David Ritz

バイオグラファー。

デイヴィッド・リッツの名前を僕が知ったのは、マーヴィン・ゲイの自伝「ディヴァイデッド・ソウル」を入手したときです。85年5月のことです。本がアメリカで出て、洋書店で買いました。たぶん、銀座のイエナだったと思います。5760円もしたんです。16ドル95セントの本なのに。あのころって1ドルだいたい240円前後だったんですね。それでも、ずいぶん高いなあ、と思いました。

デイヴィッド・リッツは、作家です。特に音楽系のミュージシャンなどの自伝を書く作家です。バイオグラフィーを書く人。バイオグラファーです。

けっこうハードカヴァーなんで、読むの大変なんですよね。そんなに英語力ないし。しかも、これを書いたデイヴィッドがけっこうむずかしい単語使うんですよ。辞書引かなきゃわからないような単語。彼は詩なんかも読んだり書いたり、イギリス文学にも詳しかったりして、やたらとヴォキャブラリーがあるんです。普通の日本人にはきついですね。

それから9年を経て、偶然、彼と個人的に知り合うことになります。レコード会社の人が、デイヴィッド・リッツという人が来ているが、会ってみるかというんですね。もちろん、飛び上がって会う会う、といいました。

当時のフォノグラムの新井さんに紹介してもらって、デイヴィッドが宿泊していた帝国ホテルでランチかなにかをしたように記憶しています。で、そこでけっこう意気投合して、滞在中にまた会うことになり、イタリアンレストランに連れて行きました。それ以来、ファクス、その後、Eメールでやりとりをして、けっこう親しくなりました。

デイヴィッドがジャネット・ジャクソンのローリングストーン誌の取材で来日したときも、会って食事をしたのですが、なかなかおもしろかったです。

そのデイヴィッド・リッツのインタヴューを当時マリークレール誌に書きました。その掲載した記事自体は1ページだったので、それほど長くなかったんですが、今回このホームページにアップするにあたって、そのときに書いて没にした部分も復活させました。

インタヴューのところに今日明日中にアップしますので、お楽しみください。

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