NO.739
2004/08/11 (Wed)
"Soul Searchin' Talking/Donny Hathaway": Homework For Everybody
期待。

次回「ソウル・サーチン・トーキング」の打ち合わせを軽くケイリブらとしてきた。彼もダニー・ハザウェイのことはそこそこは知っているが、真剣に聞き込んで、自分のレパートリーにした作品はそれほど多くないという。こちらで出しているリストには約30曲ある。その中からこれは絶対歌って欲しいという曲に丸印やら二重丸をつけてだした。

今までにも、ケイリブの歌で「サムデイ・ウィル・オール・ビー・フリー」や、「ユーヴ・ガット・ア・フレンド」は聴いたことがある。「ホワッツ・ゴーイング・オン」もマーヴィンの変形ヴァージョンは聴いた。そのあたりがいかにケイリブ風になるか、あるいはダニー風になるか。

「ただのコピーや真似は僕はしないんだ。いかに自分のものを入れられるか、いかにクリエイティヴなものを付け加えられるか。ダニーの曲は、かなりタフで、僕にとってはチャレンジになるよ。まちがいなくスティーヴィーより大変なものになるだろうね」とケイリブは言った。

前回のスティーヴィーのときに発揮されたケイリブのオリジナリティーに今回も任せる。「君から何がでてくるか、楽しみにしてるよ」と僕が言ったら、彼も「自分でも何ができるか、楽しみだよ」と言った。ケイリブにとっては、大変な夏休みの宿題になりそうだ。(笑)

ダニーのネタは、スティーヴィーのものと比べると圧倒的に少ない。それは彼の人生が短かったということが最大の要因だ。自殺の前後も依然完全にクリアになっているわけではない。僕のほうもダニーのリサーチで、大変な夏休みの宿題を抱えることになる。っていうか、そもそも「夏休み」はあるのか、という話だが。(笑) 

ひとつあるとすれば、レイラ・ハザウェイの新譜が9月にリリースされる予定だという。まだ詳細はわからないが、イヴェントの頃までには何か音なり、情報なりは入ってきているだろう。

スティーヴィーとダニーを比較すると日本でも圧倒的に知名度に差がある。それだけにダニーの基本的な情報もお伝えしなければならない。果たしてどうなるか。いろいろ知恵を絞ってみたい。絞って絞って絞って絞らないとね。(笑) でも、ケイリブから何がどんな風にでるかは、本当に楽しみだ。

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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