2010年12月01日(水) 00時01分00秒 soulsearchinの投稿

☆マイケル・ジャクソン新作アルバム『マイケル』試聴会

テーマ:マイケル・ジャクソン関連
☆マイケル・ジャクソン新作アルバム『マイケル』試聴会

【Michael Jackson New Album “Michael” Due December 15, 2010】

試聴。

マイケル・ジャクソンの2010年12月15日に発売される未発表音源を集めた新作『マイケル』のマスコミ媒体向け試聴会が、11月30日午後6時から行われた。

2010年11月13日(土)
マイケル・ジャクソン新作トラック・リスティング公開~その内容
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101113.html

マイケル・ジャクソン・ドットコム↓
http://breakingnews.michaeljackson.com/JP/

MICHAEL ALBUM TRACKLISTING:

1. Hold My Hand (Duet with Akon)
2. Hollywood Tonight
3. Keep Your Head Up
4. (I Like) The Way You Love Me
5. Monster (Featuring 50 Cent)
6. Best Of Joy
7. Breaking News
8. (I Can’t Make It) Another Day (Featuring Lenny Kravitz)
9. Behind The Mask
10. Much Too Soon

今回は音源・資料などの管理体制がかなり厳しく、試聴会で配られた歌詞カードなどは、その場で回収、音源の録音禁止、流出もさせないなどの誓約書にサインをしなければならない。作詞作曲家クレジットなども、情報解禁日までは正確には発表できない、とのこと。なお、現状の情報解禁日は、2010年12月12日夜で、それ以降には詳しい情報などが流せることになりそうだ。12日夜以降にアルバムからの音源が一般公開されることになる。

ここでは簡単な感想、印象だけをご紹介する。

全体的には、かなり『デンジャラス』『ヒストリー』の延長線上にあるサウンドでまとめられたという感じがする。いわゆる2007年頃制作されたというカシオ・トラックは3曲目、5曲目、7曲目の3曲。「キープ・ユア・ヘッド・アップ」(3曲目)、「モンスター」(5曲目)、そして最初にインターネットで発表された「ブレイキング・ニュース」(7曲目)。また、一足先に同様に一般公開されているエイコンとのデュエット「ホールド・マイ・ハンド」、また、アルバム『アルティメート』に収録された4曲目「ザ・ウェイ・ユー・ラヴ・ミー」、グレッグ・フィリンゲインズのヴァージョンが知られる「ビハインド・ザ・マスク」以外が、まったく純粋に初めて聴く作品だ。

「ハリウッド・トゥナイト」は、テディー・ライリーがてがけた実にかっこいい曲。アルバムの中で個人的にアップテンポの作品で一番気に入った。BPMも125くらいで、おそらくアルバム中一番テンポが早く、ハイエナジーな作品。特に「シーズ・ゴーイング・ハリウッド」というサビの部分が繰り返されて、ひじょうに印象に残る。僕は、これが1曲目でもよかったのではないかと感じた。もちろん、ダンストラックとしてもいい。

「キープ・ユア・ヘッド・アップ」は、けっこう厚いコーラスが入った、メッセージも前向きな曲。そのメッセージの根っこでは、「ウィ・アー・ザ・ワールド」と通じるものがある。「アイ・ライク・ザ・ウェイ・ユー・ラヴ・ミー」は、サウンドが「アルティメート・ヴァージョン」とは、かなり違っている。明らかにトラックを作り直してスケールアップしている。

50セントの入った「モンスター」は、コンセプト的には、楽曲の「スリラー」と相通じるものが感じられる。これもキャッチーで覚えやすい。「ベスト・オブ・ジョイ」は、サビの「アイ・アム・フォーエヴァー」というところが覚えやすい。ポップで明るい楽曲。BPMは100を切るあたりか。これはリズムが「ハリウッド」同様強力で、12インチ用リミックスなどを作ってもいいかもしれない。

レニー・クラヴィッツとの「アイ・キャント・メイク・イット、アナザー・デイ」は、かなりロックっぽい曲。しいていえば「ビート・イット」をもっとヘヴィー・ロックにした感じ。

「ビハインド・ザ・マスク」は、トラックは全面にやり直した感じで、グレッグが使っていたトラックはほとんど影を潜めた。多分、マイケルのヴォーカルだけを残し、他はすべてやり直したのではないか。僕は、元々この曲が好きなだけに、けっこう気に入った。ちょっと正確にはわからないが、グレッグのヴァージョンより少しテンポが速くなっているような気がした。

最後の「マッチ・トゥ・スーン」は、タイトルが示す通り「ゴーン・トゥ・スーン」に似ていた。違うタイプという情報もあったが、雰囲気はよく似ている。ただ、こちらが先にできている。これは、最後に入っているが、とてもいい曲でアルバム最後には最適かもしれない。タイトルのメッセージとしては、「僕は早く大人になりすぎた」という意味で、マイケルらしい作品。

各10曲の歌詞を、先日のトークショーで仕分けしたジャンルにしたがって仕分けしてみると、だいたい次のような感じになりそうだ。

1. Hold My Hand (Duet with Akon) [Love]
2. Hollywood Tonight [Fun][Life]少し[Attitude]
3. Keep Your Head Up [Story][Life][Message]
4. (I Like) The Way You Love Me [Love]
5. Monster (Featuring 50 Cent) [Injustice][Irony]
6. Best Of Joy [Life][Love]
7. Breaking News [Injustice] [Media]
8. (I Can’t Make It) Another Day (Featuring Lenny Kravitz) [Life]
9. Behind The Mask [Life][Entertainment]
10. Much Too Soon [Love][Life]

2度通しで聴いたが、総じて、いい楽曲が多く、しかも10曲40分程度という長さなので、ちょうど、『オフ・ザ・ウォール』『スリラー』程度の長さで、すぐに聴けるのがいい。

僕が個人的に一番気に入ったのは、まず、「ハリウッド・トゥナイト」。なんで、これが最初のシングルではないのだろう。そして、バラードの「マッチ・トゥ・スーン」。僕はこの2曲がベストだ。2回聴いた限りでの結論としては、未発表曲ばかりを集めたアルバムとしては、けっこういい内容になったのではないかと思う。

なお、ジャケットの最初のヴァージョンでは、プリンスのマークがついていたが、すぐに本国からそれの入ってないヴァージョンに差し替えるよう指示が来て、今でているものは、プリンス・マークのないものになっている。

マイケルの声かどうか、という点は、とりあえず、全曲2度聴いて全曲マイケルのものに聴こえた。ここは、CDが出てから何度も聴いてみたい。

(この項、つづく)

■マイケル楽曲の仕分けについて↓

2010年11月27日(土)
マイケル・ジャクソン・トーク・イヴェント初日~マイケル訳詞をジャンルで「仕分け」
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101127.html

2010年11月28日(日)
マイケルが遺した言葉・一旦終了イヴェント(2日目)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101128.html


■ マイケル・ジャクソン『マイケル』(2010年12月15日発売)

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■ マイケル・ジャクソン 『ヴィジョン』



ENT>MICHAEL JACKSON

コメント

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1 ■私も「ハリウッド~」、大推薦です

視聴会に参加されたとのこと、これから二週間は後光の射す畏れ多き方です(冗談です)。
YouTubeに短期間投稿されていたものを聴いた限りですが。スリラー以降、少なくとも90年代以降最高のアップテンポではないかと感じました。
カシオ・トラックとされる「Keep Your~」も感激しました。個人的には今回のアルバムで最も秀逸なバラードではないかと思います。
「Breaking」や動画サイトで断片が聴ける「Monster」は、私が聴いてきたマイケルにはどうしても思えません。「Breaking~」の冒頭“Everybody”の“E”からして本能的に身体が拒否反応を示してしまいます。個人的にはこのマイケルのボーカルは悲しみを誘います。
アルバムのブックレットのボリュームとかはどうなるのでしょうか。きちっとしたこのプロジェクトのコンセプトとか理念とか語ってもらわないと、聴く者も不安や疑念を抱え続けながら聴くのではないかと思います。

2 ■曲順がどうも

「Hollywood Tonight」は確かにインプレッション抜群だけれども、いきなりならず者みたいなのに「Punk!」って悪態つかれるのもどうかと。
「Hold My Hand」が全くの新曲、初公開の曲だったら最高のオープニングだったと思います。
「Best Of Joy」楽しみです。
もちろん「Behind Of Joy」も。坂本氏は事前に何かオファーはあったのか興味深いです。
「The Way You Love Me」は素晴らしいアレンジで生まれ変わったのではないかと期待しています。

3 ■ラテン調マイケル

カシオ・トラック「Breaking News」「Monster」はなんとなくラテン・フレイバーが散りばめられている印象がします。2006年にヒットしたシャキーラの「Hips Don't Lie」が私にはダブりました。なるほど制作されたとされる年代も近いです。

4 ■無題

試聴レポートをとても興味深く読ませて頂きました。吉岡さんのコメントはとても好意的に書いていらっしゃいますし、発売してから聴く私達に先入観を与えないようにと配慮して下さっているとおもいます。 何処かのサイトでアメリカでの試聴会を参加された方のコメントはかなり厳しい評価をしてました。(アメリカ人のレポートです)やはり、自分の耳で聴いて、自分がどう思うかですね。今から楽しみです。ありがとうございました。

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