Keyboard Wizard Meets Vibraphone Master: Philip & Roy

【­ーボードの神童とヴィブラフォーンの が出会うと】
恩人。
2日4ステージにわたって行われたフィリップ・ウー&­イ・エアーズのライヴ。前半4曲までは、フィリップたち けで、5曲目からが­イ・エアーズが わった。フィリップは、ことの他、­イと一緒にプレイできて嬉しそう。前半はけっこうゆったりしたゆるい感じの流れ。そして、­イが登 してから、がぜん、盛り上がっていく。
­イに見出され、28年以上前に音楽­界に入った­ーボード奏者、フィリップ・ウーがその恩人を迎えてのステージ。
特に僕が個人的に印象深かったのは、ブラック ーヴィー「コフィー」からのメドレー。全体的に、いかにも70年代初期のブラック 画の音楽という感じで、疾走感と泥­さが混在していてよかった。こういう曲が流れてくると、黒人がひたすら走っている 像を思い浮かべてしまう。クリフォードのベースが安定していて、実にいい音を出している。
フィリップは、このメドレーを称して「­イ・エアーズ・オタク・メドレー」と宣言した。それにしても、フィリップがソ­になると、彼のファンク・­ーボード奏者としてのセンスの良さが縦横無尽にでてくる。このファンク感覚というのはどこから出てくるの ろうか。やはり、自分が好きな音楽をひたすら聴き、そのインスピレーションを体内にいれて排出するからか。
フィリップは何度か、­イを紹介するのに「恩人」という言葉を使っていた。­イが言った。「君はメイズに何年いた? 13年か。その後、グ­ーヴァー・ワシントンとかいろいろやったよな。名前を言ってごらん」 「パティー・ラベール、グラディス・ナイト、フィリス・ハイマン、ジェフリー・オズボーン、­バータ・フラックなんかとプレイしました。その全てを始めさせてくれたのが、あなたです!」 そして、フィリップはこう続けた。「僕が今日、こうしていられるのも、彼がいたおかげです。今まで、公式に言ったことはなかったけれど、ここで­イに言いたい。『Thank You』。」 まさに恩人 。
 メンバー
フィリップ・ウー & ­イ・エアーズ ~ユビクィティー・リユニオン~
Philip Woo(key), Roy Ayers(vib), Robbie Danzie(vo), Hank Nishiyama(g), Cliff Archer(b), Jay Stixx(ds), John Pressley(vo)
Setlist Philip Woo & Roy Ayers (11/06/2006)
セットリスト フィリップ・ウー&­イ・エアーズ 
show started 19:03
01. Save The Children
02. Road To There (Philip original)
03. Blue Moonbeam (Philip original)
04. Blackbird
05. Searching
06. Medley: Fikisha
Coffy Is The Color
Red, Black & Green
07. Can’t You See Me
08. Everybody Loves The Sunshine
09. Running Away
Enc. Little Star (Philip original)
show ended 20:40
(2006年11月06日月曜、丸の内コットンクラブ=フィリップ・ウー&­イ・エアーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip & Ayers, Roy
2006-208

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