●「ダンス・ダンス・ダンス」の後に~シック・ライヴの余韻

●【「ダンス・ダンス・ダンス」の後に~シック・ライヴの余韻】
余韻。
シックの熱狂の最終ステージが終わっても、観客のその熱は冷めることがない。人々がミュージシャンめがけて寄っていったり、一挙に喧騒が深まる。そんな中、日本一のブッツィー・コリンズ・ファンの増野さんから声をかけられた。なんでも、ブッツィー関連のレストランか何かがオープンするそうで、そのレセプションに誘われ、近々クリーヴランドへ出向くという。さすが日本一。そんな話をしたので、早速ブッツィー好きの久保田さんをご紹介。すると「じゃあ僕は日本2番目のブッツィー好きということで…(笑)」とのやりとり。
かなりバタバタしてきたので、フィリップ・ウーらとともに、ラルフ・ロールが待つ楽屋へ。フィリップもメンバーを何人か知っていて、みんなとハグ。フィリップはナイルとニューヨーク時代からお互いよく知っているという。ただ同じバンドで共演したことはないそうだ。
ナイル・ロジャースと久保田さんは、久保田さんがニューヨークにいた時代にナイルに何曲かプレイしてもらった仲。ナイルが「もちろん、覚えているよ! ひさしぶりだな」と久保田さんと話す。そこに、こちらはナイル・ロジャースに関しては日本一の人見さんがいて、なんと久保田さんのその12インチを持っていて、サインをお願いします、とのこと。久保田さんもびっくりしつつ、サインを快諾し、さらにナイルのサインも書いてもらう。
久保田さん主催でラルフや久保田バンドのメンバーと集合するので一緒にいかがと誘われたのでついていくことに。都内のレストランに移動すると、なんとそこにはすでにユリさん、有坂美香さん、ギターの石成正人さん、ダンサー・マサコさんらが待機していた。これに久保田さん、ラルフ・ロール、フィリップらが参加。久保田バンドのリユニオンだ。
それにしても、ラルフのひょうきんなことったらない。なんでも「ミュージシャンかコメディアンになりたかった」というだけあって、やることなすこと、みんなおもしろくて、全員を笑わせている。ふとそのぽっちゃりした顔立ちを見ていたら、あのルーファス・トーマスに似ているなと思って彼に直接「ルーファス・トーマスに似ているね」と言ったら、一言、「サンキュー! コール・ミー・ルーファス」。
そのうち他のお客さんがいなくなり、ギャップ・バンドをかけてくれ、スティーヴィーをかけてくれ、ダニー・ハサウェイをかけてくれ、とリクエストを立て続けに言い、それにあわせてみんな歌ったりして楽しいひとときを過ごした。
しかし、久保田バンドのメンバーもみんな芸達者だなあ。当たり前か。ラルフ、相当よっぱらって、最後一言。「明日の飛行機はキャンセルだ。トシのうちに泊めてくれ」。
ENT>MUSIC>LIVE>Chic

カテゴリー: ブログ パーマリンク