Monthly Archives: November 2002

Hidden Agenda by Craig David

議題。 クレイグ・デイヴィッドの新作『スリッカー・ザン・ユア・アヴェレージ』の4曲目に収録されているのが、「ヒドゥン・アジェンダ」という曲です。一度11月3日付け日記でも書きました。 これがなかなかいいんですねえ。よく聞いてます。ところが、この曲、CDの中ではその前の3曲目の「ファースト・カーズ」と続いてるんですね。で、トラックの頭からかけると、いきなり歌が入ってくる。 ほんとは、3曲目の終わりの3分59秒くらいから、ちょうど、車のエンジン音がはいってきて、4分03秒あたりからアコースティック・ギターがフェードインしてくるわけです。ですから、曲のかけかたとしては、3曲目の3分59秒あたりからかけるときれいにかけられる。しかし、トラックの切り方が4曲目はなぜか、いきなり歌が入る直前になってるんですね。なんで、こんなところで、カットインするんでしょうね。 曲の内容は、「隠れた議題」っていう意味で、遊び人の男にひっかかってしまった女の子に対して、注意を喚起している歌なんですね。なかなかテーマとしてはおもしろい。 「彼はいつも『君だけだよ』と言ってるようだけど、いろいろと外で楽しんでるってみんな知ってるぜ。君にはわからないんだろうけど、それは事実。でも、正しいことじゃない。僕はただ君に正直に事実を告げてるだけさ。彼は君のことなんて間抜け扱い。君がまったく証拠をつかんでないと思ってるから・・・」 まあ、よくある話です。これは、いつ頃シングルカットされるのでしょうか。で、シングルになるときは、どこから始まるのかなあ。お勧めです。「ヒドゥン・アジェンダ」。

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Big Daddy! Big Boss!

背中。 バラードの「Love’s Holiday」が終わると、客席中央にに一本のスポットライトがあたります。すでにバンドは次の曲のイントロを演奏し始めています。そこにいるのは、あのモーリス・ホワイト。僕の席からは彼の背中しか見えません。しかし、疑うことなく、それはモーリス・ホワイトです。客席の通路に彼がいます。そして歌い始めたのは、「Be Ever Wonderful」でした。 「今の君のままでいて欲しい。今のままの君が一番素敵だ。今宵こそ、君にとって完璧な夜」というとろけるようなラヴソング。アルバム『オール・ン・オール(邦題、太陽神)』に収録されている秀逸な一曲です。国際フォーラムにいる恋人達への賛歌と言ってもいいでしょう。 モーリスは歌いながら、少しずつステージの方へ歩み寄っていきます。一歩一歩、ステージへ。彼に触ろうと腕を伸ばす観客たち。白いスポットライトが客席通路を進むモーリスを追います。モーリスは決して後ろを向くことなく、前と横を見ながら進みます。 階段を上がりステージに登っても、しばし、彼は客席に背を向けたまま、ゆっくり腰を動かしたままで、こちら側に振り向きません。観客はずっとモーリスの背中を見ることになるわけです。 しかし、その背中が、なかなかいい。背中で歌えるシンガー、背中で物語を語れるシンガー、背中で愛の言葉を表現できるシンガー。それがモーリスです。 79年3月の初来日から数えて、10回目の日本ツアー。アース・ウインド&ファイアーには、ただならぬ思い入れがあるわけですが、しばらくモーリス不在のアースがライヴをやっていたのを見ていたファンのひとりとしては、たとえ、バンドが少々荒っぽくて緻密さに欠けるとしても、たとえ、フィリップ・ベイリーの声が一時期の神がかったような声でなくなったとしても、ギターがアル・マッケイほどソリッドでなかったとしても、モーリス・ホワイトがステージにでてきて歌を歌った、というだけで、感情的に許してしまうことにもなるわけです。 「Evil」では久々にモーリスのカリンバ(アフリカの楽器)の演奏を堪能しました。 やはり、モーリスがステージにいるといないとでは、まったく違うグループのようです。メンバー紹介で、フィリップ・ベイリーは彼を呼び出すとき、プロボクサーの紹介よろしくこう叫びました。 「ビッグ・ダディー! ビッグ・ボス! モーリス・ホワイト!」 そう、彼はビッグ・ダディーであり、ビッグ・ボスなのです。ビッグ・ボスなしのアースは、やはり、にんにくのきいていないガーリック・トーストと同じです。モッツァレラチーズののっていないカプレーゼと同じです。 ウェルカムバック、ビッグ・ボス! (2002年11月27日、28日国際フォーラム)

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Erma Franklin’s birthday

誕生年。 フランクリンといえば、アレサですね。アレサ・フランクリン。クイーン・オブ・ソウル。ソウルの女王です。60年代からたくさんのヒットを放って、大変な人気を獲得しました。グラミーの常連でもあります。 そんなアレサは、これまで3人姉妹のひとりで、長女と言われていました。アレサは1942年生まれ。そして、彼女には43年生まれのアーマと、44年生まれのキャロリンがいたというのが、一般的に知られている情報でした。 先日来、この日記で書いている「レディー・シングス・ザ・ブルーズ」のアーティストのちょっとした解説原稿を執筆したのですが、そこに、アーマとアレサが入ってるんです。アレサの生年月日はどれも同じなのですが、アーマを調べると43年以外にいろいろでてきたんです。39年説、38年説です。 これは一大事です。というのは、アーマが38年か39年だったら、アレサより年上になってしまう。アレサ3姉妹長女説が、いっぺんに覆されてしまうわけです。で、いろいろ調べました。 43年説は、ジョエル・ウイットバーンの本などでも使われていて、おそらく、これが一般的なのでしょう。誕生日までは書いてありません。次にオールミュージックガイドに行きました。これが、おもしろい。一番上の生年のところは1943と書いてあるのですが、下の本文では1939年3月13日と書いてあるのです。たぶん、本文を書き換えたか、後から調査して39年としたのでしょう。本文内では、アレサを妹と書いています。まあ、これだけでも、大発見ということなのですが。43年生まれか39年生まれか、どちらか確認しなければなりません。アーマは以下のページです。 http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&uid=SEARCH&sql=B1kqog4attv4z ところが、ここで得た情報はそれ以上に大変貴重なものでした。実は僕も知らなかったのですが、彼女は今年9月7日に逝去されていたのです。 そこでアーマ・フランクリンを検索してみると、いくつか死亡記事がでてきました。すると、そこに64歳で死去と出ている記事がありました。おや・・・。となると、38年生まれじゃないか・・・。いくつか記事を読み、クレディビリティ(信頼性)を精査してみると、どうも1938年生まれで、2002年に64歳で死去というのが正しい、ということになったのです。 ただ誕生日について、一紙は1月1日生まれとしていて、3月13日生まれと整合性がないのですが、1月1日生まれというのがどうも怪しいので、僕は38年3月13日生まれを採用することにしました。 そんな、他人の誕生日なんてどうだっていいじゃないか、って。いやいやいや、歴史ですから、これも、それも。歴史は正しく後世に伝えなければなりません。(笑) では、なぜ、アーマは1938年生まれなのに1943年生まれになったのか。ひとつ考えられるのが、アレサを長女にしたいという思惑ではなかったのでしょうか。38年生まれを、音楽業界の常識である2年若くする方式で行けば、40年生まれになります。しかし、アレサが42年生まれであれば、どうしても、アレサは妹になる、なので、43年にしちゃえ、と。 アーマが初ヒット「ピーセス・オブ・マイ・ハート」を出したのは1967年。もうすでにアレサはスターになっていました。そんな時、アレサの姉がデビューする、ではかっこ悪かったのでしょう。妹なら話題性も集められる。そこで、アレサが42年なら、アーマは43年、アレサの妹でということになったのではないでしょうか。 ちなみに、その「ピーセス・・・」は後にジャニス・ジョプリンが録音してヒットさせ、ジャニスの代表曲のひとつになります。 フランクリン3姉妹では、末っ子のキャロリンは88年にわずか43歳で死去しています。今ではアレサしか残っていません。 アーマのアルバム『ソウル・シスター』は昨年ビクターからCD化されて発売されています。アーマに神のご加護を!God Bless Erma!

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Brian McKnight

針飛び。 時は流れ、アナログの時代からCDの時代になりました。アナログで音が飛んだように、CDでも音が飛ぶということは、みなさんもご存知だと思います。理論的にはCD盤上に書き込まれたデータを読み込むときに、それがなんらかの理由によってうまく読み込めずに、そこをスキップしたり、同じところでとどまってしまうという現象です。 たいがいの場合は、CDの面をきれいにふき取ったりすると、きれいに再生できるようになります。よっぽど大きな傷でもない限り。 ところで、とあるCDの一曲目をかけたら、なんだかCDが針飛び、いや、音飛びがしてたんです。ブライアン・マクナイトの新作ベストの中の1曲目。これは新録による新曲なんですが、タイトルは「レット・ミー・ラヴ・ユー」。 で、なんどきれいにしても飛ぶ。実は、マーチンさんの番組でかけることになっていたのですが、マーチンさんが「どうも、音が飛ぶんだよねえ」というので、みんなで聞き入りました。実際飛んでます。 そこで他の盤でチェックしようとしたんですが、たまたまなくて。では、ということで、モータウンの担当者に電話しました。 「ブライアンの一曲目が飛んでるようなんですけど」というと、その担当者、「いやあ、じつは僕もそう思って、アメリカのモータウンに問い合わせたんですよ。そうしたら、これは意図的なものだ、という返事をもらったんです。ライナーノーツにも一応印刷してあるんですが」との返事。 へえ、驚いた。こんな感じがねえ。でも、そういわれれば、ありですね。よ~~く聞くと、アナログがチリチリいう音もはいってるんですね。それになによりも、秒のカウントが飛ばずに普通に動いているんですねえ。 来月ブライアンに会う機会でもあったら、聞いてみましょうかね。なんで、あんなことしたの、って。 まあ、人騒がせな一曲だった、というお話でした。

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Grandfather’s lesson

教訓。 「おじいちゃんは僕にこう言ったんだ。いいか、太陽が朝昇るだろう。そして、太陽に真正面に向かう。太陽はさんさんと輝く。太陽の日をあびれば気持ちいい。だが、後ろを見てみるがいい。後ろには、黒い影がある。それは、人生と一緒なんだ。真正面を見れば、とてもいいことがあっても、後ろにはなんらかの黒いトラブルがある。いいことと悪いことはいつも一体になっているんだ。気をつけなきゃ、いかん。それでもな、嫌なことがあって落ち込んだとしてもだ。夜が終わり、また朝になれば昨日と同じように必ず太陽は上がってくる。昨日のトラブルなんかも、今日、朝、太陽が上がってくれば、どこかに飛んでいってしまう。そう教えてくれた。そんなメッセージを託したのが、『モーニング・サン』という曲なんだ」 こうしておじいちゃんの教訓をタイトルにしたのは、ブルーイことジャン・ポール・モニーク。そう、インコグニートのリーダーです。昨日1時間ほどじっくり話を聞いてきました。その曲はインコグニートの最新作『フー・ニーズ・ラヴ』に収録されている一曲です。 ブルーイは、モーリシャスの生まれだったんですね。モーリシャスってわかります? どこかの南の島だろうくらいしか知らなくて、よくわからなかったんで、調べました。インド洋の西側、アフリカ大陸のすぐ右側にある小さな小さな島です。東京都と同じくらいの広さしかありません。人口110万人。イギリスから68年に独立したそうです。 毎日、モーリシャスでは太陽が水平線から昇り、一年中暖かく、たとえ雨が降っても明るいそうです。そんな自然一杯のモーリシャスに生まれたブルーイはそこに10歳くらいまで住みますが、そのころ、そこに住むおじいちゃんからいろいろなことを教わりました。 そのうちのひとつが、冒頭の朝日の話です。 ブルーイはとても話しやすいフレンドリーな人でした。そして、なにより、彼もまたレコード・ジャンキーでした。たくさん話ができて、それでもまだまだぜんぜん話たりませんでした。彼もまた水道管の蛇口をひねったように60分間しゃべりつづけました。 たくさんいい話が聞けたので、いずれ、まとめたいと思います。インタヴュー記事としては、毎日新聞に近いうちに書く予定です。

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日記消失してしまいました  

消失。 10月27日以降11月23日まで の日記が消失してしまいました。 なぜか、今日日記をアップしたら、前の分までの日記が消えてしまいました。もし、どなたかこの日記をコピーなり、保存なりしていっらしゃる奇特なかたがいらっしゃったら、ぜひ、メールなどで送ってください。無理だろうなあ。 ebs@st.rim.or.jp までよろしくです。 えー、10月26日分まではバックアップがあったのですが、それ以降がまったくありませんでした。がっくりです。10月27日分から、11月23日分までが消失分です。一日だけでも、けっこうですので、お持ちの方お知らせください。メールで直接送ってもらえると助かります。 いま、一生懸命、何を書いたか、そのタイトルだけでも思い出しています。 よろしくお願いします。

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Lady Sings The Blues -2-

Lady Sings The Blues -2- 暖。 一昨日少し触れた『Lady Sings The Blues の2枚組CD(EMI 7243 543008 20)ですが、これをただかけながら、原稿などを書いていると、ずいぶんと気持ちよく仕事がはかどります。みんな名前が知られている女性シンガーたちの作品がこれでもかこれでもか、と出てくるんですが、1950年代から60年代にかけての作品群は、どれもみんな暖かいですね。 例えば、ディスク2では、エラ・フィッツジェラルドの「エヴリタイム・ウイ・セイ・グッドバイ」から始まり、次にジュリー・ロンドンの「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」、そして、ダイナ・ワシントンの「コール・ミー・イレスポンシブル」、さらにリナ・ホーンと行ったところで、ティナ・ターナー、ボニー・レイット、アーマ・フランクリン、アレサ・フランクリンと続くわけです。 この流れがね、なかなかうまい。確かにEMI/キャピトルの音源を中心に作っているとはいえ、時代の散らし方、ジャンルのバランスの取り方が、海外で編纂されたオムニバスの中では非常にうまいです。ジャズ、スタンダード、ソウル、ブルーズ、ポピュラー・・・。こういうしっかりしたオムニバスはいいですね。 僕が聴いているのは、EU盤(ヨーロッパ盤)らしいのですが、ちょっと未確認ですが、アメリカ盤もあるようです。このアルバム、例えば、どこかの雰囲気のいいレストランやおしゃれなカフェなどでアルバム2枚を連奏していても、「おっ、選曲のいい店じゃないか」的な評価を獲得できそうなオムニバスです。 そして、一曲一曲を調べて行くと、いろいろなことを知ることができて、新しい発見ばかりです。うまく宣伝すると、このアルバムものすごく売れそうな感じがします。注目しておいて損はありません。

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Many Rivers To Cross

川。 映画「ハイ・フィデリティ」で、主人公が葬式の時にかけてほしい曲としてあげた中にジミー・クリフの名曲「メニー・リヴァース・トゥ・クロス」(69年)がありました。(11月9日の日記参照)  で、その曲、今日本の車のCMに使われてるんですね。すばるのレガシーのバックで流れていました。 この曲で思い出すのが、映画「ジェイソンズ・リリック」(94年)のラストシーン。ここでは、オリータ・アダムスのヴァージョンが流れてきました。渡るべき多くの川がある・・・。いいですねえ。川、橋・・・。いろいろな作品が生まれるテーマです。 Many Rivers To Cross [Jimmy Cliff] Many rivers to cross But I can’t seem to find my way over Wandering I am lost as I travel along The white cliffs of Dover Many rivers to cross … Continue reading

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Hi Fidelity: The Movie

マニア。 「ハイ・フィデェリティー」とは、映画のタイトル。先日、とある編集者に薦められて、さっそくビデオショップに行き借りてきました。 シカゴの中古レコード屋の店長(ジョン・キューザック)は、しょっちゅう彼女にふられる。音楽マニアの彼は、なんでもベスト5を作るのだが、思い切って「ふられた女ベスト5」を作って、なぜ自分が彼女にふられてきたのか、その理由を分析し始める。 70年代の音楽がふんだんにかかって、音楽好きの人にはたまらない映画だ。そして、そこの中古レコードショップの店員たちが、またいい味をだしている。 主人公は、なんでもすぐにベスト5を作るが、ある葬式の席で、自分の葬式でかけてほしい曲を3曲あげる。それが、「メニー・リヴァース・トゥ・クロス」(ジミー・クリフ)、この日記でも取り上げたグラディス・ナイト&ピップスの「巡りあい」、アレサ・フランクリンの「エンジェル」だそうだ。なかなかいいセンスをしている。 そして、その店員のバンドが、ラストシーンで一曲歌うのは、なんとマーヴィン・ゲイの「レッツ・ゲット・イット・オン」。なかなかおもしろい。 70年代の音楽が好きな人は、一度チェックしてみたら、いかが?

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David Ritz

バイオグラファー。 デイヴィッド・リッツの名前を僕が知ったのは、マーヴィン・ゲイの自伝「ディヴァイデッド・ソウル」を入手したときです。85年5月のことです。本がアメリカで出て、洋書店で買いました。たぶん、銀座のイエナだったと思います。5760円もしたんです。16ドル95セントの本なのに。あのころって1ドルだいたい240円前後だったんですね。それでも、ずいぶん高いなあ、と思いました。 デイヴィッド・リッツは、作家です。特に音楽系のミュージシャンなどの自伝を書く作家です。バイオグラフィーを書く人。バイオグラファーです。 けっこうハードカヴァーなんで、読むの大変なんですよね。そんなに英語力ないし。しかも、これを書いたデイヴィッドがけっこうむずかしい単語使うんですよ。辞書引かなきゃわからないような単語。彼は詩なんかも読んだり書いたり、イギリス文学にも詳しかったりして、やたらとヴォキャブラリーがあるんです。普通の日本人にはきついですね。 それから9年を経て、偶然、彼と個人的に知り合うことになります。レコード会社の人が、デイヴィッド・リッツという人が来ているが、会ってみるかというんですね。もちろん、飛び上がって会う会う、といいました。 当時のフォノグラムの新井さんに紹介してもらって、デイヴィッドが宿泊していた帝国ホテルでランチかなにかをしたように記憶しています。で、そこでけっこう意気投合して、滞在中にまた会うことになり、イタリアンレストランに連れて行きました。それ以来、ファクス、その後、Eメールでやりとりをして、けっこう親しくなりました。 デイヴィッドがジャネット・ジャクソンのローリングストーン誌の取材で来日したときも、会って食事をしたのですが、なかなかおもしろかったです。 そのデイヴィッド・リッツのインタヴューを当時マリークレール誌に書きました。その掲載した記事自体は1ページだったので、それほど長くなかったんですが、今回このホームページにアップするにあたって、そのときに書いて没にした部分も復活させました。 インタヴューのところに今日明日中にアップしますので、お楽しみください。

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Azymuth

タイムマシン。 アジムス、というグループはなんとなく存在は知ってました。70年代後期にフュージョンぽいインスト・アルバムを出していて、うちにも2枚ありました。ファンタジー傘下のマイルストーンからのもので、79年と81年発表の作品でした。 もちろん、今回マルコス・ヴァーリのバックを演奏することで初めてみたわけですが、マルコスが登場する前約40分ほど彼らだけの演奏がありました。まあ、いわば前座ですね。 彼らが音を出した瞬間、タイムマシンに乗って70年代後期あたりに飛ばされたような錯覚に陥りました。全体的なサウンドが、まさに70年代フュージョンだったのです。 でも、現在は、ほら、打ち込み全盛でしょう。だからこのいなたいバンドも、とっても新鮮に聞こえるわけです。そして、やはり、生身のミュージシャンが実際に楽器を演奏しているという事実がすばらしく感じられるのです。 今、81年の彼らのアルバム『テレコミュニケイション』を聞きながら書いています。彼らはブラジル出身なのですが、それほどブラジルっぽさを前面にはだしていません。もちろん、それっぽいところはあるんですが。 30年以上も、同じメンバー3人で演奏しつづけています。継続は力なりを地で行くグループです。また、変化しないことも美しい、ということを見せてくれるグループです。

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Marcos Valle @ Bluenote

くずきり。 日本にやってきて覚えたもの。それが「くずきり」と、「もしもし」という言葉。そこで、彼はそれを題材にギターで一曲書き上げた。まったく意味不明(ポルトガル語ぜんぜん理解しないため)の歌詞の中に、ぽっと「もしもし~~、くずきり、もしもし、くずきり」という日本語がでてくると、全編モノクロの映像で描かれながら、最後のほんの一シーンだけバラが赤くうきでてくる映画「アウトサイダー」のごとく、耳に妙に印象に残ります。 それにしても、赤い目ででてきて、いきなりギターのチューニングあわせ。しばしあわせたと思いきや、やはり酔っていたせいか、調子っぱずれのギター。これがほんとのデサフィナート(アウト・オブ・チューン)か!  ギターの音程がずれようが、歌が少々はずれようが、なんでも許されてしまう、マルコスはそんなお得なキャラクターです。昔ながらシンガー/ソングライターって感じでしょうか。 「この前日本に来た時に、地下鉄に乗ったんだよ。だけど、迷ってしまって。お金も一銭もなくてさ。30分くらいなにもすることがなくなった。そうなったら、曲でも書くしかないだろ。そして、できたのがこの曲さ」と言って歌いだしのが、曲名やはり聞き取れずの、なんかいい感じの曲。 マルコスはこう説明しました。 「今日は特別な夜なんだ。その昔、ブラジルのレーサーの映画が作られて、その映画音楽を担当した。そのとき作った曲を、彼ら(アジムス)と一緒にレコーディングしたんだ。でも、そのとき、僕は他のレコード会社と契約してたんで、マルコスの名前を使えなかった。そこで、なにか適当に名前をつけた。それでアジムスとなった。で、その後彼らがデビューすることになって、僕のところにアジムスという名前を使ってもいいか、と言ってきた。もちろん、「いいよ」と言って彼らはアジムスになったんだ。彼らとはずいぶん長い間やっていなかったんだけど、本当に久しぶりに一緒にやった。だから特別な夜なんだ」 バックをつけるアジムスとはおそらく20年以上のつきあいになるそうですが、まあ、このアジムス、シャビーなB級バンドというか、70年代には誰もがやったであろうサウンドというか、彼らを聞くと自分達もバンドをやりたくなる、というか(つまりこれくらいならできそうって意味で)、かしこまってブルーノートあたりで聞くのではなく、なんかわいわい騒ぎながら、踊りながら聞く、楽しむのがいいのではないかなどと思った青山の一夜でした。

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Street Cafe 5th Anniversary

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People Get Ready

メッセージ。 インプレッションズの65年のヒット「ピープル・ゲット・レディー」は、とてもメロディーも叙情的な美しい曲です。インプレッションズのメンバーであるカーティス・メイフィールドが作った作品です。内容のあるメッセージです。 この曲は、いろいろな人がカヴァーしていますが、特に有名なのは、ロッド・スチュワートでしょう。 そして、この曲、鈴木雅之さんの番組『バーバーショップ』の後テーマにもなっています。最近では、昨年テイク6がカヴァーしています。 インプレッションズのヴァージョンを聞くと、『バーバーショップ』のエンディングがパブロフの犬のように思い出されます。 詳しくは、今日アップされた車窓を奏でるメロディーをごらんください。 http://www.soulsearchin.com/periodical/l&g/l&g03.html

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Crusaders’ Rural Renewal

復興。 まさに。復興。50年代から70年代にかけて大活躍したクルセイダーズが、なんと再結成です。3人のオリジナルメンバー、ジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダー、スティックス・フーパーが集まって、新作『ルーラル・リニューアル』を12月に発表します。しかもゲストにエリック・クラプトン! レイ・パーカー、サウンズ・オブ・ブラックネスなども参加。 ヴォーカル曲2曲もいい雰囲気ですが、ファンクをベースにしたサウンドは、健在です。 いいですねえ。このサウンド。ひさびさに、クルセイダーズが戻ってきた、っていう感じです。これで、ライヴやってくれないかなあ。また、聞きたいなあ。このところ、もっぱらジョー・サンプルのソロばかりでしたからね。 CDは、ビデオアーツから12月18日日本先行発売。

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Craig David

ポップ。 クレイグ・デイヴィッドの新譜がとってもいい感じです。一番最初に気に入ったのが、「ヒドゥン・アジェンダ」という曲。なんだか、リズム感のあるアコースティックギターの響きが、リップスライムの「楽園ベイベー」みたいな感じ。 それから、80年代のシンセ・ファンクもどきの曲もいい雰囲気です。ミッドナイト・スターあたりのサウンドをそのまま2002年に持ってきた、という感じ。 そして、ラップあり、ファンクあり、トゥステップみたいのもあり。なんでもありですね。前作を上回るヒットになりそう。

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今夜はHearty Party

予想外。 店員が強い日ざしをさけるために大きなシェードを降ろし始めました。近くのとあるレストラン。テラス側はまだオープンエアになっています。このお店のBGMは、普通のCDを適当にかけています。 なにげにかかっていた曲が、聞いたことがありました。「う~~ん、ハーティー・パーティー・・・」 「あれ、これ竹内まりあの曲じゃないの? でも、ずいぶん、ファンキーだなあ。これ、黒人だよねえ」と一人ぶつぶつ思い、お店の人に尋ねました。 「これ、CDでしょう。ジャケット見せてもらえますか?」 「はい」と言って手渡されたのが、オムニバス・アルバム。タイトルは、「Sincerely – Mariya Takeuchi Songbook」。そして、この曲を歌っているのは・・・ な、な、なんとポインター・シスターズだ! やられました。これは。7月10日に発売されていたんですね。他にロバータ・フラック、ボビー・コールドウエルなどそうそうたるメンバーが歌ってるんですねえ。 この曲とポインターズ。まったくの予想外でした。これは、いけます。

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