△ボビー・ジョニー・ラルフ・ライヴ

△【ボビー・ジョニー・ラルフ・ライヴ】
トリオ。
この日は会場超満員。観客の熱気がいつになくむんむんする。かつて、「ニュー・ジャック・スイング」で踊った人たちが、20年後の今も元気に踊る。この夜のビルボードは、経済不況なんて関係なし。1980年代に人気を集めたティーン・ポップ・グループ、ニュー・エディションの主要メンバー3人が手を組んで始めたツアー。ジョニー、ラルフは最近でも時々、来日しているが、日本でも「ボビオ」クンの愛称で人気となったボビーの来日ライヴは1993年以来15年ぶりということもあって、予約はあっという間にいっぱいになったという。ちなみにジョニー・ギルは2006年12月単独以来、またラルフは2003年8月のニュー・エディションのメンバーとしての来日以来。
大音量とともに、3人がステージに登場。イントロから、客席はほぼ総立ち。全員黒の衣装にボビーは白いハット、ラルフは黒いハットを被り登場。少し太めになったボビー、相変わらず細いラルフ、そして貫禄のジョニー。ショーは、ボビー、ラルフ、ジョニーのアップテンポのソロ・ヒットを次々と披露し、いきなり観客を興奮のるつぼに落とし込む。曲によっては、しっかり振り付けがついたものもある。ボビーがリードを歌うときは、ラルフとジョニーが、ラルフのときは、他2人がといった具合にリードとバックコーラスをつけミニ・ニュー・エディションの様相。
「エヴリ・リトル・ステップ」まで一気にノンストップで煽ったあと、高いスツールを出し3人が座ってしっとりとバラード系を次々披露。「僕たちはずっと日本を恋しがっていたよ。僕たちは一緒にやって25年…」 そんなMCをしている最中に前列ファンが昔の来日時のパンフレットをおもむろにメンバーに手渡す。「おおっ、way back… ずいぶん昔だ…(笑)」
セットリスト下記6曲目から11曲目までは、ゆったりとした「昔はよかったなあ」という雰囲気で、妙にいい。「あの頃はあばれてたけど、今は落ちついた」ような空気だ。
選曲は1日目2日目と若干入れ替わってるようで、1日目セカンドでは「マイ・マイ・マイ」(ジョニー)、「センシティヴィティー」(ラルフ)などもやったそうだ。こうやって聴いていると、ラルフが甘い声、ジョニーが野太い男っぽい声、そして、ボビーがその中間というか、3人それぞれに役所(やくどころ)が違うことがよくわかる。
ジョニーの「マイ・マイ・マイ」風「ゼー・ユー・ゴー」を終えると、ラルフが彼に向かって「ジョニー・ギル、ヨー! ワン&オンリー!」と叫んだ。いいシーンだ。
ボビーは、「ロニー」でセンターの客席テーブルに乗り、腕を振りながら熱唱。そして、アンコールの「マイ・プリロガティヴ」では3人で観客に赤いバラをプレゼントしてまわっていた。昔、武道館や横浜アリーナあたりで見たことを考えれば、これだけ近くで見られるわけだから、ファンとしては嬉しいところ。次回来日時は4-5日出来そうな気配だ。
■ 過去関連記事
2003/08/06 (Wed)
New Edition Live At AX
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030806.html
前回ニュー・エディション来日時ライヴ評
2003/08/07 (Thu)
Latest Edition of New Edition Live Report
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030807.html
December 21, 2006
Johnny Gill: 56 Minutes Of Erotic Soul
http://blog.soulsearchin.com/archives/001464.html
ジョニー・ギル前回ライヴ評
■ メンバー
ボビー・ブラウン/ジョニー・ギル/ラルフ・トレスヴァント
Bobby Brown/Johnny Gill/Ralph Tresvant
ボビー・ブラウン/Bobby Brown(Vocals)
ジョニー・ギル/Johnny Gill(Vocals)
ラルフ・トレヴァント/Ralph Tresvant(Vocals)
イーノック・ジョーンズ/Enoch Jones(Keyboards)
ブロック・ダミエン/Bullock Damien(Keyboards)
タッカー・デュウェイ/Tucker Dewey(Bass)
ウィリアム・ジャクソン/William Jackson(Drums)
■セットリスト
Setlist : Bobby Brown/Johnny Gill/Ralph Tresvant @ Billboard Live, December 16, 2008
show started 21:40
01. Intro
02. On Our Own (Bobby)
03. Stone Cold Gentleman (Ralph)
04. Fairweather Friend (Johnny)
05. Every Little Step (Bobby)
06. Can You Stand The Rain (slow medley #6~#11)
07. Helplessly In Love
08. With You All The Way
09. Girlfriend
10. Half Crazy
11. Jealous Girl
12. Mr. Telephone Man
13. Roni (Bobby)
14. There U Go (Johnny)
15. Do What I Gotta Do (Ralph)
16. Getaway (Bobby)
Enc. My Prerogative (Bobby)
show ended 22:52
(2008年12月16日火曜、ビルボード・ライヴ=ボビー・ブラウン/ジョニー・ギル/ラルフ・トレスヴァント・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Brown, Bobby / Gill, Johnny / Tresvant, Ralph
2008-204

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