○デューク・エリントン楽団ライヴ

○The Duke Ellington Orchestra: Play With Curtain Opened 

【デューク・エリントン・オーケストラ】
ビッグバンド。
マット・ダスクや、ディズニー・シーのBBB、パティー・オースティンのビッグバンドとの共演など、ここ最近、ビッグバンドを見る機会がちょこちょこある。これは、デューク・エリントン楽団。ホーン・セクション12人、ドラムス、ピアノ、ベースという編成。
このバンドマスターは、トミー・ジェームス。演奏する曲はほとんどすべてデューク・エリントンの作品か、関連作品。なんとこの日は4曲目「ラッシュ・ライフ」からビルボード・ライヴの舞台後ろのカーテンが開いた。正面から見ている人にとっては、赤坂側の夜景がぐっと広がった。なんでだろうか。ま、これも演出か。
そのためか、観客席の携帯がけっこう着信して、席を立つ人が続出であった。実はこのカーテン、ひじょうに優れもので、けっこう防磁性(ぼうじせい)があり、ふだんライヴ中はあまり携帯がつながらないようになっているそうだ。
ところで彼らも事前にやる曲目をまったく決めてない。そのときの気分でバンマスが曲名を言ったり紹介したりして、進行する。そのためバンドメンバーは曲が決まると楽譜を探す。
しかし、ビッグバンドのメンバーもさまざま。水を飲む人、貧乏ゆすりをする人、マジックリンでもはいっていそうな容器から口にシュッシュッしている人、ソロの出番がないときは、手持ち無沙汰にしている人などなどアット・ホームな雰囲気。
個人的に一番印象に残ったのは、トミーが「この曲は、デューク・エリントンがイギリスの女王のために書いた曲」といって演奏したピアノの小品「ザ・シングル・ペタル・オブ・ローゼス」。なかなかいい雰囲気だった。
■メンバー
トミー・ジェイムス(Piano)
クリーブ・ガイトン(Alto Saxophone)
ペイシェンス・ヒギンズ(Alto Saxophone)
シェリー・キャロル(Mr.) (Tenor Saxophone)
ボビー・ラヴェル(Tenor Saxophone)
ロバート・ランダム(Baritone Saxophone)
ジェイムス・ゾラー(Trumpet)
クリス・アルバート(Trumpet)
ケヴィン・ブライアン(Trumpet)
ラヴィ・ベスト(Trumpet)
テリー・ライアン(Trombone)
アンドレー・マーチソン(Trombone)
アルフレッド・パターソン(Trombone)
スティーブ・ジョーンズ(Drums)
ハッサン・アシュシャクール(Bass)
■過去記事
April 17, 2005
Blue Note: The Night For Duke’s Place
http://blog.soulsearchin.com/archives/000043.html
■Setlist : Duke Ellington Orchestra @ Billboard Live, February 22, 2008
セットリスト デューク・エリントン
show started 21:31
01. Stomp
02. Black And Tan Fantasy
03. In A Mellow Tone
04. Lush Life
05. Such Sweet Thunder
06. Left Hand??
07. Don’t Get Around Much Anymore (241)
08. The Single Petal Of A Rose
09. Things Ain’t What They Used To Be
10. Take The “A” Train
11. In A Sentimental Mood
12. Jack The Bear
13. ??
show ended 22:44
(2008年2月22日金曜、ビルボード・ライヴ=デューク・エリントン・オーケストラ)
ENT>LIVE>Ellington, Duke Orch.
2008-23
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