⊿バーナード・プリティー・パーディー&チャック・レイニー

⊿【バーナード・プリティー・パーディー&チャック・レイニー】
ジューク・ジョイント。
昨年12月以来、一年も空けずの再度ライヴ。ドラムス、ギター、ベース、キーボードにヴォーカルというシンプルにて最強の布陣のバンド。手練手管(てれんてくだ)とはこういう連中のことを言うのだろう。主人公は、バーナード・パーディー(ドラムス)とチャック・レイニー(ベース)。今年は昨年とは違うキーボード、ジョン・コルバが参加。けっこう歌っていた。ブルース・ブラザース・バンドの一員でもあるロブ・パパロッツィは、歌とハーモニカで大活躍だが、ハーモニカを12台以上持ってきていた。
なんと言っても、バーナードのドラムスの機材数は少ないのに、表現力のありようはもう文字では表せない。たまたまこの日、新進気鋭のドラマー小笠原さんが来ていたのでちらっと話しをすると、「もう影響受けまくりです。あんなに少ないのに、『(ドラムの)歌わせ方が全然違いますよ』」と大興奮ぎみ。そうかあ、ドラムスを歌わせるんだ。なるほど。さすが、優秀なドラマーは言うことが違う。
昨年のセットリストと比較するとわかるが、今年もセットリストを大幅に変えている。レパートリーが多く、また自由自在に曲を入れ替えられるわけだ。
曲を始めるキューはいつもパーディーが出す。「1-2-3!」 そして、めくるめくグルーヴの世界が始まる。しかし、パーディー・シャッフルとはうまいことを言ったものだ。
パーディーの確固たるファットバックなドラムスとレイニーのポンピン・ベースは、六本木のビルボードを、どこかアメリカ南部のジューク・ジョイントに変貌させるかのようだ。
(ジューク・ジョイント=ダンスも出来るような酒場。バンド演奏やジュークボックスで音楽がかかるところ)
■過去記事(前回ライヴ評)
December 04, 2007
Bernard Pretty Purdie & Chuck Rainey Live
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200712/2007_12_04.html
■ メンバー
バーナード・“プリティー”・パーディー / Bernard "Pretty" Purdie(Drums/Vocals)
チャック・レイニー/Chuck Rainey(Bass/Guitar)
ロブ・パパロッツィ/Rob Paparozzi(Harmonica/Vocals)
ジョージ・ナーハ/George Naha/(Guitar)
ジョン・コルバ/John Korba(Piano/Vocals)
■セットリスト バーナード・パーディー&チャック・レイニー 2008年11月11日
Setlist : Bernard Pretty Purdie & Chuck Rainey @Billboard Live, November 11, 2008
[ ] indicates the acts who made hit
Show started 21:31
01. Until You Come Back To Me [Aretha Franklin]
02. I’d Rather Drink Muddy Water (In A Sleep In A Hollow Log) [Grant Jones]
03. How Long Will It Last (Instrumental) [Stuff]
04. Sara Smile [Hall & Oates]
05. Back In Love Again [LTD]
06. Baby I Love You [Aretha Franklin]
07. Peg [Steely Dan]
08. Hangin Out Right(Chuck on vocal) [Chuck Rainey]
09. Something You Got [Alvin Robinson, Chuck Jackson & Maxine Brown]
10. What’s Going On [Marvin Gaye]
11. Going Back To Louisiana [Delbert McClington]
Enc. Home At Last [Steely Dan]
show ended 22:38
(2008年11月11日火曜=ビルボード・ライヴ=バーナード・パーディー&チャック・レイニー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Purdie, Bernard & Rainey, Chuck
2008-185

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