2010年06月20日(日) 00時01分00秒 soulsearchinの投稿

●マイケル・ジャクソン一周忌近づく~トレインチャ~マイケル・ジャクソンを歌う

テーマ:マイケル・ジャクソン関連
●マイケル・ジャクソン一周忌近づく~トレインチャ~マイケル・ジャクソンを歌う

【Traincha Sings Michael Jackson Songs】

マイケル。

6月25日のマイケル・ジャクソン一周忌を迎え、今週から来週あたりにかけてマイケル・ジャクソン関連の記事がぐっと増えると思う。東京タワーのマイケル展(すでに見ました。まだブログにアップしてなくて…)、25日公開の映画(見てみないとわからない…)、25日の西麻布イレヴンでのイヴェント(西寺郷太さんとのトークイヴェント)、25日のあちこちで行われるマイケル関連イヴェント、ケント・モリくんの著作『ドリーム&ラヴ』(献本到着感謝、はやく読まないと…)、ソニーから一挙に再発売されるマイケル・ソロ・アルバム、ジャクソンズ・アルバム(西寺郷太渾身ライナー)などについても、早急に書きます。その第一弾といってはなんですが、まずは今週見たトレインチャ・ライヴ評。

アコースティック。

オランダ出身のヴェテラン女性シンガー、トレインチャがマイケル・ジャクソン死後、マイケルの作品ばかりを歌った企画アルバム『ネヴァー・キャン・セイ・グッドバイ』をリリースしてのライヴ。当初は4月に来日予定だったが、アイスランドの火山噴火のために来日ができなくなり、その振り替え公演。そのアルバムからの楽曲ばかり、つまり、マイケル楽曲だけを歌った。

コットンクラブは、ほぼ満員。マイケル・ファンがけっこう来ているのかと思いきや、仕事帰りのスーツ姿の人が目立つ。マイケル・ファンというより、むしろバート・バカラック・ファンのような、あるいは、コットンクラブのファン、そしてトレインチャのファンのような人たちがつめかけていた。

ギタリスト1名が唯一のミュージシャンで、女性コーラス3人とトレインチャ本人、ステージには計5人。コーラスの1人が若干の打楽器(カウベルなど)を叩く。シンプルに、アコースティックにマイケル楽曲を1曲1曲歌う。アコースティックだけに、グルーヴのあるダンスナンバーにはならないが、それでも「ドント・ストップ」からのメドレーではトレインチャ本人が観客に「立って、立って」と言うこともあり、観客は立ち上がった。このあたりのアップテンポの楽曲では、コーラスの誰かがヴォイス・パーカッションなどいれるともっとよくなるだろう。ナチュラリー7がそれをいれるような感じにしたらおもしろいかもしれない。また、コーラスが一本調子なので、ジャクソン・ファイヴ楽曲だったら、5人のコーラス・グループ風のコーラス・アレンジなどが聴かれるともう少し雰囲気がでるだろう。

いずれにせよ、マイケルの曲は本当に難しい。マイケルが歌うから成立する、ということを改めて感じる。つまり、マイケルという天才シンガーがその楽曲に「輝き」を与え、その結果ヒットになっているのだろう。どうしても、聞く側も、マイケルの歌と比べてしまうから、ここは、そうじゃない、そこはそうじゃないなどと細かいつっこみをいれてしまう。それは、しばらく前のケイリブらのマイケル・トリビュートを見ても感じたこと。ちなみに、トレインチャはマイケルのようなダンスは一切しないので「ムーンウォーク」はない。(笑) トレインチャは幼い頃からマイケルが好きで、彼のアムステルダム公演にも出演したこともあるらしい。

ところでデュエットではなく、ソロで歌った「アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」(レコードではサイーダ・ギャレット、映画『ディス・イズ・イット』ではジュディス・ヒルとデュエット)は、トレインチャは床に置いてある歌詞カードを見ていた。一方、コーラスの一人で、「アイル・ビー・ゼア」を歌った黒人のバーケット・ルイスはなかなか太い声で迫力があり印象に残った。オリジナルでは、マイケルとジャーメイン・ジャクソンが歌うところだ。トレインチャとは12歳のときからの友人同士だとか。CDと違ってると思ったら、CDではキース・ジョン(スティーヴィー・ワンダーのコーラス)と歌っていた。トレインチャがはいっていたトータル・タッチというグループにも一緒にいたそうだ。

アンコールの2曲目は、マイケルが特別にサミー・デイヴィスのために書いたという「ユー・ワー・ゼア」を披露。

もちろん、マイケルのオリジナル楽曲を知ることなく、初めてこれらの曲を聴いたとしたら、ギターとシンガーのアコースティックな弾き語りというコンセプトで気軽におしゃれな感じで聴けるかもしれない。

トレインチャは、1973年2月5日オランダのアムステルダム生まれ。37歳。1990年に兄弟とトータル・タッチというグループを結成。その後ソロとしても活動。1994年には同じくオランダ出身のキャンディ・ダルファーとツアーにでたこともある。ソロとして7枚アルバムを出している。2008年2月、バート・バカラックのコンサートで来日、ライヴ中2曲歌っていた。

■バカラック・ライヴ評
2008年02月17日(日)
バート・バカラック・コンサート
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080217.html

■ トレインチャ ネヴァー・キャン・セイ・グッドバイ (マイケル楽曲ばかりをアコースティックにカヴァーした作品)

Never Can Say Goodbye
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■メンバー

トレインチャ(ヴォーカル)Traincha(vo)
バーゲット・ルイス(バック・ヴォーカル)Berget Lewis(back vo)
パティ・ガダム(バック・ヴォーカル)Patty Gaddum(back vo)
ミシェル・アウデマン(バック・ヴォーカル)Michelle Oudeman(back vo)
レオナルド・アムエド(ギター)Leonardo Amuedo(g)

■セットリスト トレインチャ
Setlist : Traincha, @Cotton Club June 14, 2010

Show started 19:03
01. Music And Me
02. Rock With You
03. Never Can Say Goodbye
04. I Want You Back
05. One Day In Your Life
06. Heartbreak Hotel
07. I Just Can’t Stop Loving You
08. Human Nature
09. I’ll Be There
10. Who’s Lovin’ You (Acapella)
11. Don’t Stop Till You Get Enough – Working Day And Night – Wanna Be Starting Something
Enc. Baby Be Mine
Enc. You Were There
Show ended 20:11

(2010年6月14日月曜、丸の内コットンクラブ=トレインチャ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Traincha
2010-86

コメント

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1 ■吉岡さんへ★

こんにちは。
わたしはマイケル関連のDVDや本を少ししか持ってないので繰り返しみてます。
ケント君の本も予約しました。吉岡さんの書斎が見てみたいなです★

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