SOUL SEARCHIN' DIARY

by Masaharu Yoshioka |To Soulesearchin'Blog|
2009/07/04 (Sat) 2655

.□ マイケル・ジャクソンのリハーサル模様 □.

リハーサル。

昨日(7月3日=金)、CNNなどでマイケル死去2日前のリハーサルの映像が放送されていた。歌われていた曲は、「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」(1996年のヒット)だった。かなり激しい踊りをバックダンサーがやり、それにあわせてマイケルも踊る。特に問題があるようにはとても見えなかった。

この記録映像は、将来的に「メイキング」を作るときのための映像と思われるが、これがまさか遺作映像になるとは、だれも思っていなかったにちがいない。

インタヴューに、ヴォーカル・コーチとしてドリアン・ホリーが出ていた。彼も「特に変わったことはなかった」と言った旨の証言をしていた。ドリアンは、最初の1987年9月来日時にコーラスの一員として来ていた人物だ。

+++++

久しぶりに『ウィ・アー・ザ・ワールド』のDVDを見た。ここには45人のアーティストたちが参加しているが、この中で死去しているのは、レイ・チャールズだけだった。そして、誰がこの中で次に亡くなるがマイケルだなんて思い描いただろうか。マイケルはこのとき26歳だ。

クインシーもまだ若い。ライオネルも、そして、ダイアナも。1985年1月のドキュメントだから、もう24年も前のことになる。

+++++

ワックスポエティックスの第5号の準備が進んでいる。月末に発売されるが、今回は僕はなんとマイルス・デイヴィスの記事を翻訳した。マイルスの1972年から1975年にかけての『オン・ザ・コーナー』からしばらくの期間にスポットを当てた記事。マイケル・ヘンダーソン、エムトゥーメ、ピート・コージーらに、この時期のサウンドについて、実際にマイルスとプレイしてきたアーティストとして話を聞いている。これはおもしろい。

+++++

昨日(7月3日)は、収録の後、ゴスペラーズ@武道館。久々にメンバーに会った。それにしても、武道館、超満員。東・西、ステージの真横までぎっちりファンが座ってる。15年間、やり続けてきた自信と、感謝にあふれていた。好きな歌を歌い、これだけの人たちに支持され愛され続けるということは、シンガーにとってこの上ない幸せだ。そして、今日は、マーチンの千穐楽。

+++++

by Masaharu Yoshioka |To Soulesearchin'Blog|
2009/07/03 (Fri) 2654

.□ ジョージ・クリントン(Pファンク)、パーラメント/ファンカデリック9月に来日 □.

来日。

ジョージ・クリントンがパーラメント/ファンカデリックをひっさげて2009年9月に来日、NHK主催の『東京ジャズ』の9月5日、昼の部に登場する。同ジャズのホームページで発表された。クリントンの来日はかなり久しぶり。

2009年9月5日(土)午後1時からの部。この部には他に神保彰、ジョン・スコフィールドが出る。クリントンが何番目に登場するかはわからない。果たして、きっちり1時間でライヴを終えることができるのだろうか。メンバーなどはまだ発表されていない。

今年の東京はずは、9月4日夜の部から、9月6日の夜まで、金曜から日曜まで5ステージ。

詳細はこちらへ↓
http://www.tokyo-jazz.com/index.html

+++++

マイケルの遺書。

マイケル・ジャクソンの遺書の内容に驚いた。子供の後見人にマイケルの母というのはわかるとしても、もし母キャサリンが引き受けられなくなったら、ダイアナ・ロスに頼むとしていた。これは本当に驚いた。

+++++



by Masaharu Yoshioka |To Soulesearchin'Blog|
2009/07/02 (Thu) 2653

.□ アン・ヴォーグもマイケル・ジャクソンへ捧げる □.

【オリジナル・アン・ヴォーグもマイケル・ジャクソンへ捧げる】

迫力。

サンフランシスコ、オークランド出身の女性4人組グループとして1990年代に大きな人気を獲得したアン・ヴォーグの2008年2月以来、5回目の来日ライヴ。今回は、シンディー、マキシーン、テリーに加え、オリジナルのドーンが参加。オリジナル・アン・ヴォーグとして登場した。(ちなみに前回はローナが参加、その前はローナなしの3人)

バックはドラムス、ベース、キーボードの3人だが、しっかり厚めのサウンドを作り、多くの曲に4人のセクシーな振り付けをつけ、徹底して観客をエンタテインする。思い切りハイ・エナジーなショー。それぞれがリードを交代に取り、誰がリードを取っても、しっかり歌いこなす。ドーンは、「リスペクト」や「ギヴィング・ヒム・サムシング…」などでリードを取っていた。

この日は最初の立ち位置で左からテリー(MCの中心)、ドーン(迫力、衣装についた黒のヒラヒラが印象的)、マキシーン(唯一の袖ありシャツ)、シンディー(唯一のミニ・スカート)という並び。4人が揃って踊ると相当インパクトがある。

中盤の女性ソウル・シンガーのヒット曲メドレー12曲は、いつもながら強烈だった。そして、「ホールド・オン」に入る前に、確かテリーが「音楽的天才、マイケル・ジャクソンは、体はいなくなってしまいましたが、ソウルはずっと私たちの中に生き続いていきます」と言って、マイケルへ捧げる歌を歌った。これが、奇しくもラファエル・サディークも曲の中に挟みこんで歌っていた「フーズ・ラヴィング・ユー」。アン・ヴォーグのレディー4人は、最初、アカペラで歌い始め、途中からバンド演奏がついた。とてもよかった。

途中から観客はかなり立ち上がっていたが、アンコールでは、1階のアリーナ席は総立ちになっていた。

■ 過去記事

2008年2月13日付け
▽4人のアン・ヴォーグ・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080213.html
(前回ライヴ評)

March 01, 2006
En Vogue: Whatta Girl, Whatta Girl
http://32970.diarynote.jp/?day=20060301
http://blog.soulsearchin.com/archives/000857.html
(前々回ライヴ評)

■ メンバー

〜アン・ヴォーグ〜
テリー・エリス/Terri Ellis(Vocals)
シンディー・ヘロン・ブラッグス/Cindy Herron Braggs(Vocals)
ドーン・ロビンソン/Dawn Robinson(Vocals)
マキシーン・ジョーンズ/Maxine Jones(Vocals)
〜バックバンド〜
イライジャ・グリーン/Elijah Green(Bass)
ダンテ・ロバーソン/Dante Roberson(Drums)
ウォルター・ホーキンズ/Walter Hawkins(Keyboards)

■セットリスト アン・ヴォーグ @ ビルボード・ライヴ
Setlist : En Vogue @ Billboard Live Tokyo, June 30, 2009

show started 21:32
01. Intro; Does Anybody Hear Me
02. Love Don't Love You
03. No, No, No, Can't come Back
04. My Lovin' (You're Never Gonna Get It)
05. You Don't Have To Worry
06. Lies
07. Riddle
08. Diva's Medley: Ain't No Mountain High Enough
Got To Be Real
Bad Girls
Ring My Bell
Best Of My Love
I Heard It Through The Grapevine
Respect
Lady Marmalade
Tell Me Something Good
Square Biz
My House
Proud Mary
09. Giving Him Something He Can Feel
10. Whatta Man
11. Don't Mess With My Man
12. Don't Let Go (Love)
13. Who's Loving You (Dedicated To Michael Jackson)
14. Hold On
Enc. Free Your Mind
show ended 22:39

(2009年6月30日火曜、ビルボード・ライヴ東京=アン・ヴォーグ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>En Vogue
2009-71

by Masaharu Yoshioka |To Soulesearchin'Blog|
2009/07/01 (Wed) 2652

.□ ルーサー・ヴァンドロス命日 〜 ブログのお知らせ □.

【ルーサー・ヴァンドロス逝去から4年】

命日。

あのソング・スタイリスト、ルーサー・ヴァンドロスが2005年7月1日に亡くなってからはや4年。今日は4周年の命日だ。2006年7月1日には、目黒のブルース・アレイで『ソウル・サーチン〜トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドロス』を行った。あれからでも、もう3年かと思うと、時が経つのは本当にはやい。

2年4ヶ月ぶりのイヴェント『ソウル・サーチン』、今回はみなさんの多くのリクエストに答えてアイズリー・ブラザーズである。そういえば、ルーサーで「ラヴ・ザ・ワン・ユア・ウィズ」をやったが、アイズリーもこの曲をやっている。

準備は順調に進んでいるのでいらっしゃる方はぜひ楽しみにしていただきたい。

+++++

マイケル・ジャクソンの死去に関連して、毎日新聞に追悼文を寄稿した。いま、毎日新聞のサイトを見たのだが、まだアップされていないようだ。明日以降にアップされると思うので、そのとき追記でリンクを張ることにする。

マイケル・ジャクソン関連記事

2009年6月30日付毎日新聞夕刊
「黒人音楽を世界中の音楽にしたスーパースター〜マイケル・ジャクソンさんを悼む」

2009年6月29日付け日本経済新聞夕刊
「M・ジャクソンさん、CD黄金期と共に去りぬ」

また、6月29日付け日本経済新聞夕刊の「M・ジャクソンさん、CD黄金期と共に去りぬ」という記事にコメントを寄せた。これも、ネットで読めるかと思いきやまだ見つけられない。

もしそれらの新聞をお持ちでしたら、ごらんください。

+++++
■ ブログについてのお知らせ

メインサイトであるソウル・サーチン・ブログのサーヴァが昨日(2009年6月30日)からダウンしております。ホームページ本体、アーカイブなどは生きていますが、ブログの古いもの2008年1月から最新のものまでが、個々では見られなくなっています。2007年までは、ホームページ→目次→Diary過去分で月ごとに収録されています。

ブログ自体は、ミラー・サイトとして次のところにアップしておりますので、引き続きごらんください。最新の日記もデイリーでアップしています。

http://www.soulsearchin.com/soul-diary/little_diary.cgi
(過去1000件分=約3年弱分。ここには写真が載せられません。過去1000件分が入っていますが、古い順から消えていきます。ソウル・サーチン・ダイアリーとして、ここから2002年6月スタートしました)

http://32970.diarynote.jp/
(2003年3月21日以降のブログ。ここには2003年3月以降のものがすべて収録されています。写真はほとんどありません。)

http://ameblo.jp/soulsearchin/
(2007年3月27日以降のブログ。前回のソウル・サーチン以降始めたアメブロ。写真なども載せています。コメントもトラックバックも承認制ですが可能です)

本サイトがダウンしている間は、このアメブロがお勧めです。
また、同じアメブロで『マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル』ブログを始めました。本に関することをアップしています。こちらもよろしく。

http://ameblo.jp/divided-soul/

+++++

by Masaharu Yoshioka |To Soulesearchin'Blog|
2009/06/30 (Tue) 2651

.□ メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー、来日決定 □.

【メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー、9月来日決定】

ワンショウ。

日本でもファンク系ソウル・ファンの間で根強い人気を持つ、メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリーの来日が決まった。2009年9月22日(火)から26日(土)まで、24日を除いた4日間、丸の内コットン・クラブ。今回はコットン・クラブ始まって以来初めて、1日ワン・ショーとなる。通常は2ショー入れ替え。今回のメイズには、日本から元々メイズのメンバーであるフィリップ・ウーも参加する。フィリップは、今年、メイズのアメリカでのツアーとイギリスでのツアーの一部に参加している。メイズの来日は、1989年11月、青山のスパイラル・ホール、1994年9月横浜グラマラス以来15年ぶり3度目のことになる。予約開始日など詳細は、コットン・クラブへ。電話03-3215-1555、受付時間 午前11時から午後11時まで。日曜・祝日は午後9時まで。または、http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/

ENT>ANNOUNCEMENT

by Masaharu Yoshioka |To Soulesearchin'Blog|
2009/06/30 (Tue) 2650

.□ 「タッチ・オブ・エレガンス」〜往年のソウル・ショーを現代に蘇らせる □.

【「タッチ・オブ・エレガンス」〜往年のソウル・ショーを現代に蘇らせる】

リアクション。

日本在住のソウル・シンガー、ゲイリー・アドキンスとデイヴィッド・キングの2人が仲間のAJとカルヴィンを誘って4人組ソウル・ヴォーカル・グループを結成。その名は「タッチ・オブ・エレガンス」、お披露目ライヴを行った。TBSラジオでの『カキーン』で一緒になったノーナ・リーヴス西寺郷太さんを誘いブルース・アレイに直行。ファーストの途中、「マイ・ガール」あたりで会場入り。なんと、驚いたことに、ステージに木下航志くんが。なんで? (笑) しかも、ものすごく受けていた。

まず何がすごいって、観客の反応だ。(笑) ブルース・アレイには、かなりのブラザー&シスターたちが集まって、まるで基地の中のライヴ・ハウスみたいな雰囲気だ。みんなうるさく騒ぐ。それも楽しんで。東京近辺在住のアフリカン・アメリカンのシンガー、ミュージシャンはほとんど来ていたんじゃないかというほどの集まりぶり。ま、大体「モースト・ノイジエスト・マン・イン・ザ・ハウス」(そのライヴハウスで一番うるさい男)の称号を持つ、我らがソウルメイト、M品より、もっとうるさい。

「タッチ・オブ・エレガンス」は、ファーストが白いスーツ、セカンドが黒のスーツをびしっと着こなし、しかも、振り付けも決めている。選曲は、1960年代から1970年代までのソウル・ヒットばかり。しかも、大体日本で大ヒットしたような「超ベタな」曲ばかり。これは受ける。ダンス・ヒットあり、スロー・バラードあり。観客を巻き込んだコール&レスポンスもたっぷり。まるでパーティーさながらだ。

ゲイリーも声は高いが、デイヴィッドの力強いファルセットには驚いた。特にアース・メドレーでの彼のファルセットは超強力。また、ブルー・マジックの「ホワッツ・カム・オーヴァー・ミー」でのムードたっぷりのファルセットも素晴らしかった。そして、たとえば「ワイルド・フラワー」などでのカルヴィンの声は、バリトン系。AJもリードをとり、結局4人ともしっかりリードを取る。アカペラで歌った「ソー・マッチ・イン・ラヴ」は、もうちょっとベースの声が欲しかったが、雰囲気はよかった。そこから流れて「スタンド・バイ・ミー」「キューピッド」「アンダー・ザ・ボード・ウォーク」そして、また「スタンド・バイ・ミー」に戻るあたりも、オールド・スクールのヴォーカル・グループを彷彿とさせて大受けしていた。

「今日は、われわれのミュージカル・ディレクター、フィリップ・ウーの誕生日だ!」と言って、みんなで「ハッピー・バースデイ」を歌った。そしてアンコールは、ゲイリーが歌ってキムタクのCMで大ヒットした「愛がすべて」。

バンドは歌伴に徹していたが、さらにタイトにすればもっともっとよくなるだろう。初めてのライヴとしては、かなりよかったのではないだろうか。次回10月くらいをメドに第二弾ができそうだ。このブルース・アレイでは「ブレンダ・ヴォーン・ソウル・ショー」が着実に人気を集めるようになっているので、この「タッチ・オブ・エレガンス」も回数を重ね、やり続ければきっと人気アクトになっていくと思う。

■ メンバー

Gary Adkins and David King presents ~ A Touch of Elegance A Night of R&B Soul~

(Vo)Gary Adkins、David King、Calvin Youngblood、A.J. Johnson
(HAMMOND A-100)Philip Woo (Key)Anthony Johnson (Ds)Bert Adams
(B)Clifford Archer (G)Pat Pryor

■セットリスト ア・タッチ・オブ・エレガンス
Setlist : A Touch Of Elegance @ Blues Alley, June 29,2009
[denotes original artist]

01. Intro
02. Get Ready [Temptations]
03. I Can't Get Next To You [Temptations]
04. Papa Was A Rolling Stone [Temptations]
05. Welcome The People (Ohio Players music)
06. I Can't Help Myself [Four Tops]
07. My Girl (with Kishita Koushi) [Temptations]
08. Ballad Medley: Sideshow 〜 You Make Me Feel Like Brand New 〜 What's Come Over Me [Blue Magic, Stylistics, Blue Magic]
09. Backstabbers [O'Jays]
10. Treat Her Like A Lady [Temptations]
show ended 20:38

second set

show started 21:16
01. Earth Wind & Fire Medley: In The Stone 〜 September 〜 Fantasy  〜 Let's Groove 〜 Boogie Wonderland
--.  Happy Birthday To Philip Woo
02. (Acapella) So Much In Love [Tymes]
03. Stand By Me 〜 Cupid  〜 Under The Boardwalk 〜 Stand By Me [Ben E King, Sam Cooke, Drifters]
04. (Trouble Man: Instrumental version) (Introducing members)
05. Ain't No Stopping Us Now [McFadden & Whitehead]
06. Shout [Isley Brothers]
07. Wildflower [Skylark, New Birth]
08. Fantasy (Full Version) [EWF]
Encore. Can't Give You Anything But My Love [Stylistics]
show ended 22:22

(2009年6月29日月曜、目黒ブルース・アレイ=タッチ・オブ・エレガンス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Touch Of Elegance
2009-70

by Masaharu Yoshioka |To Soulesearchin'Blog|
2009/06/30 (Tue) 2649

.□ FM東京『ワンス〜マイケル特集』がポッドキャストで1週間だけ聴けます □.

2009年6月26日(金)午前11時半から東京FMで放送された『ワンス』(DJトムセン陽子)がポッドキャストで聴けます。トークだけで音楽部分はありません。1週間限定とのこと。下記サイト、右側のボックスで6月26日を選んでお聴きください。ファイルが11時台、12時台で4つのファイルに分かれています。12時台パート1では、湯川れい子さんと電話をつないで話をしています。

http://www.tfm.co.jp/once/index.php?blogid=38&archive=2009-6-26

by Masaharu Yoshioka |To Soulesearchin'Blog|
2009/06/29 (Mon) 2648

.□ マイケル・ジャクソンの死とマーヴィン・ゲイの死〜その父からの影響 □.

【マイケル・ジャクソンの死とマーヴィン・ゲイの死】

愛情欠落。

マイケル・ジャクソンの死については何から書いていいか、正直わからない。とりあえず、一昨日、簡単に「マイケルが成し遂げたこと」をまとめたが、書きたいことは山ほどあり、あれはほんの氷山の一角だ。

個人的なマイケルとの接点や思い出についても書いてみたいが、なかなか整理がつかない。

そんな中、金曜日朝から取材を受けたりラジオに出たりする中で、いろいろ話をしているうちに、徐々に少しずつ自分なりの考えがまとまってきた。

そして、昨日(日曜)、『ソウル・ブレンズ』に出ているときに、DJオッシーと「(この番組では)先週のマーヴィンが父の日特集で、父との確執が話題になったけど、このマイケルも父との確執があって、何か因縁めいたものを感じるね」という話しになった。

その通りで、マイケル・ジャクソンも幼少時代に父親から体罰を受け、長い間、マイケル自身が父から愛されていないと感じていた。なぜマイケルの父も、マーヴィンの父も、よりによって兄弟の中で一番才能がある子供に冷たくあたるのだろう。これは解明したい永遠の謎だ。やはり自分にないものを持っていることに嫉妬するのだろうか。

そうした幼少時代の愛情の欠落が、彼をより内向的な性格にした。そして彼は幼い頃からスターだったために、通常の子供が経験する子供時代を経験することができなかった。この十代の「子供時代の欠落」「父からの愛情の欠落」が、彼の後の性格、行動に大きな影を落とすことになる。よって我々通常の人間の常識がまったく通用しない人間になってしまった。そんな彼を我々の尺度にはめ込んで話をしようとしても、土台無理なのだ。そして人は自分と異質のものを排除しようとする。これもまた、別の意味での人種差別と言ってもいい。

マイケル・ジャクソンは生涯、「黒人」と「白人」という人種問題に悩まされ、また、「一般地球人」と「特殊な家庭に生まれ育った特殊な才能を持った異星人」という人種の狭間に悩まされ続けたのだ。

〜〜〜

生贄(いけにえ)。

僕がおととい「マイケル・ジャクソンが成し遂げたこと」の最後に「マイケルはメディアに翻弄されたメディアの最大級の犠牲者でもあった」と書いたのは、フジ・テレビで放送された2時間の特番を見たからだ。もともと同様のことは感じていたが、アメリカのメディアはまだしも、日本のメディアは、マイケルが音楽、エンタテインメントの世界で成し遂げたことをまったくといっていいほど紹介しない、紹介しなければ、評価のしようもない。数字だけ並べればいいというものではない。彼がなぜこれほどの宇宙一のスーパースターになったのかを正しく説明できなくては2時間も番組をやってもまったく意味がない。

この国のメディアは、アート、エンタテインメントに対して口先だけは評価するようなことを言うが、真にその意味を理解していないようだ。次にこの件に関することを書くときには、マイケルはメディアの最大の生贄(いけにえ)になったアーティストとしたい。

昨日、ニューヨークに住む写真家のしおりさんからメールが来た。(僕のブログへリンクを張ったのでその挨拶メールだった) 彼女はマイケルを2002年ごろ(20歳のとき=彼女は1982年生まれ)、「アース・ソング」で知り、衝撃を受けたという。彼女がそれまでテレビなどで見ていたマイケルは、変人のマイケルの姿ばっかりだったと言い、自身のブログでこう書いている。

「不運にもそれまで私の周りには、
彼がこんなにも才能溢れるエンターテイナーだなんて
教えてくれる人はいなかった。

私の世代でそれを知ってる人は実は少ないのかも。

だから20歳の時に初めて「アース・ソング」を聴いた時も、
「ビリー・ジーン」のライブ・パフォーマンスの映像を見た時も、
衝撃が大きすぎて本当に鳥肌がたった。

それと同時に今後はメディアのいう事を鵜呑みにするものか! と
自分の安易さを恥じたのも覚えている」(川崎詩織のブログ=2009年6月28日付けより)

全文の載ってる彼女のブログは、こちら↓
http://shiorikawasaki.blog.shinobi.jp/Date/20090628/1/

〜〜〜

地獄。

昨日の『サンデイ・ソング・ブック〜モータウン・アーカイブ』で山下達郎さんは、マーヴィン・ゲイの自伝・伝記『マーヴィン・ゲイ物語』を読了したことを話し、最後にジャクソン5の「アイ・ウォント・ユー・バック」をかける前に、マイケルの逝去のことを「マーヴィン・ゲイ同様にアメリカ芸能界の地獄で燃え尽きてしまいました」と評した。本当にその通りだと思う。

I Want You Backは、世界中の誰もが、マイケルに戻ってきて欲しい、という願いだ。それは前日のラファエル・サディークがライヴでこれを歌ったことにも現れている。そして、僕はマイケルにこの曲を贈りたい。You Are Not Alone.

このYouをマイケルに置き換えて捧げたい。

You Are Not Alone 
(Written by R.Kelly, Song by Michael Jackson)

Another day has gone
I'm still all alone
How could this be
You're not here with me
You never said goodbye
Someone tell me why
Did you have to go
And leave my world so cold

Everyday I sit and ask myself
How did love slip away
Something whispers in my ear and says
That you are not alone
For I am here with you
Though you're far away
I am here to stay

But you are not alone
For I am here with you
Though we're far apart
You're always in my heart
But you are not alone

'Lone, 'lone
Why, 'lone

Just the other night
I thought I heard you cry
Asking me to come
And hold you in my arms
I can hear your prayers
Your burdens I will bear
But first I need your hand
Then forever can begin

Everyday I sit and ask myself
How did love slip away
Something whispers in my ear and says
That you are not alone
For I am here with you
Though you're far away
I am here to stay

For you are not alone
For I am here with you
Though we're far apart
You're always in my heart
For you are not alone

Whisper three words and I'll come runnin'
And girl you know that I'll be there
I'll be there

You are not alone
For I am here with you
Though you're far away
I am here to stay
For you are not alone
For I am here with you
Though we're far apart
You're always in my heart

For you are not alone
For I am here with you
Though you're far away
I am here to stay

For you are not alone
For I am here with you
Though we're far apart
You're always in my heart

For you are not alone...

+++++

毎日新聞に筆者のコメントが掲載されています。(2009年6月26日付け夕刊)↓
http://mainichi.jp/enta/music/news/20090626dde041200032000c.html
(時間の経過とともにリンクが消える可能性があります)

+++++

告知。

今日、『カキーン』(TBS954hz=関東地区)(月曜午後6時〜9時)ゲスト出演します

マイケル・ジャクソン特集。ノーナ・リーブスの西寺郷太さんやホフディラン・小宮山さんらとともに「マイケルが私たちに残したもの」を探ります。6時から登場する予定。時間がたっぷりあるので、西寺さんらとじっくりとマイケル談義ができると楽しみにしています。

番組ホームページ
http://www.tbsradio.jp/kakiiin/
番組へのメールは、 kakiiin@tbs.co.jp  まで。

ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>ANNOUNCEMENT>Jackson, Michael

by Masaharu Yoshioka |To Soulesearchin'Blog|
2009/06/28 (Sun) 2647

.□ ラファエル・サディーク〜「マイケルへ捧げて」 □.

【ラファエル・サディーク〜マイケルへ捧げて】

トリビュート。

メンバーがステージに上がり、いきなり始まったのが、ジャクソン・ファイヴのヒット曲「アイ・ウォント・ユー・バック(帰って欲しいの)」。(ラファエルも同名異曲を歌っているが、今回はジャクソン5のカヴァー) 

ラファエル・サディークとしては初ライヴ。かつて、トニ・トニ・トニで横浜の関内ホールで90年代初めに見た。その後、トニ・トニ・トニが大阪ブルーノートに来たが、ラルフはいなかったという。2000年ごろ、お台場のソウル・トレイン・キャフェでトニ・トニ・トニとして来日。そのときもラルフはいなかったのかな。はっきり覚えていない。ラファエルは最近はすっかりプロデューサーとして売れっ子。

もはやトニ・トニ・トニは卒業か。全曲、トニ時代を封印し、ラファエルのソロ活動をメインにした選曲。特に、最近でた最新作『ザ・ウェイ・アイ・シー・イット』を中心にしたステージ。これも、このところの1960年代、1970年代の古き良きソウルを彷彿とさせるCDのサウンドをステージで再現しようという、実にごきげんなものだった。結論から言えば、めちゃくちゃ楽しい、そしてバンドがうまく、いい感じだ。ドラムス、ギター、ベース、キーボードに2人のコーラス&ダンス担当。

2人のバックコーラスの踊りっぷりが最高だ。そしてそれにラファエルをあわせた3人の振り付けもいい。エイミー・ワインハウスの「リハブ」のライヴ映像で見たような、激しいダンスだ。それにしてもここまでテンプス(下記セットリスト12あたりは、テンプスの「オンリー・ザ・スキン・ディープ」あたりを彷彿)、フォー・トップス、ミラクルズ(スモーキー・ロビンソン)、オーティス・レディングらのオールド・スクールを彷彿とさせるとは。また12曲目の後半でマイケル・ジャクソンへの追悼コメントも出た。

全員黒のスーツに白いシャツにネクタイ、というこれまた渋いスタイリッシュなスタイルでクール。また、途中で歌った女性シンガー、エリカ・ジェリーがとてもよかった。歌も迫力あり、踊りも最高だ。いきなり歌い出したときにはこちらがのけぞったほど。ラファエルの歌自体は普通なのだが、全体的なパッケージのプロデュース力が素晴らしい。やはりプロデューサーだからなのかな。

ブレンダ・ヴォーンが客席に。彼女は、地元オークランドでラファエルやアン・ヴォーグの先輩。彼らがまだ無名の頃、地元オークランドで彼らとよく一緒にやっていたという。彼らがブレンダを頼ってきていた。ラファエルは途中で彼女の名前を挙げていた。この日のショーを見てブレンダは「ソー・オークランド・ショー! あの、ブレイクしたり、激しく踊ったりは、まさにオークランド・ソウルよ」と興奮気味に言う。

ところでRaphaelの発音なのだが、みんな「ラフィエール」と「エ」のところにアクセントが来るように発音するようだ。

■メンバー

ラファエル・サディーク(ヴォーカル)Raphael Saadiq(Vo)
ビリー・ケンプ(バック・ヴォーカル)Billy Kemp(back vo)
エリカ・ジェリー(バック・ヴォーカル)Erika Jerry(back vo)
チャールズ・ジョーンズ(キーボード)Charles Jones(key)
ロブ・ベーコン(ギター)Rob Bacon(g)
カルヴァン・ターナー(ベース)Calvin Turner(b)
カール・カーター(ドラムス)Carl Carter(ds)

■アルバムRaphael Sadique

1)Instant Vintage (2002)
2)All Hits At The House Of Blues (2003)

3)Ray Ray (2004)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002T24HG/soulsearchiho-22/ref=nosim/

4) 最新作 The Way I See It (2008) denotes *

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001LWJZIE/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■セットリスト ラファエル・サディーク
Setlist : Raphael Saadiq @ Blue Note Tokyo, June 26, 2009

show started21:32
01. I Want You Back [Jackson Five]
02. Keep Marchin' * =(CD "The Way I See It"-2008)
03. Love That Girl *
04. 100 Yard Dash *
05. Dance Tonight / Lala (Lucy Pearl)
06. Be Here (CD "Instant Vintage"-2002)
07. Doing What I Can (CD "Instant Vintage")
08. Don't Mess With My Man (Lucy Pearl)
09. Never Give You Up *
10. Just One Kiss *
11. Let's Take A Walk *
12. Sure Hope You Mean It *
13. Staying In Love *
14. Outro 1
Enc. Skyy, Can You Feel Me (CD "Instant Vintage")
Enc. Big Easy *(CD"The Way I See It")
Enc. Outro 2 (Let The Sunshine In/Aquarius)
show ended 22:50

(2009年6月26日金曜、青山ブルーノート東京=ラファエル・サディーク・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sadiq, Raphael

by Masaharu Yoshioka |To Soulesearchin'Blog|
2009/06/27 (Sat) 2645

.□ (お知らせ) マイケル・ジャクソン特番〜出演情報 □.

【マイケル・ジャクソン特番〜出演情報】

緊急出演。

マイケル・ジャクソンの急死に伴い、各地で特別番組、番組内のコーナー特集などが続々行われている。その中で、吉岡正晴が次の2本に出演する。

1)『ソウル・ブレンズ』(インターFM76.1mhz=東京地区)(日曜午後3時~5時) 

マイケル・ジャクソン特集。この2時間のどこかでコメントします。
質問、リクエストなどはmarvin@interfm.jp まで。

2)『カキーン』(TBS954hz=関東地区)(月曜午後6時〜9時)

マイケル・ジャクソン特集。ノーナ・リーブスの西寺郷太さんやホフディラン・小宮山さんらとともに「マイケルが私たちに残したもの」を探ります。6時から登場する予定。

番組ホームページ
http://www.tbsradio.jp/kakiiin/
番組へのメールは、 kakiiin@tbs.co.jp  まで。

ENT>ANNOUNCEMENT>Jackson, Michael

 
--+-- >>>

|Home| |Diary Archives|


- Genesis -

アクセス・カウンター