2011年02月28日(月) 00時01分00秒 soulsearchinの投稿

◎ クール&ザ・ギャング~ライヴ、クール・ベル、ナイルを語る

テーマ:ライヴ評・レポート
◎ クール&ザ・ギャング~ライヴ、クール・ベル、ナイルを語る

【Kool & The Gang: Robert “Kool” Bell Talks About Nile Rodgers】

年齢層。

かなり、年齢層高い。しかし、超満員。そして、1曲目から1階のフロアもほとんど総立ちで踊る。70年代中期から80年代中期まで、10年以上にわたって日本の洋楽シーンでも大ヒットを送り出したごきげんなパーティー・バンド、クール&ザ・ギャング。彼らの1年弱ぶりのライヴ。

彼らのセットリストを見ると、もうすべてヒット曲ばかり。どこをとっても、観客は楽しめる。歌を聴いて、踊って、お酒を飲んで、食べて、パーティーだ。

現在、リードを取るのはショーンとラヴェール。ショーンの甘い声が、JTテイラーを思わせる。「ハリウッド・スウィンギン」では、クリフォードのトロンボーン・ソロも。ジャズ・バンドから発生したバンドだけに、こういうジャズ・ファンク的なサウンドなども得意中の得意。そして、「レディーズ・ナイト」「ゲットダウン・オン・イット」「セレブレーション」まで、一気呵成だ。

■ロバート・クール・ベル、ナイル・ロジャーズを語る

60年代。

ライヴ後、久しぶりにロバート・クール・ベルと会った。昨年は会えなかったが、今年は、ちょうどナイル・ロジャーズとのコラボ曲ができているので、その話を聞きたかったのだ。

ロバート・クール・ベルは言う。「去年(2010年)10月に、パリでシックなんかと一緒に『アイ・ウォナ・ダンス』というライヴ・イヴェントがあったんだ。そのときにナイルたちと話をしてけっこうもりあがって、じゃあ、一緒に何かやろうとなって、それをタイトルにした曲を作ることになったんだ。ナイルのことは、もう何十年も知ってるよ。そうだな、60年代後期あたりからかな。僕たち、どちらも10代だったよ。(クール・ベルは1950年生まれ、ナイルは1952年生まれ。仮に1969年とすると、クールが19歳、ナイルは17歳) 僕らのトランペット・プレイヤー、ミッケンズが彼のいとこだからね」

60年代後期だと、どちらもまだブレイク前。では、クールがそこそこ人気になりだしたときに、ナイルをギタリストとして誘ったりはしなかったのだろうか。「う~~ん、それは考えなかったなあ。彼は彼のやりたいことがあり、僕らは僕らの方向性があったからね」と両腕を右と左に広げて、道が違うことを示した。

今回は、「アイ・ウォナ・ダンス」1曲だけだが、さらに他の曲を録音する予定は? 

「あるある。これがとてもうまく行ったので、彼とはアルバムでも作ろうかという話をしている。クール&ザ・ギャング&シック、あるいはクール・シック、とかかな。今年の秋くらいまでにレコーディングできればいいね。」

彼らはその前に、4月に新作を出すという。「そうなんだ、4月26日にソニー配給のインディ、ビッグ・スリー・エンタテインメント(Big 3 Entertainment)から出る。確か、クールの前のアルバム『スティル・クール』は日本で出てないんだよな。これも、出したいな。レコーディングはもう終わってるよ」

ロナルド・ベルのベースとナイルのギターのコンビネーションはなかなかファンクな感じがでていい雰囲気だ。1970年代にともに成功したシックとクール&ザ・ギャングのコラボレーションというのは、よく考えると、すごい組み合わせである。4月には世界で初めて、日本からリリースされる。

■ 過去関連記事

2010年03月28日(日)
クール&ザ・ギャング@ビルボード~すべてヒット曲のパーティー
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100328.html

クール&ザ・ギャング『クール&ザ・ギャング・プレゼンツ・ギャングランド』2001年のCDのライナーノーツ原稿
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/linernotes/kool20010821.html

January 10, 2008
“Spirit Of The Boogie” Live At Blues Alley
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_01_10.html

January 11, 2008
“Chocolate Buttermilk” (Kool & The Gang) Story: Music Comes And Goes
【『チョコレート・バターミルク』ストーリー】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_01_11.html
このフィクションはよく書けていて、自分でも気に入っている(笑)

June 27, 2006
Claydes "Charles" Smith Of Kool & The Gang Dies At 57
【クール&ザ・ギャングのオリジナルメンバー、チャールス・スミス死去】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001095.html

■クール&ザ・ギャング・ベスト

Wild and Peaceful
Wild and Peaceful
posted with amazlet at 10.03.26
Kool & the Gang
Polygram (1996-03-19)
売り上げランキング: 60627


■メンバー
(+)は、オリジナル・メンバー、もしくはそれに順ずるメンバー。

ロバート・クール・ベル / Robert Kool Bell(Bass)(+)
”ディーティー” デニス・ロナルド・トーマス / "DeeTee" Dennis Ronald Thomas(Saxophone/Vocals)(+)
ショーン・マッキラー / Shawn McQuiller(Vocals/Guitar)
ラヴェル・エヴァンス / Lavell Evans(Vocals)
エミール・ベイヤン / Amir Bayyan(Guitar)(+)
カーティス・ウィリアムス / Curtis Williams(Keyboards)(+)
ブロデリック・ギッテンス / Broderick Gittens(Trumpet)
クリフォード・アダムス / Clifford Adams(Trombone)(+)
ティモシー・ホートン / Timothy Horton(Drums)

昨年のメンバーからジョージ・ブラウンが今回不参加。

■ セットリスト クール&ザ・ギャング@ビルボード
Setlist: Kool & The Gang, February, 26, 2011

show started 18:05
00. Intro:
01. Steppin’ Out
02. Don’t Stop Till You Get Enough
03. Fresh
04. Tonight
05. Emergency
06. Misled
07. Joanna
08. Hollywood Swingin’
09. Jungle Boogie
10. Cherish
11. Take My Heart
12. Ladies Night
13. Get Down On It
Enc Celebration
show ended 19:07

(2011年2月26日土曜、ビルボードライブ東京=クール&ザ・ギャング・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kool & The Gang
2011-

コメント

[コメントをする]

コメント投稿

一緒にプレゼントも贈ろう!

トラックバック

この記事のトラックバック Ping-URL :

http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/soulsearchin/10815335401/dee7771f

Amebaおすすめキーワード

    アメーバに会員登録して、ブログをつくろう! powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト