★タワー・オブ・パワー、ブルーノート史上初、2時間半超ライヴ(Part 1)

★Power Of Horns, Rhythms, Vocals And Everything (Part 1): Hi Energy Funk Exploded More Than 2 Hours & Half …

【タワー・オブ・パワー、ブルーノート史上初、2時間半超ライヴ(Part 1)】
怒涛ミッキー
5月16日(金)からやり始めて、2度の週末をはさみ、あしかけ3週間ライヴ。まさにタワー・オブ・パワー・ウイーク、あまりの人気に当初最終日のあとに追加公演が決まり、その日曜日の特別公演に。もう少し前に来たかったのだが、なかなかタイミングあわず、やっと最終日にまにあった。来年以降は、タワー・ウイークは、彼らのライヴを先にがっちり予定に書き込んでおかないとダメみたいだ。初日、中日、最終日とか。(笑)
この日は特別公演というわけか、通常1日2ステージが7時開始の1ステージのみ。アリーナ(ステージ前の一段低いエリア)の両サイドに高いスツールを置き、スタンディング・エリアを特設。どんどん踊ってください、という雰囲気を作った。会場に入るなり、なんとケイリブ・ジェームスがいた。彼がDJカマサミ・コングさんと来ている。彼らの横で見ることができた。
さて、一言で言えば、超お得なライヴだった。コンセプトは、イミーリオが解説をしながらタワーの歴史を、現代から昔にさかのぼるというもの。こんなことは見たことがなかった。何しろ、通常は70-80分程度のファンク・ショーをノンストップで行っていく彼らが、ほぼ1曲ずつに簡単な解説や、誕生エピソードを語りながら、演奏していく。しかも、それまでの1週間ファーストとセカンドでほぼダブりなく演奏していた彼らが、そのファーストとセカンドの両方をあわせたようなショーを繰り広げたのだ。2割増量なんてものではない、ダブル・ザ・ショー、ショー自体が2倍になっていた。結局、2時間半超、27曲以上を演奏する特大ステージになった。ブルーノートには20年近く通っているが、少なくとも、僕のブルーノート歴の中で、もっとも長いショーになった。
1曲目から観客総立ちの怒涛のパフォーマンスであった。
それにしても、このホーン・セクションが最大のスターであるタワー・オブ・パワーは、結成40年を向かえ、ますます輝きを増す。「1988年、俺は酒を止めた。だから、今こうして生きている。ドックも1989年に酒を止めた。だから、こうやって生きている」 イミーリオのMCは、過去40年を振り返って、さまざまな思い出話をしていく。「僕たちは40年間、ソウル・ミュージックをやってきた」 ソウルをやり続けて40年、途中に多くの山あり谷ありを乗り越え、ソウル・サヴァイヴァーに。
A4の紙にセットリストと話したことをメモしたが、あまりの長さに裏を使っても書ききれなかった。イミーリオが話したことなどを記憶の限り、明日のブログでもご紹介しよう。
↓表

↓裏

今回の来日で15回の公演を行った彼らだが、もし1回だけ見ることができるなら、この日のものが文句なく最高だ。僕が今年見たライヴの中でダントツのナンバーワンである。それだけではない。ブルーノートのライヴの中でも歴史に残る一夜になったと断言できる。本当にラッキーだった。興奮冷めやらない。
(この項・明日につづく)
■ 過去関連記事
March 17, 2007
Tower Of Power Live: Continuation Makes Power
http://blog.soulsearchin.com/archives/001645.html
2004/01/21 (Wed)
Down To The Night Club: Tower Of Power Show What Is Hip
https://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040121.html
2004/01/22 (Thu)
Stranger Turned To Be A Friend By Power Of Tower & Champagne
https://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040122.html
February 24, 2006
Tower Of Power Live: It’s Soooo Hot Downstairs, Upstairs, Too
http://blog.soulsearchin.com/archives/000852.html
■ メンバー
イミーリオ・カスティーヨ(テナー・サックス、ヴォーカル)Emilio Castillo(ts,vo)
ラリー・ブラッグス(ヴォーカル)Larry Braggs(vo)
トム・ポリッツァー(サックス)Tom Politzer(sax)
スティーブン・“ドッグ”・クプカ(バリトン・サックス)Stephen "Doc" Kupka(sax)
マイク・ボガート(トランペット、フリューゲルホルン、ヴォーカル) Mike Bogart(tp,flh,vo)
アドルフォ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)Adolfo Acosta(tp,flh)
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)Roger Smith(key,vo)
マーク・ハーパー(ギター)Marc Harper(g)
フランシス・ロッコ・プレスティア(ベース)Francis Rocco Prestia(b)
デヴィッド・ガリバルディ(ドラムス)David Garibaldi(ds)
■ セットリスト タワー・オブ・パワー @ブルーノート東京
Setlist : Tower Of Power @ Bluenote Tokyo, May 25,2008
→denotes medley to next song
Members on the stage 19:04
Performance started 19:08
01. We Came To Play
02. And You Know It
03. Oakland Zone (snippet)
04. So I Got To Groove – A Riff & Rhythm Of “Super Bad”[James Brown]
05. Diggin’ On James Brown
06. Soul With A Capitol “S”
07. How Could This Happen To Me
08. Stroke 75 →
09. Ain’t Nothin’ Stoppin’ Us Now →
10. You Ought To Be Havin’ Fun 
11. Can’t Stand To See Her Slaughter
12. As Surely As I Stand Here
13. You Strike My Main Nerve →
14. Just Enough And Too Much
15. Only So Much Oil In The Ground
—- Doc plays few notes upon introducing member
16. Willing To Learn
17. (To Say The Least) You’re The Most  
18. It’s Not The Crime
19. Can’t You See (You Doin’ Me Wrong)
20. Time Will Tell
21. Clean Slate
22. This Time It’s Real
23. Down To The Night Club
24. So Very Hard To Go
25. What Is Hip → Soul Power [James Brown] → What Is Hip
Enc.1. You’re Still A Young Man
Enc.2. Knock Yourself Out → I Thank You [Sam & Dave] → Knock Yourself Out
Show ended 21:37
(2008年5月25日日曜、東京ブルーノート=タワー・オブ・パワー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tower Of Power
2008-85
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