●第51回グラミー賞、ソウル・サーチャー的にもっとも印象に残った瞬間

[2009/02/11]

●【第51回グラミー賞、ソウル・サーチャー的にもっとも印象に残った瞬間】
印象。
これも、昨年一度書いてみてちょっと好評だったので、第51回グラミー賞、ソウル・サーチャー的印象に残った10のモーメンツ。
1. ジェニファー・ハドソンの歌い終えた後の声にならない「サンキュー」と言った瞬間。感動…。(これについては昨日書きました)冒頭のホイットニー・ヒューストンからの受賞(ベスト・R&Bアルバム部門)もよかった。
2.ライヴ・パフォーマンスを見るサー・ポール・マッカートニーの、心なしか、「なぜNARASは僕にグラミーをくれないの」という寂しげな様子。
3.フォー・トップス・トリビュートのバックで、キーボードにグレッグ・フィリンゲーンズを発見した瞬間。
4.同じくフォー・トップス・トリビュートのバックで、マイ・バディー、バシリ・ジョンソンらしき人物を発見した瞬間。バシリはニューヨークのトップ・パーカッション奏者。ホイットニー・ヒューストンやスティーヴ・ウィンウッドなどでも来日し、個人的にいつのまにか仲良くなったグッド・ガイ。あのフォー・トップスは誰がバンマスだったんだろう。何度かこのシーンを見たら、わかった。リッキー・マイナーがバンマスだった。

Four Tops Melody w/ Ne-Yo, Jamie Foxx, Smokey RobinsoUploaded by Alisvideo

http://www.youtube.com/watch?v=eeAjwnQUUrs

5.ジャスティン・ティンバーブレイクとアル・グリーンの家がものすごく近かったということを知った瞬間。
6.レコード・オブ・ジ・イヤーを獲得したアリソン・クラウスが、ロバート・プラントと会わせてくれた人物として、ビル・フラナガンの名前を口にした瞬間。ビルはビルボードなどにも記事を寄稿していた音楽評論家。自身の体験を元に「A&R」(新潮文庫)という小説も書いている。調べてみたら、彼自身にはグラミーのトロフィー自体はいかないようだが、少なくとも、ステージには上がっていた。とても光栄なはず。

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さて、レコードを受賞したロバート・プラントらの作品は、なんとインディペンデント系のラウンダー・レコードからリリースされていた。それを考えると、グラミーをこれだけ取ったというのは、さらに快挙と言える。普通、インディ系のものは、なかなか票を集められないからだ。メジャー作品は、投票権を持つメジャーの社員などが自社作品に投票する可能性が高いので、票を集めやすい。ラウンダーはいい良質のルーツ的な音楽を出しているレーベル。そうした音楽が認められたということでもある。
7.毎度CMタイムとなるNARAS会長ニール・ポートナウがその怠惰なスピーチの中で、何度もオバマ大統領の「イエス・ウィ・キャン」を言うものの、まったく「イエス・ウィ・キャン(私たちは、出来る!)」な感じがしなくて、「イエス・ウィ・キャント」な雰囲気が漂った瞬間。同じ言葉を発するだけでも、オバマが言うと、「イエス・ウィ・キャン」な感じなんだよなあ。(笑)ニールが言うと、思わず、「No, you can’t」と相槌を打ってしまいそうな瞬間。
8.同じくフォー・トップスの紹介のところで、スモーキー・ロビンソンが、Duke Fakirの発音をデューク・フェイカーと言っていたこと。僕はずっとファキールだと思っていたので、これ以後はフェイカーと表記するようにしようかと思ったら、別のビデオなどでファキールと言ってるのもあった。でも近いスモーキーが言うのであれば、フェイカーが正しそうに思える…。
9.同じくフォー・トップスのところで、ニーヨがトップスのオリジナル・メンバー、オービー・ベンソンに一瞬見えてしまった瞬間。乗り移ったかと思った。
10.一番最後のスティーヴィーの歌が時間切れで途中で終わってしまった瞬間。あれは残念でした。(笑)
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