NO.224
2003/04/14 (Mon)
Dawn with favorite songs
ドーン(夜明け)。

金曜夜。キーボード奏者、松本圭司さんのライヴを目黒ブルースアレーで見る。ゴスペラーズの黒沢さんがスティーヴィーの「ユー・アンド・アイ」と、ダニーの「サムデイ・ウィル・オール・ビー・フリー」を歌う。なかなか盛り上がる。松本さんと黒沢さんは、もう息があっているので、安定している。スティーヴィーの作品は「リボン・イン・ザ・スカイ」を以前に聞いているが、これもいい感じ。「ユー・アンド・アイ」は、アルバム 『トーキング・ブック』 に収録されている。それにしても、松本さんと黒沢さんのトークは、おもしろいなあ。あの松本さんの飄々(ひょうひょう)としたキャラが最高です。

次の渋谷ジェイジー・ブラットのサヤのライヴの時間が迫っていたので、後ろ髪を引かれつつ途中で抜ける。サヤ・トリオは、あいかわらずかな。終わったあと、ジェイジーのハウスDJ、トミーがまわしていて、そこでまずサヤの「リボン・イン・ザ・スカイ」をかける。スティーヴィーをボサっぽくカヴァーした曲とスティーヴィーの「センド・ワン・ユア・ラヴ」のインストの方をかけた。うまい選曲。「スティーヴィー特集、いいねえ」と声をかけると、「わかってくれた?」とトミー。

そのあと、マイケルの「ロック・ウィズ・ユー」の誰かのカヴァーをかけた。誰かと思って訊いたら、ビー・ザ・ヴォイスという日本人二人組みだという。CDを見ると、ソウルボサトリオ・プロダクションとある。ゴンザレスさん絡みなのかな。これ、なかなかよかった。今度、ジェイジーでライヴやるそうだ。チェック。

日本のタック&パティーといわれるフライドプライドみたいだが、それより英語の発音がはっきりしていた。これならよろしい。ミュージシャンとしての力はライヴを見なければわからないが。

その後、中目黒のジャズバー「A列車」に行く。初訪問。78年オープン25年の歴史のあるかなり渋い店だった。ターンテーブル2台とCDプレイヤーがあった。アンプはお約束のマッキントッシュ。ちょうど入ったときには、アーマッド・ジャマルのピアノのCDがかかっていた。店が2時までで、最後に「テイク・ジ・Aトレイン(邦題、A列車で行こう)」がかかった。その後音がなくなった。つまり、この曲が店の営業終了のテーマなんですね。

そういえば、昔、先のトミーが西麻布でやっていたトミーズ・ハウスの営業終了曲は山下達郎の「ラストステップ」だった。(違ったかな) 六本木のディスコ、キサナドゥの終了曲は、ローズロイスの「ラヴ・ドント・リヴ・ヒア・エニモア」だった。DJオッシーは番組最終回の最後の曲はいつもヒートウエイヴの「オールウェイズ&フォーエヴァー」と決めているそうだ。ラストソングは、大事です。

さらに友人M氏と彼の自宅近くのオーズネストにちょっと寄る。ちょうど自分で焼いたコンピCDを持っていたので、かけてもらう。ここのマスターも音楽好きなので、いろいろ話が盛り上がる。OVライトの「プレシャス・プレシャス」のあとに、リフレクションズの「スリー・ステップス・フロム・ラヴ」をいれているのだが、この流れが妙に最高。

外にでると、はやくも少しばかり明るくなっていた。ずいぶんと日が長くなった。フェヴァリットソングで迎えた夜明けか。あ〜〜あ、またやっちゃいました。
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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