☆木下航志~四季毎にライヴ

☆Kishita Kohshi Live At Blues Alley: Started With "Sun Goddess" With Sunglass  


【木下航志~四季毎にライヴ】
黒サングラス。
目黒ブルーズ・アレーで3ヶ月に1回ほど定期的にライヴを行うようになった木下航志のシリーズ『ドゥ・ザ・ソウル』第2弾。いきなり、マサ小浜のカッティング・ギターから始まったショウのオープニングはアース・ウィンド&ファイアー、ラムゼイ・ルイスの「サン・ゴッデス」。おおおっ。そして、矢継ぎ早に山下達郎さんの「ラヴ・スペース」へ。こういう曲、けっこうあってるかも。この日は初めて黒いサングラスをかけ、おしゃれな帽子姿で登場。なかなかいい感じ。ちょっと「ミニ・ブルース・ブラザース」みたいだ。あるいは、サングラスをかけたマコーレ・カルキンか。
そして、スティーヴィー、レイ、ダニーというお気に入りアーティスト3連続。この「サムデイ・ウィル・オール・ビー・フリー」は相当よかった。この日全曲の中で1番だったかもしれない。特に最後の「フリー~~~」という部分の声の伸びなど見事。本人曰く「ダニーが乗り移ってしまいました」はあながち大げさではない。
マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルで知られる「エイント・ノー・マウンテン…」は、航志くんと東京レディー・ソウル・ナンバー・ワン、ブレンダ・ヴォ~~~ンとのデュエット。航志くんによれば、ヴォーンの発音、ボーンではだめだそうで、ちゃんとV音を発音して、ヴぉ~~~んと言わなければ怒られるそうだ。(笑)発音、大事です。
第二部のオープニングは、チック・コーリアの「スペイン」。これは、航志くんのピアノの先生、フィリップ・ウーのレッスンでの課題曲だったそうで、何度かやっているうちに、じゃあ、ライヴでやろうということになった。なかなか難しいはずの曲だが、うまくこなしていた。ところで、航志くんのピアノ・プレイを聴いていて、ふと「フィリップの影響」を感じるところが何度となくあった。フィリップみたい、というフレーズ、タッチなのだが、その影響を受ける航志くんもすごいが、フィリップ節というのを持っているフィリップも改めてすごいと思ってしまった。
ダニーの最後の「…フリー…」というところもすごかったが、「ホワッツ・ゴーイング・オン」の最後の「ゴーイング…オ~~ン」とくるところも見事。
アンコール2曲目でアル・グリーンの曲を歌うが、このとき、「スペシャル・ゲストが来ています」と言って、紹介したのが、神野ゆりさん。ゆりさん本人も話を聞いてなくて、「スペシャル・ゲストって誰だろう」と思って、きょろきょろしていたら自分の名前が呼ばれてびっくり仰天だったそうだ。そして、「レッツ・ステイ・トゥゲザー」をブレンダ、航志、ゆりの三つ巴で歌った。ゆりさんは、モーションでのKくんライヴを観てから、こちらのセカンドにライヴはしご。そして、ここでの圧巻は、途中、フィリップと航志くんのアドリブ・ピアノ・プレイ。フィリップが何音かその場で弾いたのを、航志くんがそれをそっくりになぞる。もちろん、フィリップのフレーズはその場ででてきたもので、航志くんはその瞬間瞬間に、聴いたものを弾いたのだ。すごいと思った。
ライヴ後のこうしくんとゆりさん
それにしても、航志くんはもうすっかり舞台慣れしていて、途中のMCもとぼけていて、おもしろい。別に笑わせようとして話してるのではないのだが、「間」がおもしろいんだろう。
あとはここまでのレベルになると、英語の発音にさらなる磨きをかけたいところ。ブレンダ先生か、フィリップ先生に英語の特訓もしてもらおう。(笑)
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航志くん、次のライヴすでに決定。2008年12月5日(金)、ブルースアレーで。また、神野ゆりさん、10月16日(木)、横浜モーション・ブルーで単独ライヴ決定。ブレンダ・ヴォーン、12月27日(土)ブルースアレーで。それぞれライヴ決まってます。予約はお早めに! 
また、これは改めてレポートしたいと思いますが、我らがフィリップ・ウー、明日から旅立って、な、な、なんと約10年ぶりにフランキー・ベヴァリー&メイズに参加。一月ほど前に聞いていたのだが、まだ書くな、と言われていた。が、やっと許可がでました。(笑) デトロイト→バルティモア→クロイデン→ロンドン・ハマースミスオデオン(3日間)の約10日の旅。フィリップ特派員に写真、セットリストなどを送ってくれと言っておきましたので、クインシー・ライヴ・レポ以来の海外特派員レポートになるかもしれません。フィリップ入りのメイズ、みたいなあ。たのしみ~~。
■ 木下航志 最近の過去記事
June 09, 2008
Kishita Koushi First Live At Blues Alley
http://blog.soulsearchin.com/archives/002562.html
(ここに過去記事一覧リンクがあります)
July 18, 2008
Kishita Koushi & Les Freres Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/002611.html
■ メンバー
木下航志 『Do The Soul!! vol.2』 @BAJ on 11th September 2008
(Vo/Pf/Rhodes)木下航志 (HAMMOND A-100)Phlip Woo (B)Takeshi Namura (G)Masa Kohama (Ds)Bert Adams (Vo)Brenda Vaughn (Vo/Sax)Pierre Andre
(Jump in) Kamino Yuri (Vocal)
■ セットリスト 木下航志
Setlist : Kishita Kohshi @ Blues Alley, Meguro, September 11, 2008
[ ] original artist
show started 19:41
01. Sun Goddess [Ramsey Lewis, Earth Wind & Fire]
02. Love Space [山下達郎]
03. Ribbon In The Sky [Stevie Wonder]
04. Georgia On My Mind [Ray Charles]
05. Someday We’ll All Be Free [Donny Hathaway]
06. 午前4時 [Kishita Kohshi]
07. My Cheri Amour [Stevie Wonder]
08. Ain’t No Mountain High Enough [Marvin Gaye & Tammi Terrell]
show ended 20:35
second set
show started 21:00
09. Spain [Chick Corea]
10. Mess Around [Ray Charles]
11. Superstar [Leon Russell, Carpenters, Luther Vandross]
12. Route 66 [Nat King Cole]
13. Don’t Let Me Down [Beatles]
14. We Got Rhythm [Philip Woo]
15. What’s Going On [Marvin Gaye, Donny Hathaway]
Enc. I Shall Be Released [Bob Dylan]
Enc. Let’s Stay Together (with Kamino Yuri, Brenda) [Al Green]
Enc. 蘇州夜曲 [服部良一・作1940]
show ended 22:14
(2008年9月11日木曜、目黒ブルース・アレー=木下航志・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kishita, Kohshi
2008-154
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