⊿パティー・オースティン孤軍奮闘

⊿Patti Austin With Gordon Goodwin’s Big Phat Band Live

【パティー・オースティン、ビッグバンドに負けず】
孤軍奮闘。
ちょっとしたコミック的なビッグ・バンド。誰もが楽しそうに演奏するハッピーバンド。全員白人のなんだか漫画のキャラクターにもなりそうな、いい味を出した連中が揃ったバンド、それが初来日、ゴードン・グッドウィン率いるビッグ・ファット・バンドだ。しばらく前にマット・ダスクをビッグバンドで見たが、ビッグバンドは音が大きい。この音の大きいビッグバンドに体の大きいヴェテラン歌手パティー・オースティンがゲストで入る。
グッドウィンのお茶目なMCでライヴは進む。「その昔、ビッグバンドが10曲やって、歌手は1曲歌ったものだ。いい感じだ。だが、フランク・シナトラがでてきて、彼はトミー・ドーシーのバンドで最初は2曲だったが、3曲となり、どんどん増えて、10曲歌い、バンドは1曲になってしまった。クールではない。(笑) だが、このシンガーは…」と言って紹介したのが、パティー・オースティン。「どんなジャンルでも歌える。ジャズ、ポップ、カントリー…」との紹介が続く。
最近偉大な作曲家ガーシュインの作品ばかりを歌った『アヴァント・ガーシュィン』をだしたパティーが登場。このアルバムから5曲歌った。ビッグバンドは音が大きい。だが、パティーの歌声はストレートで、力強く、その大きな音に負けない。それは、あたかも1対18でまさに孤軍奮闘し、それでも相手に負けない強さを持っている格闘家のようであった。たった1人で18人の猛者と対等に戦っているのだ。すごい。スキャットなんかも、圧倒的で、決して何もはずさない。グルーヴ感、タイム感もはずさなければ、音程ももちろんはずさない。ライヴたたき上げのシンガーの底力を見た。
パティーはかつてクインシー・ジョーンズの来日のときに、クインシー・プロデュース曲を歌った。その後、ブルーノートに何回か来て、どれかを見た。ただビッグバンドは初めて。きっと、こういうビッグバンドで歌えると、歌手としては最高に気持ちいいんだろうな、と思った。
■ パティー・オースティン最新作『ガーシュイン・ソングブック』
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■メンバー
Patti Austin(vo) パティー・オースティン(ヴォーカル)
Gordon Goodwin (band leader, p, sax) ゴードン・グッドウィン(バンド・リーダー、ピアノ、サックス)
Bernie Dresel(ds) バーニー・ドレセル(ドラムス)
Rick Shaw(b) リック・シャウ(ベース)
Andrew Synowiec(g) アンドリュー・シノウェック(ギター)
Brad Dutz(per) ブラッド・ドゥーツ(パーカッション)
Eric Marienthal(as)  エリック・マリエンサル(アルトサックス)
Sal Lozano(as) サル・ロザナ(アルトサックス)
Jeff Driskill(ts) ジェフ・ドリスキル(テナーサックス)
Brian Scanlon(ts) ブライアン・スキャンロン(テナーサックス)
Jay Mason(bs) ジェイ・メイソン(バリトンサックス)
Andy Martin(tb) アンディ・マーティン(トロンボーン)
Francisco Torres(tb) フランシスコ・トレス(トロンボーン)
David Ryan(tb)  デヴィッド・ライアン(トロンボーン)
Craig Ware(tb) クレイグ・ウェア(トロンボーン)
Wayne Bergeron(tp) ウエイン・バージェロン(トランペット)
Dan Fornero(tp) ダン・フォルネーロ(トランペット)
Bob Summers(tp) ボブ・サマーズ(トランペット)
Dan Savant(tp) ダン・サヴァーント(トランペット)
■Setlist : Patti Austin & Big Phat Band @ Blue Note Tokyo, February 5th, 2008
セットリスト パティー・オースティン&ゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンド
Show started 21:49
01.    High Maintenance
02.    Samba Del Gringo (Dance The Whiteman)
03.    Watermelon Man [Herbie Hancock]
04.    Backrow Politics
Patti came on the stage
05.    I’ll Build A Stairway To Paradise
06.    Funny Face
07.    Love Walked In / Love Is Sweeping The Country (Medley)
08.    Swanee
09.    Lady Be Good
Patti off the stage
10.    Swingin’ For The Fences
Enc. Play That Funky Music [Wild Cherry]
Show ended 23:12
(2008年2月5日火曜、東京ブルーノート=パティー・オースティン、ゴードン・グッドウィン&ビッグ・ファット・バンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Austin, Patti & Goodwin, Gordon & Big Phat Band
2008-15
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