Fatback Band: Bill Curtis Has Keep On Drumming For Over 50 Years

[2006/05/24]

【ドラム叩きつづけて半世紀】

半世紀。

ニューヨークのファンクバンド、ファットバック・バンドはドラマーのビル・カーティスが結成したパーティー・バンド。どこかのクラブや誰かの家でパーティーがある時など出張してバンド演奏で、来ているお客さんを踊らせる、そんなバンドだ。だから、躍らせて何ぼのグループなのだ。人を踊らせ、楽しませることにかけては天下一品である。

バンドマスター、ビル・カーティスは1932年ノース・キャロライナ生まれ。今年で74歳である。誕生日がちょっとまだわからないが、74という数字に驚く。ジェームス・ブラウンの一つ年上だ。それで、あのドラミングを聴かせるのだ。ビルがニューヨークにやってきたのは、1950年のこと。以来彼はニューヨークでドラムを叩き続けている。すでに56年の歴史。

ファットバックというのは、ビルのドラムスタイルを表す言葉。つまり、彼のドラムは脂っこく、泥臭く、野太いサウンドをしている。そういうドラムサウンドをファットバック(図太いドラムサウンド)と称した。また、彼のドラムのもうひとつの特長は、ハイハットのパシャパシャいう音にもある。そこで、時にビル”ハイハット”カーティスなどと呼ばれることもある。いずれにせよ、彼のドラムスタイルがバンドのサウンドを特長付けていることは間違いない。

1-2曲目の「ニジャ・ウォーク~ストリート・ダンス」が終わって、ビル・カーティスはマイクに向かって言った。「ファットバックは、ある人はファンクバンドと呼び、ある人はソウルバンドと呼ぶ。また、ある人はロックバンドと呼んだりする。だがなんと呼ばれようが、みなさんは、足を踏み鳴らして、立ち上がって、踊ってください。好きにやって。叫びたくなったら、いつでもどうぞ」

そして、観客は立ち上がった。「キープ・オン・ステッピン」では、メンバーがステージから客席下りてきて演奏しながら、歩いた。特に3管(トランペット2、サックス)が目の前にやってきて、激しくブロウ。こうして、サックスなどが目の前で生音で演奏されるとたまらない。

この日は先日演奏された「シーズ・マイ・シャイニング・スター」がアルバム『レイジン・ヘル』に収録されている「グルーヴィー・カインド・オブ・デイ」という曲に変わっていた。

(ファットバック・バンドは、水曜まで丸の内コットンクラブで)

■メンバー
ザ・レジェンダリー・ファットバック・バンド
Bill “Fatback” Curtis(drums, per), Isabella(vo), George Williams(tp), Ledjerick Todd Woods(tp), Ed Jackson(sax), Robert James Jr.(key), John King(g), Pete Everett(b), Lynn(per)

■コットンクラブ

http://www.cottonclubjapan.co.jp/ccj/top.html

■Setlist

show started 21:31
01. Njia Walk
02. Street Dance — ??
03. Wicki-Wacky
04. Gotta Get My Hands On Some (Money)
05. Keep On Steppin’
06. (Are You Ready) Do The Bus Stop (A Riff Of “I Feel Sanctified”)
07. Sunshine Lady
08. Yum, Yum, Gimme Some
09. Groovy Kind Of Lady
10. Spanish Hustle
11. Backstrokin’
12. I Found Lovin’
Enc.1. Is This The Future (A Riff Of “Don’t Stop The Music”)
Enc.2. I Like Girls
show ended 23.27

(2006年5月22日月曜セカンド、丸の内コットンクラブ=ザ・レジャンダリー・ファットバック・バンド・ライヴ)

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2006-103