Play Without Words: Well Crafted Play With Message

シルエット。

「プレイ・ウィズアウト・ワーズ」をもう一度見た。(2004年7月16日付け日記・参照) 一度目では少しわかりづらかったところも、2度目となると落ち着いてみているため、けっこうわかったりすることもある。細かいところで、ああ、こんな動きをしていたのか、とか、へえ、あそこはこうなってたんだとか、再発見はいろいろある。

しかし、なんと言ってもこの舞台のおもしろいところは、3人1役という設定だ。時に、ひとりのキャラクターを3通りに演じたり、あるときは、2人が演じたり、ひとりになることもある。その時、その時で感情が複数あれば、複数の役者が演じ、この時はこういう思考しかないという時には、ひとりになっていたりする。

そして、細かい動きがひじょうにちみつに計算されている。唯一この中で声が出るのが第二幕のテレビを見ているシーン。そのテレビの音がテープで流される。これらはすべて60年代のテレビ番組だという。そして、そのテレビ番組の内容が、舞台右で演じられる。ゴーゴーにのったダンサーたちが、踊るのだ。テレビ画面は観客席からは見えないが、そこに映っていることが、舞台で演じられている。

一番かっこいいなと思ったのは、最後のシーン。トランペットを台の上に上って吹くのだが、そのシルエットが舞台下からスポットライトが当てられ、じつにきれいに壁面に映し出されるのだ。3人一役だと、一瞬誰を見ていいかわからなくなるときがある。そして、3人の動きを見ていると、目がちかちかしてきたりもする。だが、それでも興味の集中が途切れない。やはり、とてもよく出来た作品だと改めて思った。

そして、言葉のないプレイ(劇)だが、メッセージはしっかりあるプレイだ。

(2004年7月22日・渋谷シアターコクーン=プレイ・ウィズアウト・ワーズ)

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