January 10, 2007

It Was Diva Great Show: Every Songs Are Her Song

【ディーヴァ・グレイ・ショウ、全曲”オリジナル”】

一部分。

ニューヨークを中心にあらゆるジャンルの音楽の、素晴らしきミュージシャンたちのバックコーラスをつけてきた、そして、いくつかではリード・ヴォーカルもとってきた実力派シンガー、ディーヴァ・グレイの、自身がこれまでに関わってきた曲ばかりでやるという世界初のライヴ、その名も『ザ・グレイト・ディーヴァ・グレイ・ショウ』が無事終了した。ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございます。ディーヴァも、そして、ミュージシャンたちも大変喜んでいました。お立ち見になってしまった方、申し訳ございませんでした。

全18曲、おそらくディーヴァを知らなくとも、ほとんど誰もが知っている曲ばかりの2セット。下記セットリストをじっくりとご覧いただけば、彼女がいかに様々なタイプの音楽ジャンルで活躍してきたかがわかる。

ファーストセット、オープニングはいきなりチェンジの「パラダイス」から。が~~んとくるかと思ったら、ディーヴァはかなりナーヴァスになっていたようで、緊張が歌にでていた。ディーヴァの声とバンド・サウンドのバランスがちょっといまひとつでお客さんものりのりにはならなかった。だが、徐々に力を発揮し始め、セカンドセットになってからは、かなりリラックスした様子。

やはり、「パラダイス」~「ホールド・タイト」のメドレーは、チェンジ好き、あるいはニューヨーク・ブラコン系大好きなファンにはたまらないところだろう。そして、黄金のシック・メドレー。ガッツがナイル・ロジャースになり、クリフ・アーチャーがバーナード・エドワーズになる。

そして、しっとりと歌うスロー・バラード群はディーヴァの歌のうまさを際立たせた。「セイ・ユー・ラヴ・ミー」はナタリー・コール、「アイム・ユア・エンジェル」はセリーヌ・ディオン&Rケリーのデュエットで、ここではケイリブとのデュエットになった。

彼女の唯一のヒットが「サントロペ」。ちょっとカリブ風のディスコヒット。1979年にディスコでヒットし、ディスコチャートで25位になった作品だ。日本ではでていない。

ファーストでの想定外は、ディーヴァが緊張していたせいか、曲間のトーク(MC)をほとんどしなかったこと。以前の日記で、しゃべりだすと止まらないので、おもしろいエピソードが次々と飛び出すかとおもったのだが、まったくなかった。

そこで、ファーストとセカンドの間で、ケイリブたちが「マサハル、ステージに上がってディーヴァのプロフィールを紹介したほうがいい」と言ったので、急遽「バビロン・シスターズ」の後で、ちょっとしゃべることになった。確かに、何の説明もなく淡々と他のアーティストのヒットが流れてくると、通常のカヴァー・バンドがカヴァー曲をやっているように一瞬見受けられてしまう。だが、ここで歌っている曲はすべて、ディーヴァ本人がリードかバックコーラスで本当に歌っている「オリジナル」なのだ。全曲、彼女の曲というわけだ。

セカンドのハイライトは、やはり「オン・ザ・ビート」か。これが生で聴けるとは。イントロのゲイリーのサックスソロにもっとリヴァーヴがかかっていればよかったが、まあ初回だからよしとしましょう。(笑) 同じくイントロのシンセをフィリップが弾くが、この味がよかった。ケイリブ&フィリップというダブル・キーボードは実に強力だ。

ここまでブラコンかディスコ、ソウルばっかりだったのに次にスティーリー・ダンなんかが登場するところがすごい。そして僕がステージに呼び出され、今回のライヴへの経緯を話し、次の曲について解説した。次の曲「マジック・カーペット・ライド」のところで、参加ミュージシャンを紹介しほんの少しソロパートを各人が取ったが、ロビー・ダンジーの声がかなりの迫力だった。最後に紹介されたケイリブがピアノソロをアドリブでプレイし、そこから自然に次の「アット・ラスト・アイム・フリー」へつなげていったあたりは、さすがミュージック・ディレクターだ。

バンド・サウンドは、かなりタイトでまとまっている。3日間の集中リハが効いたせいか。ミュージシャン、シンガーズ、そして、音楽ディレクターのケイリブ、本当にお疲れ様。たくさんの仕事、ありがとう。

そしてアンコールの「バイ・ミー・ア・ローズ」では薔薇の呼びかけにお応えいただきありがとうございます。たくさんの薔薇がまた集まりました。「バイ・ミー・ア・ローズ」が終わって、薔薇が続き、また前回と同じように薔薇の手渡しが終わるまでしばしキーボードが流れた。そして、最後にディーヴァは言った。「この曲は、今日来ている娘に捧げます! ウィ・アー・ファミリー!」 このあたりは、もうみんな立ち上がって踊っていた。終わりよければすべて良し、といったところだ。娘さんは、お母さんのライヴを見るのは十数年ぶりと言っていた。

戻ってきたアンケートを読むと、かなりみなさん楽しんでいただけたようだ。反省点、改善点はいくつもあるが、しかし、一回だけのパフォーマンスではもったいないなあ。例えば予算があれば、シック・メドレーなど、ダンサーをいれてショーアップしたらもっと楽しいだろう。それはまちがいない。何度もやっていけば、もっともっとよくなるショーだ。

ケイリブは途中で言った。「今日、ご紹介しているディーヴァ(の作品)は、彼女の活躍のほんの一部分(スライス・オブ・イット)なんだ」。そう、彼女のレパートリーは300枚以上のアルバムに秘められている。

(この項、続く)

■メンバー

Diva Gray With Kaleb James & The Soul Searchers

Diva Gray (Vocal)
Kaleb James (Keyboards)
Takada Shin (Drums)
Clifford Archer (Bass)
Gats (Guitar)
Gary Scott (Sax)
Philip Woo (Keyboards)
Robbie Danzie (Background Vocal)
Suzuki Momoko (Background Vocal)

■セットリスト [original hit artist in ( )]

Setlist @ Blues Alley, Meguro: 1/9/2007
Diva Gray With Kaleb James &The Soul Searchers

First Set
show started 19.43
01. Paradise (Change)
02. Hold Tight (Change)
03. Say You Love Me (D.J.Rogers, Natalie Cole)
04. Chic Medley (Chic)
A) Le Freak
B) Dance Dance Dance
C) Good Times
05. I Am Your Angel (Celine Dion & R.Kelly)
06. St Tropez (Diva Gray & Oyster)
07. He's The Greatest Dancer (Sister Sledge)
08. Give Me The Night (George Benson)
show ended 20.48

Second Set

show started 21.22
01. I Want Your Love (Chic)
02. On The Beat (BBQ Band)
03. Babylon Sisters (Steely Dan)
04. Magic Carpet Ride (Diva Gray & Oyster)
05. At Last I Am Free (Chic)
06. Love Times Love (George Benson)
Enc. Buy Me A Rose (Luther Vandross)
Enc. We Are Family (Sister Sledge)
show ended 22.40

(2007年1月9日火曜、目黒ブルースアレー=ディーヴァ・グレイ・ウィズ・ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ・ライヴ)
2007-2

投稿者 yoshioka : 04:21 AM | コメント (0)