▲ケイリブ・ジェームス&フレンズ・ライヴ・アット・マルターノ

▲【ケイリブ・ジェームス&フレンズ・ライヴ・アット・マルターノ】
サポート。
久々にソウル・サーチャー、ケイリブ・ジェームス本人が友人を集めての藤が丘マルターノでのギグ。マルターノで2007年8月にケイリブ&シャンティが初ライヴをして以来、同店ではコンスタントにライヴを続けてきた。ケイリブは現在もスマップのツアーが続いていて、その合間をぬってのライヴだ。この日は立ち見も出るほどの大盛況。いつも通り楽しいアット・ホームなライヴになった。詳しくは下記セットリストをじっくりごらんいただきたい。[ ] がオリジナル・アーティストである。ほとんど白人ロックのカヴァーではないか。(笑)ビートルズ、ポリース、スティーリー・ダン、トト、ストーンズ、そして、ケニー・ロギンス…。それにしてもケイリブらしいおもしろい選曲だ。
今回は、マルターノ・ライヴにおいて2度目のドラムス入り。今回ドラムスを担当したのは、ジャム・ファンク・グループ、アーブ(URB)のメンバー、山越勉さん。ギターにこのところすっかり売れっ子のマサ・コハマさん、そして、パーカッションはもちろんおなじみゲイリー・スコット。ゲストにニュージーランドからこの4月に戻ってきたという新進気鋭のシンガー、サユリー。
ライヴはファースト・セットもセカンド・セットもつつがなく進み、本編終了後のアンコール1曲目で、ケイリブが最初にピアノで弾き始めた曲だといって、「スパイダーマン」をやりだした。
それを終え、ジョー・ジャクソンの曲を歌ったあと、ケイリブは最後に熱弁を奮った。
「ライヴ・ミュージックを常にサポートしてください。カラオケじゃない。たとえば、ミニ・ディスクをかけて歌っているバーなんかもある。でも、それはライヴ・ミュージックではない。ライヴ・ミュージックは、こうして、リアルなミュージシャンが、その場でリアルに音楽をやり、リアルなシンガーがリアルに歌うことだ。それがライヴです。(拍手) 
まず、ここ(マルターノ)の大西さんに感謝をしたい。彼はマサハルがやってる『ソウル・サーチン』やそのほかのギグにやってきて、ライヴをやってくれと頼んできた。彼はこうした音楽をサポートするために、この場を提供してくれた。彼がいなければ、今日のこの会はない、みなさん大西さんに拍手を。(拍手) 
横浜にはモーション・ブルーという立派な場所がある。でも、それ以外はかなり…だ。(笑)ここは、値段も高くなく、ちょうどいい。それに、おいしいリアルなピッザ、パスタもある…。ライヴ・ミュージックをサポートするということは、僕の請求書の支払いを助けるだけではないんだ。(笑)あなたたちのためなのだ。
今日、何かとても気持ちいいものを感じたでしょう。(拍手) それがライヴ・ミュージックです。ミニ・ディスクでは感じられないものだ。だから、若い人も、ミドル・エージも、年老いた人も、みんなライヴを見に来てください。(笑) 子供たちも、みなさん、繰り返し来てください。ミュージシャンの演奏に合わせて、手を叩き、足を鳴らし、反応してください。それこそ、ライヴ・ミュージックです。
今、ライヴ・ミュージックは世界的に危機です。そういう意味で、大西さんにこういうチャンスをもらえて、本当に感謝しています。(拍手) そして、ひとつ悲しいお知らせがあります。この『マルターノ』が年末(12月末)で閉店してしまうんです。みなさん、ミュージシャンをサポートするだけでなく、ミュージシャンをサポートする人、大西さんみたいな人もサポートしてください。この『マルターノ』にやってきて、ピッザを食べ、たくさん飲んでいってください。みなさん、ありがとう、感謝しています」
この日はマルターノには随分とミュージシャン関係が集まっていた。こんなにミュージシャンも集まるようになっているのに…。本当に閉店はもったいない。何より、このシックのメンバーのウォール・ペインティングがもったいない。
そして、ケイリブ。「最後に歌う曲はケニー・ロギンスの作品です。『変化Change』がテーマの曲です。まず、あなた自身を変えなさい、そうして世界を変えよう、あなたが変われば、世界も変わる、そんなメッセージをもった作品です。16-7年前に僕の大好きなアーティストのひとり、ケニー・ロギンスが録音したものです。この曲は環境問題や、地球や、人間の健康について歌っています。この曲を今歌うのは、3日後(11月4日)に僕の国ではとても重要な選挙が行われるからです。おそらくアメリカの歴史上、もっとも重要な選挙になると僕は思っています。別にオバマが黒人だからというわけではない。女性も大統領の座にとても近づいた。もちろん黒人も近づいている。今アメリカは大変な時期にいる。アメリカが風邪をひくと、世界がくしゃみをする、といいます。この曲のタイトルは、心の信念、確信(Conviction of the Heart)です」
まさにマルターノにとっても変化の時で、このテーマ曲はマルターノへの賛歌だ。もし、どなたかマルターノ藤が丘店を引き受けてもいい、あるいは、営業したいという希望をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ebs@st.rim.or.jp までご連絡ください。(@を半角にしてください)
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Conviction Of The Heart 邦題:愛の確信
(written by Kenny Loggins, G.Thomas, intro by Mark Isham)
From the Album "Leap Of Faith"
Where are the dreams that we once had?
This is the time to bring the back.
What were the promises caught on the tips of our tongues?
Do we forget or forgive?
There’s a whole other life waiting to be lived when…
One day were brave enough
To talk with conviction of the heart.
And down your streets I’ve walked alone,
As if my feet were not my own
Such is the path I chose, doors I have opened and closed
I’m tired of living this life,
Fooling myself, believing we’re right, when…
I’ve never given love
With any conviction of the heart
One with the earth, with the sky
One with everything in life
I believe we’ll survive
If we only try…
How long must we wait to change
This world bound in chains that we live in
To know what it is to forgive,
And be forgiven?
It’s been too many years of taking now.
Isn’t it time to stop somehow?
Air that’s too angry to breathe, water our children can’t drink
You’ve heard it hundreds of times
You say your aware, believe, and you care, but…
Do you care enough
To talk with conviction of the heart?
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■Members:
Kaleb James (Keyboards, Vocal)
Gary Scott (Sax, Percussions, Vocal)
Masa Kohama (Guitar)
Ben Yamakoshi (Drums) (from Urb)
Sayulee (Vocals, Guitar)
■セットリスト ケイリブ・ジェームス&フレンズ
Setlist : Kaleb James & Friends @ Martano, November 1, 2008
[ ] indicates original artists
show started 19:27
01. Black Bird [Beatles](Kaleb solo)
02. King Of Pain [Police]
03. Goodbye (Sayulee, original)
04. Love Me Like This (Sayulee, original)
05. Reelin’ In The Years [Steely Dan]
06. Wait For The Magic [Al Jarreau] (Gary)
07. Just The Two Of Us [Grover Washington Jr., Bill Withers] (Gary, +Naoko Kaji on sax)
show ended 20:32
show started 21:11
01. Love Tones (Gary original)
02. Georgie Porgie [Toto]
03. Shine (Sayulee, original)
04. You [Bonnie Raitt] (Kaleb & Sayulee)
05. Wild Horses [Rolling Stones]
06. Africa [Toto]
Enc.1. Spiderman
Enc.2. Breaking Us In Two [Joe Jackson]
Enc.3. Conviction Of The Heart [Kenny Loggins]
show ended 22:44
(2008年11月1日土曜日、藤が丘・マルターノ=ケイリブ・ジェームス&フレンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kaleb & Friends
2008-180
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