Fukamachi Jun Goes To Ben's Cafe

【深町純・高田馬場ベンズ・カフェに行く】

振動。
普段恵比寿のアートカフェを本拠に毎月一回ピアノ・パーティーを開催しているピアニスト、深町純が高田馬場にあるベンズ・カフェというところで、ほぼ同じスタイルで即興演奏会を行った。ここに登場するのは初めてで、アートカフェとの一番の違いは、グランドピアノではなく、ヤマハの「モチーフ8」というシンセサイザーを演奏するということ。興味津々で出かけた。
お店は店内が禁煙、外のテラスが喫煙で、したがって店の中は煙がない。大体店内で30席くらいだろうか。いつもの常連も何人か顔を見せた。シンセと店内の4台のボースの小さなスピーカーをつなぎ、そこから音を出す。
やはり、生のピアノとシンセの違いが大きい。何が違うのかとじっくり考えてみたら、シンセの音は小さな4つのスピーカーから流れてくるという点。これが決定的に違う。つまり、スピーカーから流れてくるのはあくまで機械音なんだなあ、ということ。何よりも、一番感じたのは空気の振動がないことだった。普段、アートカフェでは音はスピーカーからは流れてこない。ピアノという楽器からそのままの音が直接的に身体に伝わってくる。だが、ここではスピーカーからでてくる音で、空気の振動というか波動がこない。もちろん、音量はひょっとしたら、直接のピアノの音よりも大きいかもしれないが、音圧というかそうしたものがない。あるいはスピーカーが小さいからか。
まあ、とりあえず今回は第一回でもあるし、すべて実験ということで、例えば次回以降、スピーカーをもう少しいいものにするとか、さまざまな試行錯誤があるのだろう。このシンセには、1500種類以上の音色が入っているという。様々なトライができそうだ。
ベンズカフェ・ウェッブ
http://www.benscafe.com/ja/index.html
■過去関連記事
April 30, 2006
Fukamachi Jun Live #64
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_04_30.html
(ここに過去記事一覧があります)
■Setlist
1st Set
show started 19:12
01. 2006年5月12日19時12分の作品(5.18)
02. 2006年5月12日19時18分の作品(7.56)
03. 2006年5月12日19時26分の作品(「215億円」)(6.13)
04. 2006年5月12日19時45分の作品(6.27)
05. 2006年5月12日御題拝借作品1.(2.11)
06. 2006年5月12日御題拝借作品2.(3.01)
07. 2006年5月12日20時08分の作品(9.47)
show ended 20:18
(approximately performing time: 40.53 of 66 minutes show)(.619)
2nd Set
show started 20.40
01. 2006年5月12日20時40分の作品(5.58)
02. 2006年5月12日20時46分の作品(11.52)
03. フォーレの「夢の後に」(2.46)
04. シンセサイザー用・深町純オリジナル(5.10)
05. 2006年5月12日21時18分の作品(10.10)
show ended 21.30
(approximately performing time: 35.56 of 50 minutes show)(.718)
■過去の音楽比率(ライヴ全体の中での音楽の割合を表します)(単位は%)
2005年11月 第一部 41.70 第二部 51.82
2005年12月 第一部 39.86 第二部 58.91
2006年01月 第一部 58.81 第二部 67.23
2006年02月 第一部 38.4  第二部 49.7
2006年03月 第一部 50.9  第二部 92.7
2006年04月 第一部 53.1 第二部 57.3
2006年05月12日BC 第一部 61.9 第二部 71.8
(BCは、ベンズ・カフェ。特記なきものは、アートカフェ)
(2006年5月12日金曜、高田馬場ベンズ・カフェ=深町純ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fukamachi, Jun
2006-97

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