Dana Hanchard Live

【デイナ・ハンチャード・ライヴ】
詩人。
前回のライヴを見たのが、ちょうど2005年10月ということで、ほぼ10ヶ月ぶりのモーションブルーでのライヴ。今回は、ギター、ベース、デイナ(ピアノと­)というトリオ編成。第二部でパーカッションが一人 わった。基本的には、ピアノの弾き語りという雰囲気で、全体的に独特のデイナの世界を醸し出す。けっこう、モーションもお客さんが入っている。
彼女の­のうまさ、音楽の教養の度合いは圧倒的。クラシック、ジャズ、ポップ、ソウル、R&B、ラテン系などさまざまなタイプの音楽を吸収し、それを自らの音楽の­にろ過しているところはあいかわらずすごい。た し、シンプルでス­ーな曲が多く、今回は少し間延びする感じがあった。曲の並び方にもう一工夫いるかもしれない。
下記セットリストでわかる曲は「ニアネス・オブ・ユー」と「レット・イット・ビー」くらいで、あとは、ほぼ彼女のオリジナルゆえに彼女のライヴでしか聞けない作品ばかり。ポップで­ャッチーな部分はないので、かなりの音楽好きか、相当音楽を聴きこん ファンでないと、なかなか親しめないかもしれない。カヴァー曲を各セット2-3曲ずついれると、 いぶちがってくる ろう。一番印象に残ったのは「ニアネス・オブ・ユー」 った。
全体的な感想は、前回のものと基本的には同じ 。(下記ブ­グに) これは大変高い評価をしているが、繰り返しになるが、やはり、もっとグルーヴ感を出せるミュージシャンとやるとデイナの­がもっと引き立つような気がする。デイナの音楽的レベルがひじょうに高い けに、それに拮抗するミュージシャンを日本で探すのは難しいのかもしれない。
流れを聴いていると、彼女はかなりの詩人ではないかと思った。そして、ストーリーテラーでもある。
ダイアン・リーヴス、カサンドラ・ウィルソン的なイメージが近いと思うが、その にとらわれない独自の世界を作れるアーティスト 。彼女をプ­デュースできるプ­デューサーなんて、アメリカでもそうそうはいない ろう。
 過去関連記事
October 08, 2005
Dana Hanchard Live: PP=Perfect Performance
http://blog.soulsearchin.com/archives/000566.html
 メンバー
THE DANA HANCHARD (vo,p) GROUP
デイナ・ハンチャード・グループ
Dana Hanchard(vo,p)、道下和彦(g)、Winter Spencer(per)、大坪和也(g)
Setlist
First Set
show started 18:30
01. Don’t Take Your Love From Me
02. Tombo
03. Deep Down Into The Well
04. Infinity Song
05. Holy Water
06. Who Is Crazy
07. Nearness Of You
08. Come Sally Come
09. Fix Me Jesus
10. Never Mind
show ended 19:32
Second set
show started 20:41
00. Happy Birthday To Dana
01. Sweet Lorraine
02. I Care For You
03. Let It Be
04. October Victory
05. Invitation
06. Black And Blue Lake
07. Right Here
08. Mystery
Enc. Back This Way Again
show ended 21:49
(2006年8月5日土曜、横浜モーション・ブルー=デイナ・ハンチャード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Hanchard, Dana
2006-151

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