Jack Lee & Asianergy Live

【ジャック・リー&エイジアンナージー・ライヴ】

アジア。

ソウルギタリスト西山ハンコ屋さんのお誘いで彼がゲストで参加したジャック・リー&エイジアンナージーのライヴへ。メンバーリストを見て、ネイサン・イースト、さらにピアノに松本圭司さんを発見し喜ぶ。

ファースト(6時半)開始には間に合わなかったが、ファースト後半から鑑賞。ファーストとセカンドと曲は同じだったが、着いてまもなく始まった6曲目の「イースタン・スカイ」というアップテンポの曲では、松本さんのピアノが激しく炸裂していた。普段のおとなしい静かなイメージのピアノとはまったく180度違っていて驚いた。ちょうどハービー・ハンコックが激しく、グルーヴを出しているような雰囲気といえばいいだろうか。それを見ていたネイサンもにこにこしている。

ジャック・リーは韓国出身のギタリスト。フュージョン系といえばフュージョン系。昨日に引き続き韓流だ。ベースは泣く子も黙るネイサン・イースト。エリック・クラプトン、リー・リトナワー、そして、自己のグループ、フォール・プレイでもおなじみ。ドラムスはマレイシア出身のルイス・プラガスムという人で、マレイシアでは一二を争うセッション・ドラマーだそう。皆、達人ばかりが揃ったいいバンドだ。住友紀人(すみとものりひと)さんのイーウイという楽器がおもしろかった。縦笛のようになっていて、口で吹いて、音階をスイッチで調整する。

さて、セカンドは頭から。3曲目の「エイジアンナージー」では、ピアノソロ、イーウイ・ソロ、ネーサンのベースソロ、ジャックのギターソロと順番にソロが展開された。それぞれに力のはいったパフォーマンスで見事だ。また4曲目の「アイダングス・ボサ」では、ネーサンがコーラスとサックスを同時に、さらに、「ジェジュードー」ではネイサンの口笛が入るという感じでヴァリエーションもつける。

最後の「イースタン・スカイ」は未発表曲で、ネイサンのフォール・プレイのアルバムにも、ジャック・リーの次の作品にも入る予定だという。そしてアンコールの住友さんの作品「カミヤマ」の後半では、ジャックと西山さんの壮絶ギター・バトルが繰り広げられた。いずれにせよ、アジアのエネルギーが炸裂ということだ。

ライヴが終わるとメンバーが全員でてきて、サインをしたり、知り合いと皆話をしている。松本さんとは久しぶり。黒沢さんソロの時以来か。最近は趣味の自分のバンドの音源を作っていて、それが7月くらいに出るという。サックスの本田雅人さんらと4人組のバンドを作ったがバンド名はと聞くと、まだ決めていない、という。

ネイサンに「これまでに何度も日本来てるでしょう? 何回くらい来たか覚えてますか?」と尋ねると「50回」との答え。「初めての来日は?」 「うーん、たぶん、81年のリー・リトナワーかな」 「『イズ・イット・ユー』がヒットした後のライヴですね」 「そうだ、そうだ」 西山さんは、現在吉祥寺のチャチャハウスというライヴをやるレストランでソウル・エキスプレスという箱バンドに入っているというので、近いうちに遊びにいく約束をした。

チャチャハウス
http://www15.ocn.ne.jp/~cha_cha/

メンバー
JACK LEE + Asianergy with very special guest NATHAN EAST
Jack Lee(el-g), Nathan East(b), Lewis Pragasam(ds), Norihito Sumitomo(ewi,sax,key), Fumio Nishiyama(ac-g), Keiji Matsumoto(p,key)

ジャック・リーのアルバム
ジャック・リー
posted with amazlet on 06.05.03
ジャック・リー ルイス・プラガサム ノリヒト・スミトモ チャールズ・ブレンジグ スファーラ ボビー・シン ザイ・ラン トニーニョ・オルタ デイヴ・グルーシン ハーヴィー・メイソン
ビデオアーツ・ミュージック (2006/02/22)

Setlist (2nd)

show started 21:46
01. Scenes From The Past
02. Episode Of A Journey
03. Asian*ergy
04. Idang’s Bossa
05. Jejudo (Jeju Island)
06. Eastern Sky
Enc. Kamiyama
show ended 23:00

(2006年5月2日火曜、モーションブルー=ジャック・リー&エイジアンナージー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Lee, Jack & Asianergy
2006-89

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