NO.154
2003/02/14 (Fri)
Give Mimi A Standing Ovation
拍手喝采。

ヒット曲「ジョイ・ラヴ・アンド・ハピネス」を歌った後、始まったのがAWBなどでおなじみの「イフ・アイ・エヴァー・ルーズ・ディス・ヘヴン」。やはり、いい曲だ! 初めて聴いた人にもいい曲だと思わせる力を持っている曲です。

そしてミミはこう話し始めました。「2年ほど前に車のCMに私の曲が使われました。でも、CMに使われたからと言って、車がもらえるわけではありません」 つかみはOKだ。(笑) ミュートされたトランペットのイントロから始まったのが、シンディー・ロウパーでおなじみの「タイム・アフター・タイム」。そうでした、ミミもやっていました。いい曲です。

さらに、「ワイルド・フラワー」。元々はカナダのグループ、スカイラークのヒットですが、ミミのヴァージョンは、スカイラークをカヴァーしたソウルグループ、ニュー・バースのヴァージョンを下敷きにしています。どう考えてもいい曲です。ということで、ここの3曲の流れはお見事です。

なにより、8人編成のバンドが、タイトで実にかっこいい。やっぱり、生バンドは最高です。特にドラム、ベースのコンビネーションには脱帽。キーボード以外全員黒人。それは、それはファンクになります。

閉塞した日本から91年に脱出し、本場アメリカでソウルを吸収してきたミミのいわば二度目の凱旋公演。

大きなアフロがひときわ輝きます。生バンドによるリアル・ミュージックに彩られたスイート・ベイジルの夜、Give Her A Standing Ovation!

2月13日(木)六本木スイートベイジル

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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