NO721
2004/07/26 (Mon)
Fictitious Bill For Both Sides
空手形。

金曜夜、マイ・ソウルブラザーHから飯を誘われる。六本木の牛タン屋が麻布十番の焼き鳥になり、そこでニューヨークみやげのプリンスのコンサート・パンフレットをもらう。かなりの写真がはいった立派なもの。Hは、マジソン・スクエア・ガーデンを2日見たのだが、えらく感激していた様子。前座はなかったという。かなりの良席を確保したようで、「オレの後ろにニコール・キッドマンがいた」と自慢していた。そこでは、キャンディー・ダルファーとメイシオ・パーカーが登場していた、という。

彼は学生時代ドラムをやっていたのだが、最近、なぜか無性にドラムが叩きたくなり、音のでない電子ドラムセットを買い込んだ。次に行った店が西麻布のライヴハウスのような店。ここはちょっとユニークで、ハコバンド(その店専属のバンド)があって、希望の楽器をそのハコバンドの演奏をバックに演奏できる。そこで近々ドラムを叩いてみたいとのことだ。そのハコバンドは6人でヴォーカルもいる。自分がドラムを叩きたいときは、ドラム以外がそこのプロのミュージシャンたちが演奏し、自分で好きにドラムを叩ける。カラオケの楽器ヴァージョンみたいなものだ。

リクエストできる曲がメニューになっていて、そのリクエスト曲と希望楽器をリクエストカードに書いて出すと順番が回ってきて、演奏、あるいは歌えるというシステムだ。ちょうど、その日は女性ヴォーカルや、ドラム希望者がそれぞれの曲を歌ったり、演奏していた。女性ヴォーカルは、ロバータ・フラックの「キリング・ミー・ソフトリー」を歌う。バンドは楽譜を見ながら、簡単にプレイする。そして、次がおそらく40代後半か50代前半のサラリーマン風の男性がドラムで、ドゥービー・ブラザースの「チャイナ・グルーヴ」を叩いた。いやあ、やりますねえ。(笑) そしてまた、次が同じようなタイプの男性で、クリームの「ホワイト・ルーム」のドラムをやった。けっこう、やりなれてますね。(笑) サラリーマンの余興としては、充分すぎるくらい立派です。40代も50代も、充分音楽に親しんでいるなあ、と痛感した。

そして、ソウルブラザーHは、近いうちにここでドラムデビューをするつもりだという。だが、人に見られたくないので、店を身内だけで固めたいとこぼす。そこで、まだ存在しない「前売り券」を買う約束をさせられた。「OK,アリーナなら、4枚くらい買ってやるよ(笑)」 「よし、わかった」と彼。「良席じゃないとダメよ」と僕。席数20くらいの店で、どこが一番良席なのだか・・・。ま、どっちも「空手形」ってことか・・・。(笑)

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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