DVD "Standing In The Shadows Of Motown" On "Soul Blends": The Brothers Are Family

モータウン三昧。

今日の『ソウル・ブレンズ』は、モータウン特集第3回です。2時からの「ソウル・サーチン」では通常の枠を拡大して、いよいよ日本盤が発売された『永遠のモータウン(原題Standing In The Shadows Of Motown)』の2枚組DVDをご紹介します。

DVD、ちょこっとですが、ライナー解説書きました。このDVDは、映画本編(ディスク1)のほか、映画の中で紹介されなかった未公表インタヴューの部分が編集されています。このディスク2が、実は見所になっていて、次のようなチャプターがあります。

1.ファンク・ブラザースとの夕べ(メンバー座談会)
2.マルチアングルのジャムセッション
3.間に合わなかったメンバー(ドキュメンタリー)
4.待ちわびた栄光(ドキュメンタリー)
5.各メンバー紹介
6. 劇場予告

1は、この映画の主人公、ファンク・ブラザースたちが映画撮影の後に一堂に会してディナーをしながら、昔話に花を咲かせるシーン。本編では使われなかった様々なエピソードなどが語られます。

その中で、ジョニー・グリフィスの「俺には血のつながった兄弟がいなかったが、彼ら(ファンク・ブラザース)こそが兄弟だ」という言葉は、この映画、このプロジェクトを象徴しています。そして、彼らが「ウィ・アー・ファミリー」という時、まさにそういうことなのです。

あるいは、ごく初期に他界しているベニー・ベンジャミン(ドラムス=69年死去)やジェームス・ジェマーソン(83年死去)らが酒などにおぼれ、人生の末期が悲惨だったことが語られるところなどなんともいえません。

3は、この映画の完成をみることなく、他界してしまったファンク・ブラザーのメンバーについての映像。キーボードのジョニー・グリフィスは映画にも登場し、ディナーにもいますが、プレミアの直前に急死。共にやってきたメンバーたちを悲しみの淵に落します。

原作者であるアラン・スラツキーは、「一生に一度は『聖戦』というものに挑戦しなければならない時があるものだ。それがこのプロジェクトだった」といいます。

彼らの映画『永遠のモータウン』を監督したポール・ジャストマンは、自身にとってモータウンサウンドは、「(自分の)人生のサウンドトラックだからこの映画を撮りたかった」というようなことを言っています。モータウンとは、彼だけでなく、世界中の人々の人生のサウンドトラックになっているのです。

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映画『永遠のモータウン』DVD

永遠のモータウン
永遠のモータウン

サウンドトラック『永遠のモータウン(デラックス・エディション)』

「永遠のモータウン」オリジナル・サウンドトラック(デラックス・エディション)
「永遠のモータウン」オリジナル・サウンドトラック(デラックス・エディション)

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