NO.760
2004/09/01 (Wed)
Pride Of Lifetime: To Sing With Brother Ray
誇り。

レイ・チャールズがゴスペルクワイアーとともにクリスマスソングを歌うライヴのヴィデオが、DVDとして発売される。アメリカでは昨年10月に発売されているもので、タイトルは『レイ・チャールズ・セレブレーツ・ゴスペル・クリスマス』というもの。日本では10月20日にコロンビアからリリースされる。

アメリカ盤はこちら。
http://excaliburfilms.com/GeneralDVD/129503D1 +Ray+Charles+Celebrates+a+Gospel+Christmas+with+the+Voices+of+Jubilation+dvd.htm

http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B0000A2ZT7/qid=1093979582/sr=8-3/ref=sr_8_xs_ap_i3 _xgl74/103-0388092-2847009?v=glance&s=dvd&n=507846

これは、2002年12月5日にウィスコンシン州グリーン・ベイという街のレッシュ・センターというところで行われたクリスマス・ゴスペル・ライヴで、そこにハイライトのゲストとしてレイ・チャールズが登場した。ここに登場するクワイアーは、ニュージャージーのヴォイセス・オブ・ジュビレーション・クワイアーのほか、地元のクワイアーなど。このヴォイセスたちをはじめとするクワイアーたちがものすごい。

ニュージャージーのヴォイセスたちは、クワイアーの中でもかなり有名なようで、メンバーは600人を超すという。ここには、その中から精鋭70名ほどが参加。このほかに、地元のクワイアーなども参加し、最後のフィナーレでは200人近いコーラスがステージにあがる。

先日、亀有でヴォイセス・オブ・ジューダのゴスペル・クワイアー(2004年8月26日付け日記)を見て圧倒されたところだったが、このジュビレーション・クワイアーもすごい。おなじみのクリスマスソングが次々とでてきて、曲によってはソロで歌われるのだが、ほんと、みんなうまいし、表現力が豊かだ。

圧巻は、レイ・チャールズが彼の十八番「アメリカ・ザ・ビューティフル」を歌うところ。全クワイアーが彼の後ろに立ち、コーラスをつける。ヴィデオで見ていても鳥肌が立つ。ここで歌った200人(さすがに正確には人数は数えていませんが)は、みんな胸に「私は、レイ・チャールズとともに歌ったのよ」「オレはレイ・チャールズと一緒のステージに上がったんだ」という思いを秘めたことだろう。きっと、彼らにとって一生の
誇りになったに違いない。

2002年12月なので、彼が亡くなる1年半前だ。レイはこの後もライヴ活動を続け2003年に1万回目のライヴを行い、その後ライヴ生活50余年で初めてツアーをキャンセルする。

話は、変わるが、この秋全米で公開されるレイ・チャールズの自伝映画『レイ、アンチェイン・マイ・ハート』の予告編ができている。

http://www.raymovie.com/

主演ジェイミー・フォックスが、実にレイそっくりだ。日本での公開は、現時点では2005年下半期ということになっている。アメリカでのヒット状況によっては、前倒しも可能性がある、という。これは、ソウル・ファン、レイ・チャールズ・ファンには相当楽しみな一本になりそうである。

ENT>MUSIC>DVD>Charles, Ray






Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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