Brother Ray Was Good At Gambling:

ブラックジャック。

レイ・チャールズの自伝『ブラザー・レイ』の翻訳は、遅々として・・・少しずつ進んでいます。今予定より6日遅れ。なんとかどこかでこの遅れを取り戻したいところ。さて、今日終えたのが16章「ソロ・アーティストとしての苦悩」というところでした。

この中で、彼がブルース・シンガー、Tボーン・ウォーカーとライヴが終った後、朝までブラックジャックに興じるシーンがあります。ブラザー・レイは、ひたすら勝ちつづけ、Tボーンの持ちがね、何千ドルかをほとんど巻き上げてしまうんですね。すごい勝ちっぷりです。そして、Tボーンにはあと80ドルしか残っていない。

で、その80ドルを最後の勝負として賭けるわけです。ブラザー・レイの手札は最初から20だった。Tボーンは、2と3。次に3が来て、さらに4が来て、また4が来た。ここで16。16では勝てないが、もう一枚引くとバースト(ドボン)してしまうかもしれない。だが彼が引いたのはどんぴしゃの5。21になり、Tボーンが勝ったのですが、その時、宿の女主人が朝食の注文を取りに部屋に入ってくる。

盲目のレイから金を取り上げているTボーンをその女主人はたしなめるわけです。それまでさんざんやられていたのに、たった1回勝った瞬間だけを見つかり、文句を言われるのだからたまったものではありません。彼は踏んだり蹴ったりなわけですが、レイは笑いながら、これを曲にしようということで、一曲書いたのです。

それは、まさに「ブラックジャック」という曲でした。

僕はこういうギャンブルのシーンがでてくる物語が好きでねえ。いろんなおもしろいドラマが生まれるからです。映画ではあの『シンシナティー・キッド』(スティーヴ・マックイーン主演)なんか最高です。

しかしなあ、改めて考えると、目が見えないレイ・チャールズ、どうやってブラックジャックやるんだろう。うわさの点字付きカードでやっていたんだろうか。そうしたら、触っただけで、Tボーンのカードが筒抜けというか、わかってしまう。だから、Tボーンはそれで負けたのか。(笑) 

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なお、その「ブラックジャック」は、下記のアルバムに入っています。

The Birth Of Soul : The Complete Atlantic Rhythm & Blues Recordings, 1952-1959
The Birth Of Soul
 The Birth Of Soul : The Complete Atlantic Rhythm & Blues Recordings, 1952-1959

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