■マーヴィン・ゲイ自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』4月17日発売

■【マーヴィン・ゲイ自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』4月17日発売】
予告。
マーヴィン・ゲイの自伝の翻訳はかなり大詰め。残り50ページ(本文・全340ページ)の第一訳を残しつつ、頭の1ページ目から見直し作業をして、カンパケにする作業へ。じっくり翻訳文を手直しするのだが、これが意外に時間がかかる。だいたいできていたと思っても、時間を空けると思わぬ解釈違いを発見したり、最初の訳だとかなり直訳調であまり読みやすい日本語ではなかったり、ということが多々発見される。そういうのを読みやすい日本語に直すのだが、手間隙かかる。
編集者から2009年4月17日発売予定でのスケジュールをもらい、これに沿ってがんばりましょう、と尻を叩かれた。ということで最終コーナーに入ったかに見える翻訳作業だが、最後の最後まで息は抜けない。
それにしても、マーヴィン・ゲイという人物は、なんでこんなに繊細で、もろくて、そしてプライドが高いのか。多重人格で、さまざまな顔を持ち、性と聖が同一人物の中に存在する。生まれたときから存在した父親との確執。父との確執によってマーヴィンのソウルは引き裂かれた。引き裂かれたソウルが生み出す過酷なソウルフル・ライフ。これが生涯続き、最後の予期せぬエンディングに。
本書が英語以外の言語で刊行されるのは、日本が初めて。世界初翻訳版だ。しかもマーヴィン本人と約5年弱にわたり密着取材を敢行して、さらに彼の家族など多数の関係者を取材したマーヴィンの本はこの世にこれしかない。彼の言葉が文字の中に生き、そしてメロディーとして飛び出してくるマーヴィン・ゲイ・バイオグラフィーの決定版。
そんなこんなで、次のような告知が出た。
http://diskunion.net/black/ct/detail/50B090217701
マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル / デイヴィッド・リッツ 著/吉岡正晴 訳
ブルースインターアクションズ / JPN / BOOK / 86020318 / 2009年04月17日 / 2,940円(税込)
2009年4月17日発売 デイヴィッド・リッツ著/吉岡正晴訳 四六版 350頁
世界初翻訳!
読めば映画化したくなる!音楽ファン待望の傑作バイオグラフィー!
モータウン50周年記念出版!激動のアメリカに、癒しを与えたNo.1ソウルシンガーの壮絶な人生。マーヴィンとの親交の厚い著者(「セクシュアル・ヒーリング」作詞)だから描けた真実の姿。ナット・キング・コールのようなバラード・シンガーになりたかったマーヴィンの失意とは?「ホワッツ・ゴーイング・オン」がどう生まれ、「レッツ・ゲット・イット・オン」がどうできたか?実父に射殺されるという衝撃的な死の真相とは?ソウルファンのみならず全音楽ファン必読の書。
BOOK>Gaye, Marvin

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