☆マーヴィン物故者高額所得番付に13位で初登場

☆【マーヴィン物故者高額所得番付に13位で初登場】
初登場。
本コラムでも過去にご紹介しているアメリカの経済誌フォーブスが毎年発表する「物故者高額所得番付」の2008年度分が、2008年10月27日に発表されていた。そのとき、どうやらニュースを見落としたようで、ちょうどマーヴィン・ゲイのことをいろいろ調べていたら、彼が2008年度分でなんと13位に初登場したことがわかった。おもしろいのでご紹介しよう。2001年から始まったこのランキングは今回で8回目。今回のランキングは次の通り。
Top-Earning Dead Celebrities: Forbe’s Magazine, (October 27th, 2008)
The Lucky 13
01. Elvis Presley (52 million)
02. Charles M. Schulz
03. (new) Heath Ledger (Australian actor, 28) (20 million) (2008/1/22)
04. Albert Einstein
05. Aaron Spelling
06. Dr. Seuss (Theodor Geisel)
07. John Lennon
08. Andy Warhol
09. Marilyn Monroe (6 million)
10. Steve McQueen
11. (new) Paul Newman (died in September, 83) (5 million) (2008/9/26)
12. James Dean (5 million)
13. (new) Marvin Gaye (3.5 million)
今年のランキングも13位までで、この13人の1年間の推定収入合計は、1億9400万ドル(約194億円)。今年もトップはエルヴィスで5200万ドル(52億円)。現役エンタテイナーであるジャスティン・ティンバレークの年収は4400万ドル(44億円)、マドンナで4000万ドル(40億円)というから、現役スターよりも死して稼ぐということだ。ちょうど前年2007年が、エルヴィス死後30周年ということもあったとの解説がされている。エルヴィスは2001年以来、2006年だけカート・コベインに1位を取られただけで、すべて1位。2006年は2位だった。一方昨年ランクインしていたジェームス・ブラウン、ボブ・マーリーは消えた。
■2001年から前回までのランキング
January 07, 2008
Top-Earning Dead Celebrities: Elvis Number One Again
【物故者セレブ長者番付】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002247.html
1月に28歳で亡くなったオーストラリアの俳優ヒース・レジャーは、映画『ダーク・ナイト』出演のほか、映画から派生するマーチャンタイズの権利も持っていて、2000万ドル(20億円)の収入がありそうだという。9月に亡くなったポール・ニューマンは俳優業のほか、ニューマンのドレッシングなど精力的に事業を展開しておりその収益が500万ドル(5億円)と推定された。
そして今年初登場のマーヴィン・ゲイは、350万ドル(3億5000万円)。モータウン50周年とも関連し、再発が活発化したこと、また多くの若手アーティストたちがマーヴィンの作品をサンプリングしたりしてその使用料が多数発生していること、また現在2本の映画企画が持ち上がり、その映画化権料などでランク入りした。ただしこの映画化の話は、若干停滞しているようだ。
マーヴィンは生前、ずっとお金の問題に悩まされた。IRS(国税局)から税の追徴されたり、別れた2人の妻への慰謝料・養育費に四苦八苦したりといった具合だ。彼のドラッグへの浪費も原因のひとつだった。
常に金がなく、経済的に苦しくなっていたことも、彼を自暴自棄にした一因かもしれないが、そんなマーヴィンが死後25年を経て、ミリオンを稼ぐというのも実に皮肉なものだ。
■フォーブスの記事
http://www.forbes.com/2008/10/27/top-dead-celebrity-biz-media-deadcelebs08-cz_ph_1027celeb.html
ENT>ARTIST>Gaye, Marvin

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