NO.789
2004/09/27 (Mon)
Osaka Monaurail: Ain't It Funky Now
こだわり。

「寝ても冷めてもジェームス・ブラウンですから」 オーサカ=モノレールの中田さんはそう言った。昨日(26日)の『ソウル・ブレンズ』にゲストで登場しました。キング・オブ・ソウル、ジェームス・ブラウンにあこがれ、彼のファンク・ミュージックをリスペクトし、彼の音楽を自分でもやってみようと思ってバンドを作りました。

数年前、僕は「オーサカ=モノレール」というグループ名を初めて聞いた瞬間から「ジェームス・ブラウンの匂い」を感じました。「ひょっとして、あれかな」と。あれ、とは、ジェームス・ブラウンのバックバンド、JBズのアルバム『ハッスル・ウィズ・スピード』の中に収録されている「JBズ・モノレール」という曲です。そこからグループ名をとったのだろうと思いました。

さて、ジェームス・ブラウン・フリークの中田さんですが、彼のグループ、オーサカ=モノレールが新作アルバム、3作目『サンクフル(THANKFUL)』をリリースしました。あいかわらず、めちゃくちゃかっこいいファンクサウンドを聴かせてくれます。

『サンクフル(THANKFUL)』(シャウト、RDレコーズ、RDR1039=2004年9月23日発売)

このアルバムからの最初のシングル「サンクフル」のプロモヴィデオを見せてもらいました。これがおもしろい。CGのセットに、モノクロの写真のメンバーが立てかけられ、曲にあわせて、いろいろズームされるというもの。そのセットが、なんと70年代初期に、ジェームス・ブラウンが『ソウルトレイン』にでたときのものを模しています。

「高校の時、ジェームス・ブラウンのCDを初めて買ったんですよ。88年の『アイム・リアル』のアルバム。ジェームス・ブラウンっていう名前が、なんかかっこいいなあ、と思って。吉岡さん、それライナー書かれてますよね。何度も読みました」 

ライナー書きました。(笑) ジェームス・ブラウンという名前がかっこいい、というところがすばらしい。(笑) そして、その音を聴いてめちゃくちゃかっこいいと思い、以来、どんどんジェームス・ブラウンの作品をさかのぼって聴くようになり、ついにはブラウンのようなファンクバンドを作ってしまったわけです。

ところで、この「オーサカ=モノレール」という表記、中田さんはかなりこだわっているそうです。「オーサカ・モノレール」ではなく、「オーサカ=モノレール」と「・」ではなく「=」でつなぎます。「オオサカ」ではなく、「オーサカ」です。もちろん、「大阪」でもありません。「・」か「=」について、彼は「昔は、『・』と『=』の両方が使われていたと思うんですけど、徐々に『・』が主流になってしまいましたね。だから、『=』だと、ちょっとレトロな感覚がでるかな、と思って。『オオサカ』とか、『大阪』って書かれてしまうこともあるんですけど、校正だせれば出しますよ(笑)」

中田さん、現在、本拠を大阪から東京に移してライヴ、レコーディングと忙しい日々を過ごしています。僕は、ミスター・ブラウンに彼らのライヴ・ショウを一度見せたいと思います。あるいは少なくとも、ヴィデオくらいは見せて、ブラウンがどのようなリアクションを見せるか、見てみたいです。

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ライヴ情報

10月22日(金) 渋谷ヴエノス(Vuenos)
イヴェント名、「ヴォヤージ4」
料金 前売り2500円+ドリンク代別、当日3000円+ドリンク代別
出演 オーサカ=モノレール、森広隆・他。

この他、11月6日タワーレコード渋谷店でインストア他、全国各地でプロモーションを行います。詳しくは、下記ウェッブで。

http://www.rdrecords.com/index.shtml



Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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