NO.191
2003/03/18 (Tue)
King is Queen
クイーン。

キングは、クイーンでした。彼女もまた、裸足でステージに立っていました。そして、その裸足で、客席のテーブルに昇り、歌い、腰を揺らし、観客をあおり、彼らを総立ちにさせました。観客をすべて、支配下におくクイーンそのものでした。

このクイーンの名は、キング。ダイアナ・キングです。基本的にはレゲエのシンガーですが、ポップ、R&B、ソウル、ファンク、バラード調、ディスコなどありとあらゆる音楽要素をこれでもかとつめこんだステージです。

プリンスの作品でメリサ・モーガンがヒットさせた「ドゥ・ミー・ベイビー」では、観客の男性を誘惑するかのごとくセクシーに歌います。「あなたの名前は?」 「せいた」 彼女はメロディーをつけて「せいた〜〜〜、せいたちゃ〜〜ん」と歌います。

「シャイ・ガイ」からは観客が総立ちに。しかし、それにしても月曜日からこの超満員はなんですか、これ。人気です。一体なぜに、こんな人気かというと、ヒット曲の存在です。「シャイ・ガイ」、「小さな願い」など、日本の洋楽シーンでもけっこうヒットがあるので、知名度が高いわけですね。

楽曲がアーティストを作っている典型だと思います。ヒット曲が、観客を呼んでいるのです。78分、たっぷりレゲエ、R&Bなどを聴かせてくれました。

(Diana King Live @ Bluenote 2003年3月17日)
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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