△2月は去り、春がやってくる

△【2月は去り、春がやってくる】
秒速。
なんか、秒速で時が過ぎていく。ついこの間、新年になったと思ったら、もう2月が終わる。明日からは3月だ。ふ~。
マーヴィン・ゲイが1974年、一冊の本を読んでいた。それは、マーヴィンについて書かれた本だった。とはいっても、それはフィクションの形をとった小説だ。タイトルは、「ナンバー・ワン・ウィズ・ア・ボレット(1位赤丸付き)」というもので、エレーン・ジェスマーという作家が書き1974年5月に出版したもの。
主人公の名前は、ダニエル・ストーン。黒人の人気シンガーだ。ダニエルは、レコード会社ファイネスト・レコードを持ち経営しているボブ・ヴェールという人物の姉と結婚し、ボブと義理の兄弟の関係になっている。もちろん、このファイネスト・レコードは、モータウンであり、ボブなる人物はベリー・ゴーディーを想定している。
マーヴィンによれば、この本は半分は本当だ、という。で、一時期この本を元にして映画化の話が持ち上がった。すると、ベリー・ゴーディーが映画化権を買った。しかし、映画はまったく手付かずで製作の話さえ消えた。つまり、ベリー・ゴーディーがこの小説からの映画が公開されることを嫌い、いわば「握りつぶした」のだ。『ドリーム・ガールズ』よりも数年前の話だ。
日本版は出ていないが、アメリカのアマゾンで見ると中古が何冊も出ている。マーヴィン終わったら、読んでみようかな。

Number One With a Bullet; A Novel.
Elaine Jesmer
Farrar Straus & Giroux (T)

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