出するのは、なんといってもベースのジーノこと日野賢二。このファンク・ベースは日本一だ。そして、それに引きづられる形でドラムスが黒くなっていく。大槻のドラムスは、最近エイメリーの「ワン・シング」などでおなじみのプロデューサー、リッチ・ハリソン系のいかにも今風のドラム・サウンド。これはかっこいい。 時にロックあり、ラテンぽいものあり、アップ・テンポのファンク・ナンバーあり、バラード系ありと硬軟取り揃えている。ジーノと小沼が客席に下りて歌まで聴かせる「パープル・ヘイズ」。 今年限定とはもったいない。例えば、ビエンナーレっぽく、2年に一度、半年くらい集まってアルバムを作り、ライヴを10本くらいやるっていうのはどうなんでしょう。トリエンナーレ(3年に一度)でも。4年に一度は少ないな。あるいは、毎年桜が咲く季節だけ一月だけやるとか。桜前線とともに、ツアーをやるとかね。 これだけ強力なバンドのパフォーマンスは、なかなかない。ぜひライヴ・アルバムの録音をお願いしたい。とは言うものの、ライヴ・アルバムよりも、実際のライヴのほうがもっともっと素晴らしいが。たまたまスピーカーの前で見ていたので、そのすさまじい低音が身体を直撃してきた。爆音の洪水は歓喜の調べになる。次回のライヴが待ちきれない。 まだアルバムをレコーディングしていなかった昨年のライヴから約8ヶ月。形が見えなかったバンド・サウンドの輪郭がくっきりと浮かび上がっている。あまりに鮮烈に、確固たるスタイルを持って。 +++++ TKY2004年9月のライヴ評 2004/09/22 (Wed) TKY Live At Sweet Basil: Fire On The Scene http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040922.html TKYのCD TKY 『TKY』(ソニーSICP10013) TKYのオフィシャル・ホームページhttp://www.sonymusic.co.jp/Music/Jazz/Artist/TKY/ +++++ Setlist show started 19:05 1. TKY2. Snarl3. Reminiscence4. As Allure5. … Continue reading

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Prediction For Songs Order On “A Time To Love”

【新作アルバムの曲順を大胆予想】 曲順。 ハッピー・バースデイ、スティーヴィー・ワンダー。今日5月13日はスティーヴィー・ワンダーの55回目の誕生日。アルバムは、出るのか出ないのか。本当に気が気でない今日この頃ですが。 たしかに18曲入りだと1曲平均4分でも72分。最近のCDはぎりぎり79分くらい入るとはいえ、相当なヴォリュームになりますね。今日は切り口を変えて、曲順大胆予想なんてどうでしょう。(かなり無理な企画ですが) とりあえず、予想の元になるのは、昨日付けの候補曲リスト。聴いてないのに、予想はできるか。(笑)  まず1曲目は、「ソー・ホワット・ザ・ファス」でしょう。最初のシングルだし、ミディアム調だし、トップには、まあまあってところでしょうか。アルバム『キャラクター』の時の「ユー・ウィル・ノウ」的なニュアンスです。 次にアルバム・タイトル曲「タイム・トゥ・ラヴ」は、一番最後の16曲目かな。2曲のボーナスはこの後にくるということにして。「カンヴァセーション・ピース」も一番最後でした。 2曲目は、次のシングル視されている「フロム・ザ・ボトム・オブ・マイ・ハート」。 アルバムを仮にA面B面と考えると9曲目がB面のトップになります。アルバムのハーフウェイ。やはり、ここはアルバムの個人的思い入れ曲が来るのでは。となると、娘とのデュエット「ハウ・ウィル・アイ・ノウ」か、シリータへのトリビュート「シェルター・・・」のどちらか。「イズント・シー・ラヴリー」は2枚組み3面の1曲目でした。半分のトップという位置付け。アイシャとのデュエットが9曲目に来れば、子供つながりで子供の誕生に捧げる「プリーズ・ドント・ハート・マイ・ベイビー」が続く。もし、シリータが9曲目に来れば、ルーサー・トリビュートとセットで9-10になるのでは。また、シリータとのからみでいけば、「アイ・キャント・リヴ・ウィズアウト・ユア・ラヴ」はやはりセットか。下記でいえば、13-14-15が流れとしてワンセット。 アリシアとの曲を聴いたことがないので、どこに来るか皆目わからないのですが、4-5-6-7の流れはミディアム~スロー(レイトリー風)~スロー(それより少しテンポはあるしっとり風)~ミディアム(軽い感じ)という感じにしてみました。8はきっとのりのりの曲でしょう。 8から「ハウ・ウィル・アイ・ノウ」の流れはいい感じになるはず。 一方、11、12はまったく見当つきません。他にいれるところがないので、ここにしてみました。ボーナス候補と入れ替えになるかもしれません。 “A Time To Love” Songs Order Speculated By Yoshioka Masaharu(+)は、アルバム収録が有力視されている楽曲 1. So,What The Fuss(+)(Guitar by Prince)(日本で演奏)2. From The Bottom of My Heart(+)3. If Your Love Cannot Be Moved … Continue reading

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Stevie Wonder Update: Baby Coming Soon, How About Album?

【スティーヴィー最新情報】 18曲入り。 お待たせしました。4月18日付け日記以来のスティーヴィー・ワンダー情報、アップデイト。 アルバム『タイム・トゥ・ラヴ』からの最初のシングル「ソー・ホワット・ザ・ファス」のヴィデオが、日本のレコード会社ユニバーサルのホームページで、12日(木曜)正午から見られることになる。 http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/stevie_wonder/  すでに海外のサイトなどでは見られるが、日本での公式サイトでの解禁は12日から。 アルバム発売について、スティーヴィー・ワンダーは、去る5月9日、ロス・アンジェルスで記者会見を行い、ここで、全米での発売を6月14日と発表した。この席上で明らかになった点は次の通り。 1) アルバム『『タイム・トゥ・ラヴ』は全米で6月14日発売の予定。日本盤はアメリカがこの発売日にリリースされるのであれば、それより若干早くリリースしたい意向。 2) 収録曲数は、アメリカ盤は16曲、海外盤には2曲のボーナス・トラックを含む。収録曲数18曲は、彼の最大のアルバム『キー・オブ・ライフ』の収録曲数21曲に3曲足りないだけで、同アルバムに次ぐ収録曲数の多い作品になる。 3) 「ソー・ホワット・ザ・ファス」のヴィデオには、目の不自由な人のために映像を解説するナレーションが収録されている。このナレーションは、ラッパーのバスタ・ライムスが担当している。第2弾シングルは何になるかアメリカでは未定だが、そのシングルのヴィデオも映像解説ナレーションが入る。 4) これまでに収録が見込まれる作品群のほかに新たに、病床に伏しているルーサー・ヴァンドロスへ捧げた「マイ・ラヴ・イズ・オン・ファイアー」が収録されることを明らかにした。なお、ルーサー所属のジェイ・レコード社長クライヴ・デイヴィスがルーサー・トリビュートのアルバムを様々なアーティストを集めて企画中だという。そして、この「マイ・ラヴ・・・」はそのアルバムにも収録される。 5) この夏にスティーヴィーのライヴ・コンサートがニューヨークで行われるのではないかという噂について、スティーヴィー自身は、「すべてアルバムがリリースされ、子供が生まれてからのこと」と述べた。この子供は当初は5月2日前後に誕生の予定だったが、現在は5月13日前後に誕生が見込まれている。13日に生まれるとスティーヴィー本人の誕生日と同じになる。明日13日は、スティーヴィーの55回目の誕生日。 収録が見込まれる曲、候補曲、5月12日付け。(+)は収録がかなり有力視される作品。 1. So,What The Fuss(+)(Guitar by Prince)(日本で演奏)2. How Will I Know(+)(Duet With Aisha Wonder)3. True Love(+)(日本で演奏)4. If Your Love Cannot Be Moved (Alicia Keys)(+)5. Moon Blue (+)(日本で演奏)6. I … Continue reading

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Booklet For Martin’s Tour

【鈴木雅之ツアー・パンフは、キャリアの集大成】 集大成。 このゴールデン・ウィークから、僕は来る6月8日から始まるマーチン(鈴木雅之)さんのツアー・パンフの原稿書きに明け暮れている。すでに彼自身があちこちで語っているように、今年は鈴木雅之、シャネルズ・デビュー25周年で「ニコニコ・プロジェクト」としてさまざまな企画を打ち出していて、ツアーも、いつになく凝りに凝った豪華版になる。 そして、その25周年記念パンフレットということで、かなりの内容のものが作られることになったのだ。大きな柱としては、マーチンのこれまでの歩みの資料的なものを大々的に集めるというもの。そのために、年表を作っているのだが、これが大変。鈴木雅之の歴史を集大成しようという試みだ。 僕も、それこそスティーヴィーの年表、ジェームス・ブラウンの年表、レイ・チャールズの年表など、さまざまなアーティストの年表を作ってきて、「年表男」(笑)などと呼ばれたりすることもあるが、今度のマーチンさんのはいつになく大変な仕事になった。 特にシャネルズ結成当初の頃(75年)からラッツ時代までが、資料が散在していて集めるのが難しい。これは正式にマーチンのファンクラブ、ラヴァーズで募集をかけるが、どなたか「シャネルズ時代のファンクラブの会報」「ラッツ&スターのファンクラブの会報」をお持ちの方がいらっしゃったら、コピーを取らせていただけないだろうか。事務所にも残るには残っているのだが、かなり穴があいている状態だ。91年以降のラヴァーズになってからは、すべて揃っている。 とは言うものの、マーチン自身が「自分コレクター」で、かなりの自分関係のものを持っていて、それを丹念に組み合わせていくと、いろいろなことがわかってくる。それはジグゾー・パズルを組み合わせていくようなものだ。僕もどちらかというと、調べて書く、ということが好きで、そういう細かい作業が苦にはならないのだが、、微妙に不明のところが別の資料からわかったりすると、かなり嬉しくなるものだ。 また、この年表以外で、大きな読み物が2本ある。ひとつは、シャネルズの核とも言うべき桑野さん、佐藤さんとマーチンのトライアングル対談、もうひとつは、あの日本ポップス史の歴史の生き証人、大瀧詠一さんとマーチンのビッグ対談である。特に大瀧さんとの対談は7時間以上におよぶものになり、とても全部は収録しきれない。 大瀧さんの話は、とにかく脱線する。しかし、その脱線がいちいち面白い物だから、僕もマーチンさんも「ふむふむ、それで?」と聞き入ってしまう。ので、なかなか話が進まない。2時間録音できるカセットを3本用意していたが(それでも2時間くらいで終るのではないかと想定していた)、足りなくなって、急遽コンビニでカセットテープを買い足したほどだ。 その中で、マーチンさんがいかに大瀧さんに対して熱い思いを持っていたか、そして、二人の絆が徐々に強まっていくか、どのように物語が展開していくのか、それが明らかにされ実に劇的であった。 このあたりのこぼれ話は、またおいおいこの日記でも紹介できるかもしれない。 パンフレットは6月8日のコンサート初日には会場に並ぶ予定である。マーチン・ファン、シャネルズ、ラッツ・ファン、そして、大瀧詠一ファンは要チェックだ。 ENT>MUSIC>ESSAY

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Circle Of Conversation: Between KC & Osshy

【循環会話】 ループ。 ジョン・レジェンドのライヴを見るために渋谷デュオに入ろうとすると後ろから、なんとあのプロデューサー松尾潔氏が。「久しぶり・・・」といいつつ、一緒にレジェンドを鑑賞することに。入るなり音がでてきたので、もう開始かと思ったら、オープニング・アクト。中はものすごい人、身動きするのも、飲み物を取りにいくのも一苦労で、とりあえず、場所を確保することになった。 「吉岡さん、今日来るって(日記に)書いてたから来ましたよ」と松尾氏。いやいやいや、さすがです。そのトークが、あらゆるアーティストの心をわしづかみか。前々から一度松尾さんのウェッブページをご紹介しようと思っていて、なかなかタイミングがなかったのですが、ここで一挙にご紹介しましょう。 彼の公式のホームページができています。フラッシュなども使いかなりおしゃれな感じ。友人のウェッブデザイナーが作っているそうですが、彼のコラムは自分ではアップしていなくて、やはりメールを送ってアップしてもらうそうです。 アドレスは次の通り。http://www.nevertoomuch.jp/ 松尾氏の現在のプロデュース作品、これまでの作品などのリストが徐々にできあがっていくという。彼のコラムは、週一の予定ですが、多忙の時は微妙に遅れます。(笑) レイ・チャールズの本の紹介をしてくれた時に案内をもらって、この日記でも紹介しようと思っていつつ、なんとなくできてませんでした。すいません。 この前は、NHKで見た阿川さんの「流行言葉を使った文章はすぐ死ぬ」(2005年4月27日付け日記)http://blog.soulsearchin.com/archives/cat_essaywriting.htmlに同感だというメールをいただきました。 立ち話ではいろいろ出たんですが、7月の『エッセンス・ミュージック・フェスティヴァル』について。松尾さんはこれまでに7回くらい行ってるそうで。今年は7月1日から3日まで、ニューオーリンズのドームで7~8万人を集めて行われます。ブラックの雑誌「エッセンス」が主宰して毎年やっているもので、これねえ、一度は行きたいですねえ。 ただいい席のチケットなどは、やはり半年位前から売り出されているので、なかなか入手は難しいのでは、とのこと。 そんな雑談をしているうちに、オッシー登場。「おおおっ、松尾さ~~ん。全然連絡とれないんですよ~~」と相変わらずの調子。「またまた、そんな~~。いつでも連絡取れますよ」と松尾氏。この会話のやりとり、前にも聞いたことがあるぞ。これぞ、会話のループだ。別名・循環会話とも言う。ま、そういうのって、最近、よくあります。年のせいなんでしょうか、それとも、みんな忙しすぎるんでしょうか。 ESSAY>

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John Legend: New Preacher Of Soul Focused On Passage Of Soul

【ジョン・レジェンド・ライヴ、ソウルの伝道師が光をあてる道】 伝道師。 会場は超満員で熱気むんむん。前日の開放感とは180度違った密室感のある空間でのライヴ。野音は3000人超、ここデュオは300人弱。収容人数が圧倒的に違うこともあるが、ジョン・レジェンドのようなアーティストはこれくらいのライヴハウスで見ると良さも格別だ。 前日より4曲、時間にして約25分ほど増えた勘定になる。 この日は、しっかりとスーツを着ておでまし。前日より気が入っているのか。(笑) また、キーボードがアコースティックのグランドピアノになっている。僕は個人的には、やはりジョンがアコースティック・ピアノで弾き語りしているところが好きだ。これを聴くと、アーティストとして底力のある人だなということがよくわかる。 下記セットリスト7の「ジョンズ・メドレー」は、自分がこれまで手がけた曲をピアノの弾き語りでほんの数フレーズだけ歌うというもの。順にジェイZ、カニエ・ウェスト、ディレイテッド・ピープル、アリシアの作品。(この数フレーズの作品については、ソウル・ブレンズ・チームの多大なる協力を得て判明しました。多謝) きっと、これはその日の気分でいくらでも自由に曲が変わるのだろう。 また「サン・カムズ・アップ」は、ジョンのインディ時代のライヴ・アルバムに収録されている作品。 驚いたのはアンコール1曲目の「ヴィジョンズ」。最初、ピアノの弾き語りっぽく始まってスティーヴィーっぽいなあ、なんて思っていたら、なんとスティーヴィー・ワンダーの作品だ。スティーヴィーの傑作『インナーヴィジョンズ』収録の1曲である。スティーヴィーは生ギターで歌ったが、ジョンはキーボードをバックに歌う。自作曲でさえ、大々的にアレンジしてしまうジョン。彼のアレンジ力はずばぬけている。こうした作品は特に彼にぴったりだ。なによりも、声が素晴らしく、その声からして説得力を持つ。 ところで、DJオッシー曰く「あのDJは、いらないな。あてぶりだし」 僕曰く「あのベース奏者はだめだな。マーカス・ミラーに代えてくれ」 DJナミ曰く「私は、(ジョンを)見られるだけで幸せです」  ちなみに、この日も音が悪かった。ベースの音がよくないので、おそらく、ミキサーとベース奏者の両方が悪いのだろう。前座のほうが音がくっきりしていたくらいだ。ベースとミキサーは他の人を探したほうがいい。 それにしても、何度聴いても「オーディナリー・ピープル」のアコースティック・ヴァージョンはいい。サム・クック、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイ、そして、スティーヴィー・ワンダーといった先達の記した道筋を、このジョン・レジェンドという男はしっかりと地に足をつけて、寄り道をせずに歩んでいる。その点で、ニュースクールのソウルの伝道師といえるかもしれない。彼自身がその道筋に光を当てて、輝かしい物にしている。 John Legend Setlist〔(*) indicate the songs he didn’t play previous day.〕 show started 18.55 01. Prelude02. Let’s Get Lifted03. Alright04. She Don’t Have To Know05. Number One06. Let’s Do … Continue reading

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After The Rain: Ai & John Legend Sing

【ジョン・レジェンド、アイ・ライヴ】 野外。 朝まで雨。午後から晴れるという天気予報だったが、果たして、夕方までには雨はあがった。日比谷の野外音楽堂での「アーバン・グルーヴ」というイヴェント。客入りは半分くらいか。出演アーティストは、順にノーバディーノウズ(Nobodyknows)、ピート・ロック、デフジャムのアイ(Ai)、そして、ジョン・レジェンドの4組だ。きっと、長く外にいたら寒いと思い、そこそこ暖かくしていったが、やはり正解だった。 アイは、今回はアコースティック・セット。パーカッション、キーボード、ギター、そしてヴァイオリンの4人にアイが歌う。8曲のセット、約52分。最後にやった曲で、今回初めて人前で披露するというゴスペル調の曲「アナザー・デイ」というのが、かなりよかった。これには、なんと11人の黒人シンガーをバックに従えて、アイが歌う。完全にゴスペルだ。これはインパクトがある。すでにシングルとしてリリースされた2曲と7月にリリース予定の新作アルバムに収録される2曲の計4曲を披露した。 そして、セット・チェンジを経て、ジョン・レジェンド。バンドメンバーに呼ばれてでてきたレジェンドは、ジーパンにシャツというかなりラフな服装。普通の人だった。 ドラムス、ギター、ベース、キーボード、DJ、そしてコーラスが二人、これにジョン・レジェンド本人がキーボードを弾きながら歌う。レジェンドが登場してしばらく、相当音響が悪かった。特にベースの音とおそらくドラムスのバスドラの音がわんわんこもってしまい、かなり厳しい。途中、レジェンドのソロ部分などはまったく問題なかったので、ミキサーの問題だろう。それと、ドラムスはかなりいい。音がこもっていたせいか、ベースがどうも今ひとつに聞こえた。 そんなサウンドの悪さも、レジェンドの声の前にはひれ伏しそうだ。特にキーボード1本で弾き語る「オーディナリー・ピープル」はなかなかのもの。彼の歌声に時折、サム・クック的なものを感じてしまうが、そんな雰囲気がこの曲では醸し出されていた。後半ベースとドラムスが入ってきたが、最後までキーボード1本のほうがよかったように思う。やはり彼はしっかり歌を聴かせる作品が抜群にいい。ストーリーテラーとしての魅力が大きいのだろう。 「アイ・キャン・チェンジ」に続いてのヒット・シングル「ユースド・タ・ラヴ・ユー」のドラミングは最高にかっこいい。 アンコールなしの53分。あっけなく終ったが、まあ、フル・ショウは明日に期待しますか。昨日は野外だが、今日はもっと狭い室内に舞台は移る。 +++++ 下記セットリストの「セルフィッシュ」はジョン・レジェンドのアルバム『ゲット・リフテッド』に入っていませんが、彼のオフィシャル・ホームページで聴くことができます。ここのpiano room というところへ。彼のピアノの弾き語りが聴けます。 http://www.johnlegend.com/index1.html ジョン・レジェンドに関する記事 2005/03/18 (Fri) John Legend: New Legend Of R&B http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050318.html +++++ Ai Setlist show started 19:04 01. Listen 2 Da Music02. E.O.03. Summer Breeze (new)04. My Friend05. … Continue reading

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Superfly On “Midnight Love”

【低予算から来るざらざら感のブラック・ムーヴィー】 続編。 昨日はマーチンさんの『ミッドナイト・ラヴ』の収録だった。毎月第三土曜日にFM横浜(84.7mhz)で深夜1時半から3時半まで放送されている番組だ。昨年4月からスタートしてこの5月21日放送分で14回目。 冒頭の特集のところでは、鈴木雅之・最新作『エボニー&アイヴォリー』と、これまでの四半世紀の音源の中から秘蔵物をご紹介。元町のソウル売り、魔黒ブラウンは、今回はアル・グリーンの新作。また、ソウル・ムーヴィーでは、このほどDVD化された『スーパーフライ』(1972年)とその続編『リターン・オブ・ザ・スーパーフライ』(1990年)をまとめて紹介する。 そこで、この『スーパーフライ』2本をを久々にビデオで借りて見た。とはいうものの、『リターン・・・』のほうは、見始めても見覚えがなかったので、おそらく初めて見たのだろう。 72年の『スーパーフライ』では、麻薬密売人の主人公プリーストが、生涯最後の大取引を成功させて大金を手にし、引退するところまでを描いたが、続編ではそのプリーストは、10年以上パリでかたぎの商売をしている。ところが、昔の密売人の相棒エディーが殺されてしまい、その葬式に出るためにニューヨークに戻るところから始まる。ニューヨークの空港に着いたプリーストは別室に呼び出され、麻薬密売団を壊滅させるために協力しろと脅される。 2本を続けてみると、ほんとに最初のはチープな感じの、あまり予算がかかっていない映画だなあ、ということがわかる。しかし、続編はさすがに予算があって、リッチなつくりだ。映画というのは、予算のあるなしが、画面にすぐでてしまうからおもしろい。ただ、予算が少ないからつまらない映画などということは必ずしも言えない。膨大な予算をつぎこんでも、つまらない映画はつまらないし、低予算ものでもおもしろいものはおもしろい。『スーパーフライ』は出演者、スタッフなどほとんどノー・ギャラでやっていたらしい。ブラック・ムーヴィーが脚光を浴びるのは、この『スーパーフライ』と『シャフト』が当たってからだから、しょうがないといえばしょうがない。 前作の音楽的ハイライトは、なんといってもカーティス・メイフィールドだが、続編でも彼の音楽が流れる。この頃の映画のリアル感というのかな、なんかざらざらした感触は、今となるととてもたまらなくいい。それは低予算のためかもしれないし、フィルムの質感ということもあるのだろう。1990年の『リターン・・・』には、そうしたざらざら感はない。シャビーな70年代のブラック・ムーヴィーを可能な限り制覇してみたい。 ENT>MOVIE>SuperflyENT>RADIO>PROGRAMME>Midnight Love

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The Soul Of Hamburger: 7025 Franklin Avenue

【「魂のバーガー」~フランクリン・アヴェニューのハンバーガー】 魂。 「世界でベスト5に入るミュージシャンでさえも、最後まで自分が満足できる演奏を求め続けるでしょう。(料理人も)それと同じですよ」 島津山フランクリン・アヴェニューのオウナー兼シェフの松本幸三さんはそう言う。 思わず料理人とミュージシャンを並列で語られて納得した。 リアルなハンバーガーを提供して今ではすっかり人気となったフランクリンだが、お店がオープンしたのは1990年9月25日のこと。はや15年だ。僕はたまたま家が近所ということで、開店当初からおじゃましているが、最初の頃はいついってもお客さんはまばらだった。今のように入るのに並んでいるなどというのはとても考えられなかった。開店から3年間はずっと赤字だったという。それも納得。なにしろ、普通の住宅街の一軒家でやっているため、そこを通る人など地元の人以外ほとんどいない。徐々にメディアに登場して、少しずつあちこちから人が集まり始めるようになった。おいしいバーガーだから最終的には客が集まるのも納得。 しかし、そのハンバーガーに賭ける意気込みはすごい。例えば、この店でもっとも人気のあるバーガーのひとつ、マッシュルーム・バーガーのマッシュルームも福島で生産されているものをわざわざ取り寄せている。4-5個でスーパーで3-400円くらいするものを10個くらい使っているというから、異様な原価率になる。生のマッシュルームをひとつ試しに食べさせてもらったが、これが実においしい。「これは、2日に一度そこから入荷します」という。「レストランは、個別の利益率とか考えたらだめです。これ単体だったら、うちもだめですが、みなさん、飲み物とかとってもらえるでしょう。だから、年間通してみれば何とかなるんです」 お客側からすれば超納得。 様々な種類のバーガーの中でもこのマッシュルーム・バーガーは自分で90点をつけてもいい作品だという。僕はこのマッシュルームもいいが、アヴォガド・バーガーとかテリヤキ・バーガーなども食べる。アヴォガドあたりは、幸三さんの採点だと「まあ、55点くらいかなあ(笑)」。「つまり、例えば、カリフォルニア産の取り立てのアヴォガドを使ったら、もっとおいしくなりますよ」というのだ。仮にカリフォルニア産のアヴォガドを一日おきでも飛行機で取り寄せていたら、一体コストはどうなることやら。でも、それも食べてみたい。かりにそれが1500円になっても納得だ。 彼にとって素晴らしい食材探しは、永遠のテーマだ。試して何かよいものを見つけたら、それでいく。そうして、現在は50以上のところから食材を仕入れる。「自分で作ってて、時に『これだ! うまい!』って思うことがあります」 そうやって日々、味を切磋琢磨している。よって、このお店のバーガーは開店15年を経ても味が落ちない。納得。 今この店に「修行」に来ている人物がいる、という。3年前に大阪でたまたまこのフランクリンの記事を雑誌で見て、修行させてください、とやってきた若者だ。だが幸三さんは、「修行には10年かかる」といい、結局、「少なくとも5年やれ」ということで、5年間の修行中だ。「いやあ、2-3年でね、ハンバーガーだけなら作れるようになるんですよ。でも、それだけでは足りない。もし今彼が店を出したら、必ずつぶれる。我々はもし修行させるのだったら、その修行した者が店を出すだけでなく、出して成功しなければならない。店を一軒出すとなったら、最低2-3000万円の資金がかかる。借金してやって、もし失敗したら、一生かかっても返せませんよ。だから、そこまでの責任があるんですよ」 おっしゃる通り。納得。 「つまり、ハンバーガーをただ作るのではなく、その物事の本質、哲学、魂といったものを学ばないと結局はだめなんです。うちは秘密とか秘伝とかそういうものは何もありません。(修行に来た人には)すべて教えます。秘伝とかあっちゃいけないんです。レストランというのは、おいしいものをおいしく、楽しく食べて、新しい生きる活力みたいなものが生まれればいいんです。そこに秘密は必要ない。だから、僕がレシピを教えるときも、ちゃんと相手にメモをとらせます。でもね、同じレシピで同じ材料で作っても、同じ味がでるかというと、それはまた別です。例えば、ドラムもそうでしょ。同じドラムという楽器を叩いても、名人が叩くのと、素人が叩くのではでてくる音が違う。それと同じですよ。例えば、「研修」に一月ほど来る人たちには、ただ見てろ、って言うんです。一月じゃ何も教えられないし、逆に見て、(バーガーが焼ける)音を聴いたりして、勉強していったほうが、まだ手っ取り早いんですよ」 魂のバーガーに納得。 幸三さん、話は変わるが、3月に放映されたテレビ番組『魂のワンスプーン』にでて見事勝利を収めた。それをその放映前にうかがった時に、「ちょっととにかく食べてみてくださいよ」と言われて食す機会があった。とろけた。 この店のメニューは90年のオープンから値段が変わっていないという。しかし、食材に関しては常にいいものがあれば変えている。「そりゃあ、絶対ね、100パーセントというのはあり得ない・・・」 そして、冒頭の発言へ。 5月から6月にかけて、あふれる緑から放出されるマイナスイオンたっぷりのテラス席は、絶好の季節である。僕もこの季節は必ずテラス席にて魂のバーガーを食す。 +++++ フランクリン・アヴェニューには公式のホームページはありません。ただネットで検索するといろいろと出てきます。 例えば東京レストラン・ガイドには100近くのレヴューが載っています。http://www.asku.com/cgi-bin/jrg/osform/JRGRead?osform_template=Restaurant.oft&adbid=0&anewdbid=0&pRestId=4167 【フランクリン・アヴェニュー】正式には「7025 フランクリン アヴェニュー」7025 Franklin Ave.東京都品川区東五反田3-15-18電話 03-3441-5028営業時間 11時から21時 (日曜は19時半まで)(途中休みなし)定休日 なしハンバーガー 950円~予算 1人2-3000円予約不可、カード使用不可 DINING>RESTAURANTS>ESSAY>7025 Franklin Avenue

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Prince Talk Event Will Be Held In June 22nd

【プリンス・トーク・イヴェント6月22日に】 イヴェント。 プリンスのトーク・イヴェントが来る6月22日(水)に新宿のロフトのイヴェント・スペース、ネイキッド・ロフトで行われる。プリンスの熱心なファンが主催するもので、プリンスの秘蔵映像などをふんだんにご紹介する。僕も後半、少しおじゃまして何かしゃべります。 ****** Talk about PRINCE vol.1 ~birthday&Grammy awards celebration~ 殿堂入りを果たし来日公演が切望される殿下ことプリンス。デビュー当時のテレビ初ライブ映像から、80年代全盛期、90年代、そして2005年最新ライブ映像まで一挙大公開!!ビギナーの殿下ファンはもちろん、ミネアポリスにまで行ってしまうfamsまで必見映像多数上映。お祝いをall famsで!!時代は、今もプリンス。 host:テリー植田(the digital garden) TUNA(the digital garden)guest:吉岡正晴(writer/soul searchin’) 日時 2005年6月22日(水)open 18:00 start 19:00 close 22:30料金  1000円(当日券のみ)場所 naked LOFT http://www.loft-prj.co.jp/naked/東京都新宿区百人町1-5-1百人町ビル1階(西武新宿駅北口1分/JR新宿東口10分)TEL 03-3205-1556 the digital garden webhttp://thedigitalgarden.gooside.com/吉岡正晴webhttp://www.soulsearchin.com/テリー植田webhttp://terryueda.jugem.jp/ +++++ ENT>MUSIC>EVENT>PrinceEVENT&ANNOUNCEMENTS>Prince

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The Last Chapter Of Life: Jimmy Scott Live

【人生の最終章で歌い続けるジミー・スコット】 最終章。 結論から言えば、この日、ここにジミー・スコットのライヴを見に来れてものすごくよかった。この瞬間に立ち会えてよかった、という気持ちである。ジミー・スコットは、数年前、中野サンプラザで見た。その時と比べて、なんと弱々しくなったことか。ひじょうに複雑な気持ちが芽生えた。 ドラムス、ピアノ、ベース、サックス&フルート(同じ人)の4人編成にジミーが歌う。 現在79歳、今年80歳になるジミー翁は、すでに車椅子に乗ってステージ横まで移動、そこから杖が必要と思われるほどふらふらしながらステージ中央に進んだ。しばし、立ったまま歌っていたが、すぐに椅子に座る。しかし、歌声は枯れ、メロディーの音階もおぼつかない。歌っているというよりは、かろうじて、単語を発音しているといったほうがいい。こんなぎりぎりまで、彼は歌うのか、なぜ? まずそこに僕は痛々しさを感じた。もう充分歌った、ハッピーに引退してもいいのではないか。そんな風に思ってしまったのである。 彼のCDは、どれもすばらしい。しかし、彼のキャリアは不遇の連続だった。彼にスポットライトが当たるのは晩年になってからのこと。おそらく、今以上に声がでて歌声が素晴らしかった頃には、観客もまばらだっただろう。しかし、彼の声も枯れきっている今、会場は満員になり、多くの人がスタンディング・オヴェーションを送る。なんという皮肉だろうか。 それは、その瞬間のパフォーマンスへの拍手ではなく、彼の79年間の紆余曲折の人生すべてに対して送られているような気がしてならない。これまで、拍手をもらうべき時にはもらえず、しかし、その分を取り返すかのように、今万雷の拍手をもらう。 4曲歌って、1曲休み、あと最後の力を振り絞って2曲歌った。 なんともいえないが、途中から、彼のライヴ・パフォーマンスを見るのは、これが最期になるのではないかという気持ちになってきた。あの声の弱々しさ、あの体力のぎりぎりのところ。レイ・チャールズを2000年に見た時(死去4年前)でさえ、そこまでは感じなかった。あと、ジミー・スコットは何回ステージに立つのだろうか。 しかし、人生は最終的にはほぼプラス・マイナス・ゼロである。人生の初期にマイナス分があれば、後期にプラスが訪れる。ジミーの人生の後期は間違いなくプラスだ。 ライフ・オン・ザ・ロード、ライフ・オン・ザ・ステージ・・・。一旅芸人シンガー。ステージの上で旅立つことを目論んでいるのだろうか。 間違いなく、人生の最終章を歩んでいる彼の、貴重なライヴを共有できた、その点だけで、来た甲斐があった。また来年、来日するなら、足を運ぼう。 ブルーノート・ウェッブhttp://www.bluenote.co.jp/art/20050502.html Setlist 2nd set Show started 21:12 1. (Inst)(Band)2. All Of Me3. But Beautiful4. I Got It Bad & That Ain’t Good5. Pennies From Heaven6. (Inst)(Band)(Octopus?)7. Sometimes I … Continue reading

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Soul Blends 4th Anniversary Event At Club Xross

【『ソウル・ブレンズ』イヴェント開催】 イヴェント。 インターFM日曜午後の定番『ソウル・ブレンズ』(76.1mhz=毎週日曜午後2時から5時まで)の4周年を記念したクラヴ・イヴェントが、来る5月26日(木曜)西麻布のクラブ・クロスで開催される。『ソウル・ブレンズ』の出演者、スタッフ総出のほか、スペシャル・ゲストでダンスマンのライヴ・パフォーマンスも行われる。 お時間のある方、ぜひどうぞ。 +++++ Inter FM “Soul Blends” 4th Anniversary Event At Club Xross Inter FM “SOUL BLENDS”主催 クラブイヴェント第1弾! ■日時: 2005年5月26日(木) 19時OPEN~MIDNIGHT ■料金: 男性¥3000/2ドリンク   女性¥2000/2ドリンク ■スペシャルライヴ: ダンス☆マン ■DJ’s  DJ OSSHY、DJ NAMI、DJ YAMAKI and more GUEST DJs ■スペシャルゲスト  DJ MARVIN DANGERFIELD、DJ CHISATO、 吉岡正晴(SOUL SEARCHIN’) and more BIG SURPRISE GUEST!!! ■info CLUB Xross 東京都港区西麻布3-13-3 ネクストフォルム西麻布1F、B1  http://www.club-xross.com/  TEL.03-5413-8600 ENT>MUSIC>EVENT>Soul … Continue reading

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East Meets West At East: Kin Agun Plays China Yang Quin

【揚琴(ようきん)・悠久の調べ~金亜軍さん】 悠久。 「今日は後でゲストがあります。中国の楽器、揚琴(ようきん)をプレイする金(きん)さんという方をご紹介します」 深町さんが、途中でそう言った。ピアノの深町純・月例会も数えること第52回。毎回ではないが、時々、様々なゲストが登場し、普段お目にかかれないようなアーティストに遭遇するチャンスがあって興味深い。 セカンドセットが始まる前、その金さんが揚琴という楽器をピアノの前にセットしていた。けっこう大きい。ちょっと持ち運びは気軽にはできない。横1メートル、縦50センチ、高さ1メートル弱くらいの箱に何十本(実際は150本以上)ものスチール製の弦が張られている。そして、それをバチというかスティックのようなもので、軽く叩いて音を出す。そのバチは、竹でできているそうで、ちょっと振るだけで、うまくしなる。ジャンルで言うと、打弦楽器(だげん・がっき)というそうだ。つまり、弦を叩いて音を出す楽器。 金さん(男性)は「私は、深町さんのピアノに恋してます」と告白し、少し楽器の説明をしてから、演奏を始めた。彼が叩いた瞬間、その音色に恋した。(笑) いやあ、これはいい音だ。虜になった。なんとも文字にしにくい美しい調べである。一番近いのは琴だろうか。あるいは、チェンバロあたりか。演奏方法は鉄琴・木琴を叩くようにして行うので、不思議な感じ。低音の部分の響きはギターのような、ベースのような、時に三味線のような音にも聴こえる。 1曲ソロの曲を演奏し、次に深町ピアノとデュエットを聴かせた。これは、タイトルは「薔薇の花のみっつの願い」。深町さんが、曲について説明してもらいましょう、というと、金さん、いきなり北京語でしゃべり始めた。ひとしきり終えると、拍手がきて、日本語での解説が。 「薔薇には、みっつの願いがあります、という曲です。ひとつは、時々、この美しい薔薇を見に来てください。ふたつ、これを摘まないでください。みっつ、これを忘れないでください」 ほ~~。見に来て、摘まないで、忘れないで・・・。これがみっつの願いか。その解説を聞いただけで、期待に胸が膨らむ。 ピアノのイントロから始まったこの曲は、ゆったりとした「悠久(ゆうきゅう)」という言葉がぴったりの美しい曲だ。すばらしい。これは、黄自(ワン・ツゥー=聞き書きのため、ひょっとしたら違っているかもしれません)という近代中国音楽の作曲家の作品で、彼は40代で他界したが、様々な美しい作品を多数残した。1900年代の人だという。「薔薇の花のみっつの願い」は、まさにイースト・ミーツ・ウェストという感じだった。3曲目は「彩雲追月」(これも聞き書きなので、まちがってるかもしれません。確認するのを忘れました)という曲で、途中ちょっとテンポが早くなり、リズミックになった。 演奏が終った後、金さんに話を聞いた。それによると、この楽器は約400年前にヨーロッパから中国に伝わったが、今では中国ではかなりポピュラーな楽器になっている。弦の数は150以上で、音階はピアノが88だとすると50以上の音がでる。これに、チューニングによって半音の上下があるので、かなりの音の数がでる。いくつかの奏法があるが、基本的には叩けば音がでるので、簡単ですよ、とのこと。 ところが、弦のところには、何も印がないから、どこが「ド」の音かまったくわからない。「試しに、ドレミファソラシド~って叩いてもらえますか」 「それが一番難しいですが・・・(笑)」といいつつも、さらっとやってくれた。回りにいた人たちから「おおおおっ」の歓声。楽譜は、普通の五線譜のものでいいという。中国音楽の5音階以外の音がはいってもぜんぜんいいそうだ。 では、「さくらさくら」のさわりでもできますか、と言ったら、さらっとやってくれた。回りから拍手。これはしかし、いい音。 この楽器、ヤマハでそれほど高くなく売り出すそうだ。金さんは、この楽器の弾き方も教えるという。 彼に揚琴で「ジョージア・オン・マイ・マインド」を弾いてもらったら、どうなるのだろう。 +++++ 金亜軍さんのウェッブ(揚琴についての簡単な説明などもあります)http://www.youkin.com/~kin/ +++++ (2005年4月30日土曜・恵比寿アートカフェ=深町純・ライヴ第52回、金亜軍・ライヴ=飛び入り) ENT>MUSIC>LIVE>Fukamchi, Jun / Kin Agun

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Ota Ken Live At Motion Blue

【太田剣ライヴ】 5人組。 縁あって、人気サックス奏者、太田剣率いるグループ「ニュー・ファイヴ」のライヴを見た。モーションブルーでの2デイズ。この日と次の日ではメンバーが違う。今日は5人。スロー、アップテンポ、ファンキーな作品とヴァリエーションに富んだ音楽性を聴かせる。 入れ替えなし。観客は6:4で女性のほうが多い。さすがファン層が若い。 ピアノの海野(うんの)は、80年8月生まれということで、まだ24歳。その若さにちょっと驚いた。太田が司会で、僕より10歳年下で、と紹介したのでうおおと思った。 サックスとトランペット(山口友也)との2管によるかけあいなどもおもしろい。また、曲によっての各人のソロ・パートもなかなか聴き応えがある。ドラムスもかなりシュアな感じで気持ちいい。最近はやりのエイメリーの「ワン・シング」のような固い音に近いかなとも、ふと思った。 スティーヴィーの「クリーピン」などもいい感じ。セカンドセットのオープニングはいきなりスティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」で、徐々に盛り上げていった。 +++++ 「太田 剣 ニュー・ファイヴ」 メンバー 太田 剣(sax)、山口友也(tp)、海野雅威(うんの・ただたか)(p)、安東 昇(b)、小松伸之(ds) http://www.kenota.net/ (2005年4月28日木曜、横浜モーションブルー=太田剣ニューファイヴ・ライヴ) ENT>MUSIC>LIVE>Ota Ken New Five

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