NO.751
2004/08/23 (Mon)
Earth Wind & Fighters: Impersonation Band Of EWF
真似。

今日「ソウル・ブレンズ」にサルサ・バンドのオルケスタ・デラルスのノラさんとジンさんがゲストにやってきた。で、出演が終ってから談笑していると、その中で、彼らが元々スティーヴィーとかダニーとか、ファンクなどのソウルが大好きだという話になった。そこでまた一挙に話が盛り上がり始めたのだが、そのジンさん、なんとアースのコピーバンド、アース・ウインド&ファイターズを始めた人物だという。しかも、彼は同時にベッチンというヒップホップ系ソウルグループの一員としてもがんばっている、ということがわかった。いやあ、びっくりした。いろんなの掛け持ちしてるんですねえ。

その昔、アースの70年代そっくりのパフォーマンスを真似るバンドがいるといううわさをきいて、アース・フリークの友人と吉祥寺のスターパイン・カフェまではるばる見に行ったことがあった。それはそれは、徹底したコピーぶりに感嘆したものである。---と思ったのだが、よくよくうちに帰って調べると、99年6月6日のことで、しかも、なんと僕が見たのは同じくアースのコピーバンド、アース・ウィンド&ファイバーというバンドだった。昼間、ジンさんと話しているときは、ファイターズとファイバーをまったく混同していた。しかし、話は勢いついて、続いた。

ファイターズのほうは、なんとアルバムまで出していた。↓ ジャケット見てよ。
http://ewfs.cool.ne.jp/jin/fighters.html

橋本仁さんのウェッブ。
http://ewfs.cool.ne.jp/

そして、アース・ウィンド&ファイターズのウェッブ。
http://ewfs.cool.ne.jp/jin/index.html

ちょうど、僕は2-3日前、アースの昔の映像がDVD化されるので、そのライナーを書くために、何度も見ていたところだった。そこでいろいろアース話に花が咲いたのだが、ジンさんがこう告白した。「前はモーリス・ホワイト役を僕がやって、別にフィリップ・ベイリー役がいたんですけど、そのフィリップ役が今いなくてね。しょうがないから、僕が二人の役、いれかわりでやるんですよ」 その場で、ちょっとだけ、モーリスの歌とフィリップの歌の早変わりをやってくれた。歌舞伎なみの早さだ。(ウソ) だが、正真正銘の一人二役である。モーリスとフィリップの二人を一人でやるっていうその無謀さが笑える。

で、最近はどのあたりでライヴを? と尋ねると、高円寺のジロキチとか、とのお答え。「えええっ〜〜? でも、あそこめちゃくちゃ小さいでしょ、ステージも。みんなのれるんですか?」 「大丈夫ですよ、のれますよ。こんな、なって」と言いながら、両腕を体にぴったりくっつけ、直立不動の姿。受けた。すると、「いやあ、アースネタでこんなに受けてもらえるなんて、嬉しいなあ。じゃあ、モーリスホワイトの腰の動き、やってみます」と、言って、あのモーリスの腰の動きをその場でやってくれた! 「オオオオオッ〜〜」 オッシーとともに、バカ受けである。「すごいすごい」 拍手。「じゃあ、あの『レット・ザ・フィーリン・ショウ』のところの腕を前に出して、指さすやつは?」 「もちろん、できますよ!」と、軽く鼻歌歌いながら即やってくれました。いやあ、おもしろい。

彼らが3デイズなんかやる時など、1日だけはヒット曲はまったくやらずに、マニアックなこれは誰も知らないだろう、みたいな曲ばっかりでフルステージをするそうだ。初期の1-2枚目からの作品や、アルバムからのカットなどで選曲して。ほ〜〜〜、そんなこともやってたんですか。

「衣装とかは、どうしてたんですか」 「あ〜、あれはね、うちの奥さんの手作りなんですよ。でも、最近はもうメンバー全員分のはたいへんだって言って作ってくれなくて。僕の分しか作ってくれないんです。だから僕のだけは、どんどんきれいに新しいのになってくんですけど、みんなのはどんどんボロボロになっていったり、ある奴はジーパンにTシャツとかになっちゃってるんですよ」 おや〜〜。

スリー・ビックリーズなんかと一緒にステージやったらおもしろいんじゃないのだろうか。お笑いソウル・ショウ。仁さん、本名は「ひとし」というそうだが、誰もそうは呼ばない。大阪出身である。笑いのツボは押さえてる。う〜〜ん、なにか命名しましょうか。例えば〜〜〜「コメディー・ソウル」とか「コメディー・ファンク」。「お笑いソウル」とか「ギャグ・ソウル」なんていかが。「じゃあ、こんどゆっくりソウル談義しましょう」ということになった。

(Special thanks to Mr.Morishima for information)
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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