Superfly On “Midnight Love”

【低予算から来るざらざら感のブラック・ムーヴィー】

続編。

昨日はマーチンさんの『ミッドナイト・ラヴ』の収録だった。毎月第三土曜日にFM横浜(84.7mhz)で深夜1時半から3時半まで放送されている番組だ。昨年4月からスタートしてこの5月21日放送分で14回目。

Ebony&Ivory冒頭の特集のところでは、鈴木雅之・最新作『エボニー&アイヴォリー』と、これまでの四半世紀の音源の中から秘蔵物をご紹介。元町のソウル売り、魔黒ブラウンは、今回はアル・グリーンの新作。また、ソウル・ムーヴィーでは、このほどDVD化された『スーパーフライ』(1972年)とその続編『リターン・オブ・ザ・スーパーフライ』(1990年)をまとめて紹介する。

そこで、この『スーパーフライ』2本をを久々にビデオで借りて見た。とはいうものの、『リターン・・・』のほうは、見始めても見覚えがなかったので、おそらく初めて見たのだろう。

スーパーフライ 特別版72年の『スーパーフライ』では、麻薬密売人の主人公プリーストが、生涯最後の大取引を成功させて大金を手にし、引退するところまでを描いたが、続編ではそのプリーストは、10年以上パリでかたぎの商売をしている。ところが、昔の密売人の相棒エディーが殺されてしまい、その葬式に出るためにニューヨークに戻るところから始まる。ニューヨークの空港に着いたプリーストは別室に呼び出され、麻薬密売団を壊滅させるために協力しろと脅される。

2本を続けてみると、ほんとに最初のはチープな感じの、あまり予算がかかっていない映画だなあ、ということがわかる。しかし、続編はさすがに予算があって、リッチなつくりだ。映画というのは、予算のあるなしが、画面にすぐでてしまうからおもしろい。ただ、予算が少ないからつまらない映画などということは必ずしも言えない。膨大な予算をつぎこんでも、つまらない映画はつまらないし、低予算ものでもおもしろいものはおもしろい。『スーパーフライ』は出演者、スタッフなどほとんどノー・ギャラでやっていたらしい。ブラック・ムーヴィーが脚光を浴びるのは、この『スーパーフライ』と『シャフト』が当たってからだから、しょうがないといえばしょうがない。

前作の音楽的ハイライトは、なんといってもカーティス・メイフィールドだが、続編でも彼の音楽が流れる。この頃の映画のリアル感というのかな、なんかざらざらした感触は、今となるととてもたまらなくいい。それは低予算のためかもしれないし、フィルムの質感ということもあるのだろう。1990年の『リターン・・・』には、そうしたざらざら感はない。シャビーな70年代のブラック・ムーヴィーを可能な限り制覇してみたい。

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