NO.088
2002/12/11 (Wed)
Brian McKnight: The Lady's Man
粋。

そして、「レディーズ・マン」。ブライアン・マクナイトを一言で言えば、そんな感じです。今年2月のライヴから10ヶ月。1年に二度も来日してくれるなんて。「みんなが僕を望んでくれれば、僕はいつでも〔日本に〕やってくるよ」と彼は、ステージから語りかけました。

全14曲1時間13分ほどの短いステージでしたが、こ粋にまとまった小品というところでしょうか。やはり、ゆったりしたミディアムからスローが、いい味わいをかもし出します。

たくさんのラヴソングをこれでもか、これでもか、と歌い、会場にいる恋人達をあおるかのようです。もちろん、中には失恋の歌や未練たっぷりの歌もありますが。

「僕は、また独身になったんだ」と話始めると客席からやんやの喝采。しかし、「ある若い女の子と出会って・・・」と続けると、「え〜〜っ」と不満声が・・・。そして歌われた最新ベストアルバムからの新録曲のひとつ「レット・ミー・ラヴ・ユー」。

3人のギタリストが並んで奏でたアコースティック・ヴァージョンの「チェリッシュ」、「クレイジー・ラヴ」、「6,8,12」のメドレー。とても暖まるひと時でした。

ショウの後、ロビーに登場したブライアンに「最新作のベストアルバムでは、イントロが針飛びみたいになってますよね。なんであんなことをしてみたのですか」と訊ねてみました。「いやあ、別に深い意味はないよ。なんとなく、試しにやってみて、おもしろいと思ったからだよ」とあっさりした答えでした。まあ、じっくり話しできる状況ではなかったので、真意はどうかわかりませんが。

〔2002年12月10日お台場ゼップ東京〕

〔Special thanks to Michiko Matsuura for complete setlist〕
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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