2010年02月04日(木) 03時21分36秒 soulsearchinの投稿

◎『ウィ・アー・ザ・ワールド:25 フォー・ハイチ』続報

テーマ:チャリティー関連
◎『ウィ・アー・ザ・ワールド:25 フォー・ハイチ』続報

【More Update For "We're The World : 25 For Haiti"】

続報。

グラミー賞受賞式が行われた翌日の2010年2月1日。クインシー・ジョーンズとライオネル・リッチーの呼びかけで集まった70人以上のスターたちが録音した「ウィ・アー・ザ・ワールド」。1月12日に起こったハイチ大地震の被災者救済のチャリティー・シングルは、正式なタイトルが「We're The World : 25 For Haiti」となり、2月12日ヴァンクーヴァー冬季オリンピックの開会式セレモニーの中で、録音風景などとともにNBCテレビが生中継する。このときは、その映像は3Dで放映されるという。このビデオは、『ミリオン・ダラー・ベイビー』などで知られるポール・ハギスが監督。この作品からの収益はすべて「ウィ・アー・ザ・ワールド基金」に行き、そこからハイチの人々へわたる。ハイチ出身のワイクリフ・ジーンもエグゼクティヴ・プロデューサーの1人となっている。

さらに昨日以降、いくつかアップデートされた情報が集まっているので、簡単にまとめておきたい。

そもそもこのプロジェクトは、今年の1月28日がオリジナルの「ウィ・アー・ザ・ワールド」の歴史的レコーディングが行われてからちょうど25周年になるということで、何かをやろうということになっていた。そのための準備がクインシー、ライオネル周辺で計画されていた。そんな中、1月12日に突然ハイチに大地震が起こり、すでに20万人もの犠牲者が出る史上稀に見る大惨事になった。そこで、この「ウィ・アー・ザ・ワールド」をこのハイチ救済のために再録音しようと、軌道修正された。

今回集まった70人以上は、発起人のクインシー、ライオネル以外、前回レコーディングに参加したものは1人も参加していない。ここは憶測だが、前回の参加者を1人呼ぶと「彼は呼んで、こっちは呼ばない」などとなると収拾が付かなくなるので、それなら、いっそのこと全員呼ばず、新しい人たちを集めようとしたのかもしれない。

ライオネルによれば、「(新しい人だけでやったことについて)それは、ひじょうに厳しい決断だった。みんなこれにかかわりたいわけだからね。だが、バトンを次(の世代)に手渡さなければならないときもあるのだ」と言う。ライオネル自身も、今回は歌わず、彼のパートはジャスティン・ビーバー(1994年3月1日カナダ生まれ)に譲っている。

またライオネルによれば、前回のレコーディングと一番の大きな違いは、前回は自分のパートがないときには、参加者は手持ち無沙汰にしていたが、今回はみな携帯でツイッターをやったり、写真を撮ったりして、以前より録音に時間がかかってしまったことだという。

楽曲は、全員のコーラスによるビル・ウィザースの作品「リーン・オン・ミー」の一部をアカペラで歌うシーンが入っている、という。これは、長時間立ったままレコーディングしていたために、参加者の1人、メラニー・フィオナ(1983年7月4日カナダ・オンタリオ生まれ)の足が痛くなり、隣にいたミュージック・ソウルチャイルドに『あなたに寄りかかるわI was going to lean on you』と言ったところ、彼が『this isn't 'Lean on Me.'(寄りかかってる場合じゃないだろ)』と答えた。すると、それを聞いた誰かが「リーン・オン・ミー」といい、セリーヌが「リーン・オン・ミー」を歌いだした。そして、みんなで一緒にコーラスをして歌い始めた、という。

元の楽曲でマイケル・ジャクソンが歌ったラインは、妹ジャネット・ジャクソンが歌うが、ジャネットはすべてではなく、若干マイケルの声も残される、という。

『アメリカン・アイドル』出身のジョーダン・スパークス(1989年12月22日生まれ)は、1985年の時点ではまだ生まれていなかったが、この楽曲が持つインパクトは、ジョーダンに大きな影響を与えていたという。

エイコンは、つい最近までマイケルと一緒に曲作りをしていたと伝えられているが、その作業中にマイケルから、オリジナルの「ウィ・アー・ザ・ワールド」のレコーディングのときの様子などの話を直接聞いていた、という。だから、まさか今回この新録に立ち会えるなどということは想像だにしていなかった、という。

ライオネル・リッチーとクインシーは、今回は完全に裏方に回っているが、リッチー曰く「信じられないかもしれないが、マイケルがもし生きていたら、必ずや、彼もこのプロジェクトを裏方で支えたと思う」。

ジョッシュ・グローバンは、ケニー・ロジャースとポール・サイモンがハーモニーを取っていた部分を歌う。

ヒップホップ。

今回の「ウィ・アー・ザ・ワールド」の新ヴァージョンの最大のポイントは、ヒップホップの要素が大きくなっている点だ。まだ全貌を聴いていないために、断言はできないが、ラップ系アーティストの多数参加は、時代の流れを感じさせる。

判明しているだけでも、リル・ウェイン、カニエ・ウェスト、Tペイン、LLクールJ、スヌープ・ドッグ、ドレイク、ウィル・アイ・アムなどが参加。クインシー・ジョーンズは記者会見で、「すべては21世紀という時代と関連している。いまだったら、こうなって当然だ。今やらなければならないことは、みんな目を覚ませ、若きも、老いもみんな彼らのメッセージを聴け、ということだろう」とのべた。

レコーディングのスタジオには、ハイチのフィルム・クルーも来ていて、バックのスクリーンには、ハイチの状況が映し出されていた。またクルーたちもハイチの話をみんなにしていた、という。

この楽曲は、2月14日ごろ、まず配信でリリースされる予定らしい。CDがどのような形でリリースされるかは、まだ発表されていない。

現在判明している参加アーティスト名は次の通り。(ファミリーネームのABC順)

Akon, India.Arie, Patti Austin, Tony Bennett, Justin Bieber, Bone Thugs-n-Harmony, Ethan Bortnick, Brandy, Jeff Bridges, Toni Braxton, Zac Brown, Kristian Bush, Natalie Cole, Harry Connick Jr., Kid Cudi, Miley Cyrus, Celine Dion, Snoop Dogg, Drake, Earth Wind & Fire, Faith Evans, Melanie Fiona, Jamie Foxx, Sean Garrett, Tyrese Gibson, Josh Groban, Anthony Hamilton, Keri Hilson, Julianne Hough, Jennifer Hudson, Enrique Iglesias, LL Cool J, Janet Jackson, Randy Jackson, Taj Jackson, Taryll Jackson, TJ Jackson, Al Jardine, Joe Jonas, Kevin Jonas, Nick Jonas, Rashida Jones, Gladys Knight, Adam Levine, Jimmy Jean-Louis, Benji Madden, Joel Madden, Mary Mary, Katharine McPhee, Jason Mraz, Mýa, Jennifer Nettles, Orianthi, Freda Payne, P!nk, A. R. Rahman, Nicole Richie, Raphael Saadiq, Carlos Santana, Nicole Scherzinger, Isaac Slade, Trey Songz, Musiq Soulchild, Jordin Sparks, Barbra Streisand, T-Pain, Robin Thicke, Rob Thomas, Usher, Vince Vaughn, Lil Wayne, Kanye West, Will.i.am, Ann Wilson, Brian Wilson, Nancy Wilson, BeBe Winans


【Sources】

http://links.mkt1459.com/ctt?kn=20&m=34602303&r=MjkyNDQ4MTE5OQS2&b=0&j=NjY4MTA3MTQS1&mt=1&rt=0

http://www.mtv.com/news/articles/1631087/20100202/lil_wayne.jhtml

http://www.mtv.com/news/articles/1631044/20100202/jackson_michael.jhtml

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コメント

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1 ■無題

みんなが参加したい ってステキです。
25年あっという間ですね。
Lean On Me も聴きたいです。

2 ■ウイ・アー・ザ・ワールド

新バージョンのウイ・アー・ザ・ワールド、マイケルの意志を引き継いでくれて嬉しいです。
また若干、マイケルをフューチャーされているのも嬉しいですね。

早く聴きたいです。

3 ■無題

続報ありがとうございます。
今回のメンバーの件、納得です。

「リーン・オン・ミー」のくだりは、読みながら鳥肌が立ってしまいました。アーティストたちのインスピレーションや柔軟性ってすばらしいなぁと思いました。

4 ■スゴイことですよね!

25年前もすでにすごいプロジェクトだったのに、今回またこのようなことになろうとは…!
もし(縁起でもないけど)クインシーやライオネルがいなくなってしまっても、(もちろん私も、ですが)何年かしてまたアニバーサリー的に、或いはハイチ地震のように困難な状況に対して、何十年も何百年も歌い継がれていって欲しいです。歌そのものもそうですが、多くのアーティストが参加するという事が大事です。
25年前はクインシーじゃないとまとめ上げられないプロジェクトだったと思いますが、、、
でもこの歌が永遠に歌い継がれることを望みます!

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