2009年08月19日(水) 00時23分43秒 soulsearchinの投稿

⊿吉田治さん、ビッグ・バンドを語る

テーマ:インタヴュー
⊿吉田治さん、ビッグ・バンドを語る

【「バトル・ジャズ・ビッグ・バンド」リーダー吉田治さん語る】

年一。

「バトル・ジャズ・ビッグ・バンド」というグループのリーダーで、サックス奏者、コンポーザー、アレンジャーである吉田治さんが2009年8月16日、『ソウル・ブレンズ』内「山野ミュージック・ジャム」に生ゲストでいらした。

ビッグ・バンドや、ジャズなどは僕にとっては、「アウェイ」(得意の「ホーム」に対して苦手の「アウェイ」)なので、ゲストが来ていただけると、いろんなお話を直接聴けるので、実にありがたい。(笑)

吉田さんはBMG/ソニーから出たバトル・ジャズ・ビッグ・バンドというアーティストのリーダー。このバンドは、有名なビッグ・バンド曲を、超高速のパフォーマンスによってカヴァーしようというもの。元々は、海外の音源からそうした楽曲を集めたコンピレーションが2枚でて、好評を集め、3枚目を作るときにそろそろネタもなくなってきたので、日本で作ってしまおうということで吉田さんが有志を集めて結成したグループだ。

本番前に、いろいろお話を聞いたが、その中で最近ビッグ・バンド自体がちょっとしたブームになっている、という話しに興味を持った。

担当のBMG(今や、ソニー・ミュージックの一部)ディレクター、生見(あざみ)さんによると、今ではどこでもほとんどの町に最低ひとつのバンドがあり、常にメンバー募集がなされている、という。吹奏楽から発展して、ビッグ・バンドを結成し、年に1度でも演奏するために集まり練習するそうだ。そういうアマチュアの人口が多く、ジャズ喫茶のコミュニティーや、そうしたビッグ・バンドのコミュニティーが出来上がっているので、ビッグ・バンドはちょっとしたブームになっている。

そんな中、大学生の選手権ともなった山野楽器主催の「ヤマノ・ビッグ・バンド・ジャズ・コンテスト」は今年で40回を数え、そうしたビッグ・バンド・ブームに大きな力となっているという。

吉田さんの「バトル・ジャズ・ビッグ・バンド」というグループは、難しい曲をいわゆる「高速プレイ」で演奏する。難しいフレーズをみんな揃って、練習し、それが出来た時にはかなりの達成感がある、という。

吉田さんは言う。「オリンピックも、マジックもそうですが、人ができないような難しいことができて、人をどれだけ驚かせられるか、っていうところがあると思う。この『高速』(のテクニック)は、こうしたビッグ・バンドを志す人のあこがれみたいなものになってるのではないでしょうか」 

このレコーディングのためには、大体一月くらい前に、メンバーに楽譜を渡し、みなそれぞれ自主練習してきて、リハーサル1日、本番2日で録る。「大変なレコーディングであることは間違いありません。でもだいたいテイク2(2番目に録音したもの)かテイク3までです。だいたいテイク1(最初に録音したもの)が一番いいんですよね」

「高速ビッグ・バンド」という名称は、以前はミュージシャンたちの間では「ぶっぱや」(めちゃくちゃ速い)と呼ばれていたものが、徐々に「高速」「超高速」などと呼ばれるようになったそうだ。

先週、目黒・ブルース・アレイで行われた16人のこのバンドによるライヴは大盛況だったそうだ。しかも観客層は6:4で女性が若干多かったとのこと。

これらの吉田さんのバトル・ジャズ・ビッグ・バンドのアルバムは前作が5000枚近く売れているという。

ところで生本番に入る前に、こんな事前取材を淡々と行っていたのだが、いざ
生放送に入ると、僕のテンションが高かったらしく、「このテンションの違いに驚きました」と吉田さんに言われた。そんなに違ったかなあ…。(笑) 

吉田さんは、紙媒体の取材はたくさん受けてきたが、プロモーションでラジオは初登場だったそうだ。ありがとうございます。また、来年、新譜とともにいらしてください。

「吉田治で検索すると、今度選挙に出る政治家の人がトップに出てくるんですよね。昔は、僕のバンドがトップだったんですけど」と吉田さんは笑った。

これで「山野ミュージック・ジャム」年一レギュラー、二人目が決まりだ。(笑)(ちなみに、最初は、カルロス菅野さん) それから年一レギュラーのDJもいます。大西くん。「ソウル・ブレンズ」は、このところ、「年一ばやり」だ。

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ENT>ARTIST>Yoshida, Osamu

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