■モーリス・ベジャール追悼特別公演

■“In Memory Of Maurice Bejart”

【モーリス・ベジャール追悼特別公演~東京バレエ団】
倍増師チュチュ(白鳥)
いろいろなご縁と幸運がつながり、ところてん式に東京バレエ団のモーリス・ベジャール追悼特別公演を観劇させていただくことになった。(Aさんが取ったチケットが、Aさんが行けなくなり、Bさんに渡され、Bさんが行けなくなり、僕の手元に舞い降りた)
モーリス・ベジャールはフランスのバレエ振付師で、多くの作品を残し、昨年(2007年)11月22日に80歳で死去した人物。その彼の作品を、1964年に創設された日本を代表するバレエ団、東京バレエ団のメンバーが追悼公演ということで演じた。
僕はこういうバレエを見るのは初めて。ダンスは、ポピュラーなものであれ、ヒップホップ的なものであれ、見るのは大好きなのだが、やはり、一言で感想を述べるなら、人間の肉体の動きには不可能はない、ということ。本当にダンサーのみなさんは、よく体が動く。また肉体そのもの美しさが、動きとともに倍増する。振付師とは、まさに美の倍増師だ。そして、このモーリス・ベジャールという稀代の振付師の振付は圧倒的に感じた。
圧巻だったのは、3つ目の演目「春の祭典」。冒頭、20人以上のダンサーが床にうつぶせになっていて、彼らが1人、2人と起き上がっていく。「春の祭典」というだけあり、何かが始まる「春」の訪れ、そこから表現されていくものが実におもしろい。こういう動きとか、踊りそのものを見ていると、たとえば、マイケル・ジャクソンなんかこういうものを見て、ものすごくインスパイアーされて自分のダンスに取り入れているんだろうなと思う。
これは、モーリス・ベジャールが鹿の発情、鹿の交尾を描いた映画を見てインスピレーションを得て、振り付けを作った、という。パンフレットのモーリスのコメントによれば、「春とはいったい何であろうか。春は突如として沸き起こり、植物、動物、人間それぞれの世界を燃え立たせる。このバレエ作品が、肉体の深淵における男女の結合、天地の融合、春のように永遠に続く生と死の賛歌とならんことを」とのことしか
ここで生贄(いけにえ)でソロを演じる吉岡美佳さん、あるいは、「ギリシャの踊り」で2人で演じる上野水香さんらはやはりオーラがあり、輝いている。バレエを見るのが素人の僕でも見惚れた。
■ セットリスト (主な配役)上野・東京文化会館大ホール 2008年5月10日(土) 
東京バレエ団<モーリス・ベジャール追悼特別公演>「ギリシャの踊り」「火の鳥」「春の祭典」
Setlist: Danses Grecques, L’loiseau De Feu, Le Sacre Du Printemps / The Tokyo Ballet 2008 @ Ueno, Tokyo Bunka Kaikan, Dai-Hall
(各演目の間には20分程度の休憩あり)
【振り付け モーリス・ベジャール】
「ギリシャの踊り」
performance started 15:05
Ⅰ.イントロダクション
Ⅱ.パ・ド・ドゥ(二人の若者) 長瀬直義‐横内国弘
Ⅲ.娘たちの踊り
Ⅳ.若者の踊り
Ⅴ.パ・ド・ドゥ 小出領子‐松下裕次
Ⅵ.ハサピコ 上野水香‐高岸直樹
Ⅶ.テーマとヴァリエーション
   ソロ 後藤晴雄      
パ・ド・セット 佐伯知香、高村順子、西村真由美、乾友子、田中結子、森志織、吉川留衣
Ⅷ.フィナーレ 全員
performance ended 15:44
「火の鳥」
performance started 16:05
火の鳥:木村和夫
フェニックス:高岸直樹
パルチザン:小出領子、高村順子、西村真由美、高橋竜太、平野玲、松下裕次、井上良太、宮本祐宜      
performance ended 16:27
「春の祭典」
performance started 16:50
生贄:中島周
2人のリーダー:平野玲‐横内国弘
2人の若い男:氷室友‐小笠原亮
生贄:吉岡美佳
4人の若い娘:小出領子、高村順子、西村真由美、佐伯知香
performance ended 17:25
(performance time including curtain call)
(2008年5月10日土曜、上野・東京文化会館大ホール=東京バレエ団<モーリス・ベジャール追悼特別公演>「ギリシャの踊り」「火の鳥」「春の祭典」ライヴ)
ENT>Ballet>Tokyo Ballet
2008-77
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