May 05, 2007

Back In 1968: When LP Records Were New

【LPレコードがまだ新しかった時代】

LP。

昨日ご紹介したスライ&ファミリー・ストーンの一連の紙ジャケット・シリーズだが、その中には、当時のLPレコードの中袋をそのまま再現したものがある。ここに書かれている文言がまたおもしろい。まだシングル中心の時代で、LPレコード(30センチのアナログのこと)がそれほど普及していない時代のことだ。

例えば~

「LPレコードは、簡単に曲が選べます。あなたが聴きたい曲を1曲でも、片面だけでも、何度でも聴けます。あなたがすべきことは、トーン・アームを持ち上げて、お望みの曲のところに置くだけ。レコード以上に(このような選曲が)簡単にできるものはありません」

おそらく、カセット(まだ普及してないか)、オープンリールのテープあるいは、8トラックテープなんかと比べるとLPの曲のピックアップは飛躍的に簡単だったわけだ。CD時代ならもっと簡単だけど。(笑) 

今ならこうなる。「CDは簡単に曲が選べます。あなたが聴きたい曲を1曲でも、全曲だけでも、何度でも聴けます。あなたがすべきことは、リモコンのスイッチを聴きたい曲の数字に合わせるだけ。CD以上に(このような選曲が)簡単にできるものはありません」

「LPレコードは、1948年に出現して以来、見た目は同じようですが、まったく違います。LPレコードは幾多の技術的革新を経て、最高の音質を提供しています」

今だったらこう書きなおせるかな。「CDは1982年に出現して以来、見た目は同じようですが、まったく違います。CDは幾多の技術的革新を経て、最高の音質を提供しています」

「LPレコードは、ひじょうに魅力的で、勉強にもなり、保存が簡単です。LPは、置き場に困ることもありません。魅力的なジャケットデザインゆえにご自宅のどんなリヴィング・ルームにも飾ることができます。そして(ジャケットの)裏側には、アーティストやパフォーマンス、内容について詳しく書かれた勉強になる情報が書かれています。薄く平らなものであるために、何百枚になっても保存に場所を取ることはありません。そして、最小限の場所に置かれても、すべてのタイトル(ジャケットの背文字のこと)を読むことができます」

いやあ、でもね、100枚、200枚~1000枚となると、かなり場所を取りますよ。(笑) それで苦労してるんだから、こっちは。

「すべてのアルバムは、ショーそのものです。入場料をひとたび払ってしまえば、あなたは何度でもそのショーを楽しむことができます」

そして、その裏ジャケットには計36枚のLPジャケットの写真が掲載されている。

これらの文章もそのままCDに置き換えられる。しかし、LPをショーそのものに言い換えて、ライヴショーは1回しか楽しめないけど、1回の入場料で何回でも楽しめる、っていう言い方がすごい。(笑)
 
ところで、LPとは、もちろん「ロング・プレイング(長時間プレイ)」の略。今のCDはLPの倍以上長時間プレイできるのだから、「スーパー・ロング・プレイング」、略してSLPって感じですね。

■上記の中ジャケットが封入されている『ダンス・トゥ・ザ・ミュージック』\n

ダンス・トゥ・ザ・ミュージック(紙ジャケット仕様)
スライ&ザ・ファミリー・ストーン
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■スライ&ファミリー・ストーン紙ジャケット 5月6日・日曜の『ソウル・ブレンズ』(インターFM76.1、午後3時~5時)内「山野ミュージック・ジャム」(午後4時半~)でご紹介します。

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投稿者 吉岡正晴 : 03:09 AM | コメント (0)