2009年07月26日(日) 05時05分27秒 soulsearchinの投稿

△ダルフール紛争へのチャリティー・ソング「タッチ」、ブレンダたちが集結

テーマ:ブログ
△【ダルフール紛争へのチャリティー・ソング「タッチ」、ブレンダたち東京ソウル・オールスターズが集結】

無関心。

世界は広い。世界では我々日本人が知らないことがたくさん起きている。日本は平和だが、世界ではあちこちで戦争が起こっている。たまたまちょっとしたきっかけでアフリカのダルフールという地域で起こっている紛争について知ったブレンダ・ヴォーン、ケイリブ・ジェームスらが東京で立ち上がり、「ダルフールのための」楽曲を作り、関心を集めようとしている。

もともと、ブレンダはアニメの『ゴールデン・エッグス』の仕事をしたプロデューサーの臺佳彦(だい・よしひこ)さんからダルフール紛争を聞いた。臺さんは2008年9月東京で行われた映画祭に出品された『シング・フォー・ダルフール』(監督・ヨハン・クレイマー)というドキュメンタリー風のアート・フィルムを見て感銘を受け、その日本での配給をてがけることになった。そこでダルフールで起こっていることを調べ、こうしたことに無関心でいてはいけない、と思うようになったという。

ダルフールとは、アフリカのスーダン国の西側の地域。ここで政府の支援を受けたアラブ系人種グループ(ジャンジャウィードという民兵組織)が非アラブ系の住民を虐殺、所有物を略奪し、非アラブ系住民が隣国などに難民として逃げ出しているという紛争が起こっている地域だ。虐殺された人数は国連も把握していないが、20万にとも40万人とも言われている。難民は数百万人にのぼる。このスーダンには、中国が武器が提供していて、その内紛をサポートしているが、それは中国がスーダンの安価な石油資源を狙ってのことだという。国連も監視団を送るものの、さまざまな要因で骨抜きにされている。

臺さんの呼びかけで、ブレンダ・ヴォーン、ケイリブ・ジェームスらがダルフールの難民たちを支援し、そこへ関心を集めるためのチャリティー・ソングを作ることになった。曲はブレンダやレディー・ヨーなどが参加して作った「タッチ」というもので、ここには東京ソウル・オールスターズが参加している。たとえば、ブレンダとケイリブがヴォーカル・アレンジなどを施し、トラック全体の打ち込みをペニーK、キーボードにフィリップ・ウー、ベースにジーノ、パーカッションにゲイリー・スコット、ギターがマサ小浜ら。歌は、ゲイリー・アドキンス、デイヴィッド・キング、シャンティ、アージー・マーティン、木下航志、有坂美香その他大勢。これに賛同したシンガーたち(総勢40名ほど)が7月25日、都内のスタジオに集合し、深夜までレコーディングを続けた。

映画『シング・フォー・ダルフール』は、2009年9月渋谷の映画館などで公開、また、このオールスターの楽曲「タッチ」は、配信で無料でダウンロードできるようになる。

臺さんは、この作品、この映画で「無関心であることが一番いけない」というメッセージを発信できればいいと考えている。

(この項つづく)

なお、このDarfurの発音だが、日本のメディアの表記は「ダルフール」、ブレンダ、ケイリブたちの発音は「ダルファー」となっている。

「ダルフール紛争」については、下記ウィキペディアなども参考になります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%B4%9B%E4%BA%89

ENT>MUSIC>Sing For Darfur

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