Artists Affected By Katrina

【カトリーナの被害は甚大】

ハリケーン。

このところ、CNNをつけていると、1日中ニューオーリンズを襲ったハリケーン、「カトリーナ」のニュースばかりである。日本のニュースなどでも少しは報道されたが、その比ではない。あの911以来の全番組ぶちぬきの特別報道態勢の様相を呈している。

このニュースに映る人々のほとんどが黒人で、それを疑問に思う方もいるかもしれない。だが、ニューオーリンズの街はほとんど黒人が住んでいるような地域だ。また、ジャズ発祥の地、さまざまな音楽が息づいている街でもあり多くのミュージシャンが住んでいる。

そうしたアーティストの動向もニュースとなって届いている。4日現在までのさまざまな情報をまとめてみる。R&Bのヴェテラン、ファッツ・ドミノが一時行方不明になったが、今は無事発見されて親戚のところに移動した。ニューオーリンズのファンクバンド、ネヴィル・ブラザースのファミリーも、みな、ニューオーリンズを脱出しメンフィスのホテルに滞在している、という。しかし、ネヴィルたちの自宅はそれぞれほぼ全壊状態らしい。

ニューオーリンズの著名なプロデューサー、アラン・トゥーサンは、スーパードームに集まった25000人の避難民のひとりになっていた。同地で活躍していたR&Bシンガー、アーマ・トーマスは行方が確認できていない。彼女の持つクラブ・ライオンズ・デンは、水没している。パティー・ラベルは友人をフィラデルフィアの自宅に呼び寄せ、しばし住居を提供する。ニューオーリンズ出身のジャズ・シンガー、ハリー・コニック・ジュニアは無事。ブリトニー・スピアーズのファミリーも無事だということだ。

ところで、たびたびニューオーリンズの市長がテレビに登場している。C・レイ・ナギンという人物だが、彼が興奮して話しているところを聞いていたら、ラップを聞いているような感じを持ってしまった。実にファンキーな人物だ。全米のブラック・コミュニティーで、一気に知名度をあげた人物の筆頭になるだろう。

ニューオーリンズ地区は、もともとゼロメートル地帯にあり、昨年のハリケーンで被害を受けたため、今年、堤防補強などのための予算がつくことになっていた。だが、その分の予算が急遽イラク戦争のために使われてしまい、補強がされず今回の被害が拡大した、という。

また、このカトリーナの被災者のためのチャリティー・コンサートなども、これから次々と行われるだろう。

山岸さん、ワイルド・マグノリアスのメンバーなどはどうしているだろうか。心配だ。

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