2009年01月10日(土) 04時32分10秒 soulsearchinの投稿

●シャカ・カーン(チャカ・カーン)・ライヴ

テーマ:ブログ
(内容でます。これからごらんになる方はご注意ください)

●【シャカ・カーン(チャカ・カーン)・ライヴ】

アダプテーション。

昨年6月からほぼ半年振りの来日。前回のライヴがかなりの評判を取ったので、今回はそのとき見られなかった人のために再来日という感じ。この日も超満員。ここまで歓待されれば、シャカも嬉しいにちがいない。シャカは途中のMCで「また戻って来られて嬉しい。ホームに帰ってきたみたい」と言った。

バンドはギターのトニー・メイデンの代わりに別の人が入っている以外は全部同じ。またセットリストも基本的に昨年とほぼ同じ。

シャカ本人はとてもご機嫌がいいようで、楽しんで歌っている感じが十分伝わってくる。声もよく出ている。そして、観客も熱い。

比較的新しい「エンジェル」のイントロで、しみじみ語る。「この曲を書いたとき、私はとてもハイだった。(「何でハイだったんだ?」と英語で観客席デイヴ・フロムの反応) 私のその頃の生活は乱れててね。でも、もう昔の話し。もう3年もクリーンな体になっている。(「それはよかった」とデイヴ)ちょうどその頃、神に、あんたの生活態度はよくないよ、と言われた。体を大切にしなさい、と言われた。それで心を改めたのよ」 デイヴがすぐ後ろに座ってて、合いの手の声がでかい。(笑) この日は外人比率も多く、立ち上がって踊る人やら、合いの手をいれる外人が他にも多数いていい雰囲気だった。

そして、じっくり聞かせる「スルー・ザ・ファイアー」は徐々にゴスペルっぽくなっていき、後半にナレーションをいれてより感動的に。「みんな、何人くらいが今まで、火をくぐり抜けたことがある? 私は、5-6回も火をくぐってきたわ。その昔私は3日も4日もパーティーをやっていた。でも私はとても空虚で、孤独だった。それから神様が私の人生に触れてくれた。それから私は愛に心を開き、自分自身を解放するようになった。そんな火をくぐり抜け(修羅場をくぐり抜け=through the fire)、私は強くなったの」 

いろいろなナレーションをいれて、曲にさらなる深みと広がりを見せた「スルー・ザ・ファイアー」。こういうスタイルをオリジナルをアダプトする、あるいは、アダプテーションという。翻案(ほんあん)、脚色といったニュアンスだ。松尾潔氏解説する。「こういうアダプテーションという意味では、森進一が『おふくろさん』にセリフを加えたのと同じようなものですね」 うまい! さすがレコ大!

シャウトし、激唱したシャカは最後に「チャーチ・イズ・オーヴァー(教会の時間は終わりよ)」と言って締めくくった。10分近くにおよんだ「スルー・ザ・ファイアー」はまさにこのセットのハイライトだった。

「スイート・シング」ではギター、キーボード、ドラムス、ベースにソロ・パートを与えたためこの曲だけで15分ちかくになった。そして、アンコールでは観客もほぼ総立ち。演奏が始まるとまもなく、ステージ後ろのカーテンが開けられ、雨に霞んだ赤坂の夜景が広がった。

+++++

ライヴ後、デイヴとちょいと雑談。「レコード大賞、めったに見ないんだけど、たまたま見てたら、エグザイルで作詞、松尾潔って出て、この人知ってる! て(画面に)指差して、テレビの前で立ち上がったよ! 松尾さん、おごって~」あいかわらず、おもろ~なデイヴ氏である。デイヴは掛け声だけでなく、口に指を挟んで鳴らす口笛も上手だ。

■過去記事

June 03, 2008
Chaka Khan Live @ Hi Energy Performance
【シャカ・カーン初日から全開】(前回セットリスト)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_06_03.html
June 07, 2008
“Through The Fire” Is Chaka Khan’s Soul Searchin’ Song
【シャカ・カーン(チャカ・カーン)、多くの修羅場をくぐりぬけて】「スルー・ザ・ファイアー」について
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_06_07.html
June 08, 2008
More Chaka Khan At Billboard
【シャカ・カーン旋風、東京を席巻】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_06_08.html
June 10, 2008
Chaka Khan (Part 4) : Yuri On The Chaka Khan’s Stage 
【シャカ(チャカ)・カーンのステージにあがったユリさん】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_06_10.html
June 12, 2008
Chaka Khan’s Record Of Visit To Japan (Part 1)
【シャカ(チャカ)・カーン来日履歴・調査中】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_06_12.html
シャカ・カーン、前回来日一連の記事、5部作。

2003/10/11 (Sat)
Chaka Khan Live @ Budoukan: One & Only Voice Still Shines
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20031011.html
(前々回来日ライヴ評)

■ メンバー

シャカ・カーン/Chaka Khan(Vocals)
アンドリュー・ガウチェ/Andrew Gouche(Bass/Music Director)
ジャヴァド・デイ/Javad Day(Keyboards)
チャールズ・ストリーター/Charles Streeter(Drums)
エリック・ブライス/Eric Brice(Guitar)
マビュート・カーペンター/Mabvuto Carpenter(Background Vocals)
キーシャ・イーリー/Kesha Ealey(Background Vocals)
ティファニー・スミス/Tiffany Smith (Background Vocals)

■セットリスト シャカ・カーン(チャカ・カーン)
Setlist : Chaka Khan @ Billboard, January 9, 2009

Show started 21:36
01. Intro : Once You Get Started ./ Stay
02. I Feel For You
03. Ain’t Nobody
04. Stay
05. Whatcha Gonna Do For Me
06. Please Pardon Me
07. Hollywood
08. Do You Love What You Feel
09. Angel
10. Through The Fire
11. You Got The Love
12. Tell Me Something Good
13. Sweet Thing (including solo play by guitar, keyboards= a riff of "Tom’s Diner", drums, bass,)
Enc. I’m Every Woman
Show ended 22:59

(2009年1月9日金曜、ビルボード・ライヴ東京=シャカ・カーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kahn, Chaka
2009-02

コメント

[コメントをする]

コメント投稿

一緒にプレゼントも贈ろう!

トラックバック

この記事のトラックバック Ping-URL :

http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/soulsearchin/10190308507/e8fa7a16

Amebaおすすめキーワード

    アメーバに会員登録して、ブログをつくろう! powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト