2009年11月12日(木) 03時58分55秒 soulsearchinの投稿

■『ディス・イズ・イット』IMAXシアターで見る

テーマ:マイケル・ジャクソン関連
■『ディス・イズ・イット』IMAXシアターで見る

【This Is It at IMAX Theater】

IMAX。

『ディス・イズ・イット』をIMAX(アイマックス)シアターで見た。今回、アイマックスで見るというので、どこへ行けばいいのか、いろいろ調べたら、以前品川プリンスにあったアイマックスも、新宿の高島屋にあったアイマックスも、どちらもつぶれてなくなっていた。というわけではるばる川崎まで雨の中出向く。

以前のアイマックスのスクリーンというと、それこそビル3階建て分くらいの高さがあったような気がしたが、今回は普通サイズみたいな感じ。

確かに、音も大迫力、そして、360度回る感じで、映像は特に最初の部分がクリアで素晴らしい。よく綺麗に見えるのだが、高性能のカメラで撮影していない部分の画像との格差が意外と目だってしまう。普通の映画館で見れば、その差はそれほどないように見えるのだが、ここだと綺麗なところがひじょうに綺麗に見えるので、そうでないところが逆に目だってしまう。皮肉なものだ。

だが、そんなことは些細なことで、いつでもこちらはマイケルのパフォーマンスに没頭する。

今回は、なぜかマイケルが歌うジャクソン5メドレーの特に「アイル・ビー・ゼア」で胸が一杯になった。子供時代のスチール写真をインサートするのは、ずるい。(笑) 

「アイル・ビー・ゼア」の部分で、マイケルは兄弟の名前と両親の名を呼ぶ。しかし、なぜ姉妹たち(リビー、ラトーヤ、ジャネット)の名前を呼ばないのか、という質問を複数の方からもらった。(みな、疑問を持つところは同じようだ)

僕は、それはここは、やはりジャクソン5のトリビュート部分だからだと思う。あくまで、マイケルのすべてのルーツ、歴史の出発点となったのが、ジャクソン5であり、彼ら兄弟なしには、自分はなかった。そして両親なしに自分も生まれることはなかった、ということだ。そういう意味でジャクソン5(そして、ランディーも)のメンバーと両親へのシャウトアウトなのだろう。エンタテインメントの世界では、特にスタート地点では姉妹はマイケルとは直接関係はなかった。

さて、今回の発見は、「アース・ソング」はCD音源、もしくは既存音源を使ってるのではないか、と思ったのだが確証が持てないので、次こそ耳をそばだててみることにする。(笑) 

僕はこの映画で「アース・ソング」、「マン・イン・ザ・ミラー」、「ヒール・ザ・ワールド」の3曲がもっともマイケルが訴えたいメッセージを込めた歌だと思う。『ディス・イズ・イット』のハイライト3部作だ。

「アース・ソング」の映像では、ジャングルで眠りについている少女が突然の伐採機の音に目を覚ます。そして、小さな苗を土から堀り起こし、伐採機の伐採から守る。それは、(地球も)ギリギリのところで助かった、ということを暗示しているのかもしれない。マイケルは歌う。

「地球は泣いている、われわれはこの世界に何をしてしまったのか
我々がやってしまったことを見よう。
自分の息子だけに誓った平和とやらは、どうなった
花が咲き誇る畑はどうなった…」

地球は、人間の力によって、大きく傷ついている。温暖化が起こり、異常気象が発生している。これを今こそ止めなければならない。もう時間はない。そうマイケル・ジャクソンは世界に発信している。

「アース・ソング」で今の地球の問題を提起し、それへの心構えを「マン・イン・ザ・ミラー」(誰かがやるのではなく、自分からやろう、チェンジを起こそう)で歌い、そして、最後に「ヒール・ザ・ワールド」(地球を癒そう、治そう)でその意識を観客、地球人と共有するという3段ロケットだ。僕はこれは、「癒そう」では少し日本語が弱いような気がする。地球を治療しよう、直そう、もっと地球に優しく触れよう、といったニュアンスではないだろうか。

おそらくマイケルは「マン・イン・ザ・ミラー」で本編を終え、アンコール部分で「ヒール・ザ・ワールド」というのが、大まかな流れだったのではないかと思う。ただそこまでリハーサルが進まず、「ヒール・ザ・ワールド」のリハ映像は残らなかった。だから、後からここで見られるような映像を作ったというわけだ。

そうそう、これも想像だが、マイケル・ジャクソンは絶対に『プラネット・アース』もしくは『アース』の番組(日本ではNHKで放映、イギリスではBBCで放映。DVDもある)を見ていて、気に入っていると思う。

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ところで、このアイマックスに、今日は母親を連れて行ったのだが、見ての感想は、「ほんとに歌が上手で、踊りがすごいのね…。これは生で見たかったわねえ」というものだった。

■ 今日の吉岡正晴・ゲスト出演。

今日、11月12日=木曜午後6時すぎから、ベイFM(78.0mhz)で30分ほどマイケルについて語ります。番組は『ベイライン・ゴーゴー』。また、夜10時から11時頃まで、FMバードおよび全国のコミュニティーFMをネットして放送している『大西貴文のザ・ナイト』でもマイケル特集でお話します。

『ベイライン・ゴーゴー』へのメールは gogo@bayfm.co.jp まで。
『大西貴文のザ・ナイト』へのメールは、nite@musicbird.co.jp までどうぞ。

『ザ・ナイト』のネット局一覧は、11月11日付けブログをご覧ください。
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091111.html

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ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>MOVIE>This Is It

コメント

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1 ■無題

IMAXに見に行かれたんですね。
たくさんの人に体験して欲しい映画館ですが、3箇所しかないのは少し残念です。

なるほど、Heal the worldをアンコールですか。映画に感動していてそこまで考えませんでした。確かに最後、曲が流れますしね。
あの曲は歌詞画とてもステキなので、字幕などで歌詞を見れれば良かったのではないかとも思います。
でも、知らない人が調べるきっかけになるので、逆に良いかもしれませんね。

2 ■本当に奥が深い作品、そしてメッセージでした・・

何度も見るたびに、ただのリハーサルの映像ではなくて、たくさんの言葉の中に、
彼の生き方に、音楽、パフォーマンスという枠をこれて、地球規模での環境、人として考えていくことなど・・・愛がたくさん詰まった贈り物だと
感じています。

数々のイベント、講演、吉岡さんの
今後の御活躍を応援しております。

3 ■昨日、横浜109シネマズにて

見てきました。
昼間の回だったので、主婦層が多い印象でしたが、最後に拍手、おきました。

(どうも、後ろの方に座っていた方が意識的に拍手を誘導してた感じでしたが。)

私自身、この映像を見ながら、泣けてきました。

こんなにプロなのに、こんなにファンのことを考えているのに。

もう、見られない。

悲しすぎます。

更にいうならば、この映画、残酷だなとも思いました。

本来ならリハーサルの場にいた人々だけの胸に残る、偉大でそして悲しくもすばらしいマイケルの姿。

それを間接的とはいえ、世界中の人々が同じ悲しみを追体験して、胸に残すなんて…。

でも、やっぱりまた見に行くと思いますが。(苦笑)


申し遅れましたが、夏のソウルサーチンにお邪魔し、先生にサインをいただいた者です。

乱筆失礼いたしました。

4 ■HEAL THE WORLD

はじめまして! いつもワクワクしながら拝見させて頂いています。
今日はお母様をお連れになられたんですね。多くの人に勧めたくなりますよね。私もマイケルの素晴らしさ(歌・歌詞・ダンス・崇高な魂)を正しく知って欲しくて、それほどファンではない数人にメールして、「絶対見て欲しい」オーラを発しました。私は3回観ました。あと2回、マイケル天使に会いに行きます。輝いているマイケルを目に焼き付けます。大事なメッセージもしっかり受け取らねば!

さて、ケニー・オルテガが10月19日にシカゴ・トリビューン紙の取材で次の様に語っています。
(マイケルはコンサートの曲目の殆どをリハーサルしていた)。
「残すところあと2~3曲でした。『Dirty Diana』に取りかかるところだったんです。彼は曲の構想を既に作り上げていました。彼が亡くなった日の午後は、この曲をリハーサルする予定だったんです。それから、『We Are The World』と『Heal The World』もやらねばなりませんでした。骨格は出来ていましたが、子供達によるコーラス隊も予定されていたので、ロンドンで仕上げるつもりでした」
7月7日の追悼式で、『Heal The World』が歌われたステージには、「THIS IS IT」のダンサーの他に子供達がいましたが、コーラス隊はその子たちだったんでしょうね。

オルテガ氏のインタヴュー記事は下記で。ご存知かもしれませんが、一応、参考までに。
10月30日出の「トヨさん」のサイトです。
http://moonwalker.jp/ → New Projects 
Date: 2009-10-19 (Mon)、Date: 2009-10-20 (Tue)

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