【木下航志、時をめた瞬間】
フリーズ。
いま に『ソウル・サーチン・ザ・セッションVol.1~トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドス』への感想をもらう。感謝してもしきれない。ありがとうございます。こんなメールをSさんからいた いた。
それは、一部の最後を飾った木下航志くんのライヴ・パフォーマンスについて 。Sさんは、けっこう音楽好き。さまざまなジャンルを聴くが、やはりソウル、R&B系は一番のおきにいりのよう 。ルーサー・ヴァンドスもリアルタイ で聴いてきたので、『ザ・セッション』自体すべて気に入った、とのこと ったが、でも、航志くんのライヴには今回、特に感銘を受けた、という。
「彼が『スーパースター』をい始めた瞬間、凍りついた感じがしました。そして、会 全体がひとつになって、彼を凝視し、全員のエネルギーのヴェクトルが彼に向かったように感じました。会 全体を覆うなんともいえない緊張感。ミュージシャンと観客の間にぴーんと張りつめたものがありました。過去に同じような緊張感を一度 け経験したことがありました。それは、サンフランシスコでレイ・チャールズのライヴを見た時のことです。その時、レイは『ジョージア・オン・マイ・マインド』と『イエスタデイ』をったのですが、その時の観客もまさにひとつになって、レイに対して恐るべき集力で耳を傾けていました。航志くんの『スーパースター』を聴いて、その時と同じくらい背がぞくぞくとしました。それぐらいすばらしかった。観客を磁石のように、しかも、有無を言わさず惹きつけてしまう航志くんというのは、ほんとうにとてつもない在 と思います。一体このは将来、どうなって、どこへ行ってしまうのでしょう」
実は、ま 書いてなかったが、本番前のリハーサルの時にも似たようなことが起こっていたの 。リハの時は、スタッフも出演者もそれぞれの持ち で、いろいろなことをやっているので、本当にがやがやしているもの。そんなで音を して、しくでているかなどをチェックしながら、ある者は楽器の音 しをし、ある者はったりしている。
そして、航志くんがケイリブとともに「スーパースター」をい始めたところ、少々大げさに言えば、みんなの手がまったの 。それを見た僕も、一瞬立ちすくん 。プデューサーの永島さんから「かなりいいでき よ」とは聴いていたの が、まさかここまで作り上げるとは、とびっくりしていた。それで、その感想を一言、彼が観客の前でう時にちらっともらしてしまったほど った。本番では、高山広さんの感動の『ヘヴンズ・スタジオ~ルーサー物語』が終わった後。あの後を受けて、えるのは航志くんしかいない。あの流れは完璧 ったと思う。
シンガーは、他人の曲を自分のものにしてこそ、シンガー。その曲の理解力、解釈力、それはミュージシャンとしての力、実力 。ルーサーも、アレサも、カヴァーのセンスが抜群 った。そして航志くんも、「スーパースター」をしっかりと自分のものにしていた。
航志くんには、あの「スーパースター」という楽曲が、ものすごくあっていたの ろうと思う。航志くんは、「きっとあの時、音楽の神様が降りてきたの と思います」とこともなげに言う。音楽の神か、ルーサーが降りてきて、時をフリーズしたの ろう。そんな瞬間に立ち会えた人は幸福 。
木下航志、『ソウル・ブレンズ』でその「スーパースター」をーズ1本でいます。7月23日(日曜)インターF(76.1)、ゲスト 午後3時半くらいから。これは要エアチェックです。
ENT>MUSIC>ARTIST>Kishita, Kohshi
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