Ladysmith Black Manbazo Live

【ステージの向こうにアフリカの大地が見える】
アフリカ。
南アフリカの8人組アカペラグループ、レディスミス・ブラック・マンバーゾのライヴ。一般のポピュラー・ファンの間ではポール・サイモンのアルバ 『グレイスランド』に参 したことで、世界的に知られるようになったグループ。僕が彼らの­在を強く意­したのは、スパイク・リーの『ドゥ・イット・アカペラ』 った。来日は2度目ということ が、見るのは初めて。
グループ名は、直訳すると「レディスミス村の黒い斧(おの)」。アフリカのずールー族では、この「ブラック」は「黒い牛」を意味し、これはそこでは最高級に強いものとされる。転じて最高級、もっとも強いもの、を意味する。この斧は、競争相手などを次々となぎ倒すことができる斧を意味する。まとめると、レディスミス村の最高に強力な斧、といったニュアンス 。そして、彼らはアカペラ・コーラスで聴衆をばっさばっさと切り裂くというわけ 。
アフリカの衣装に身を包ん 8人の足元は白いスニーカー。次々とステージにあがり、声と身体の動き けですべてを表現する。いわゆるアカペラ・グループ が­にあわせて、腕を動かしたり、足を動かしたり、実に忙しい。彼らを見ているとアフリカの音楽は、まさにダンスと密着しているということをつよく感じる。足をぱ~んと ­のほうに蹴り上げて、両腕を ­のところに持っていくその一連の動きはなんなの ろう。なにか意味がありそう 。
基本的には現地の言葉で­うが、ものによって­詞の一部が英語 ったりする。そうすると、なんとなくよくわかってくるからおもしろいもの。特に4曲目の「­ング・ウォーク・トゥ・フリーダ 」などは、自由になった南アフリカへの賛­としてひじょうに感動的 った。
8人のアカペラ けで作られる音。まさにステージの向こうにアフリカの大地を彷彿とさせるサウンド 。言葉とか、動き(曲にあわせたちょっとした動き)を誰かに解説してもらいたい。そうすれば、もっと理解度が深まること請け合い 。フライヤーに っているアーティスト写真が実に楽しそう。本当にハッピーで楽しくなるライヴ・パフォーマンス った。
 8月16日(水曜)までブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/art/20060813.html
Setlist
show started 21:00
01. Awu Wemadoda
02. Hello My Baby
03. Kwathatha
04. Long Walk To Freedom
05. Nomathemba
06. Homeless
07. Phansi Emiodini (Deep Down In The Mines)
Enc. Amazing Grace - Nearer My God to Thee
show ended 22:15
(2006年8月13日日曜、ブルーノート東京・セカンド=レディスミス・ブラック・マンバーゾ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Ladysmith Black Manbazo
2006-155

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