NO703
2004/07/09 (Fri)
Songwriter/Singer Brenda Russell Live At Bluenote
ソングライター。

「これは、私がファースト・アルバムのために書いた曲で、後にルーサーが録音してくれた作品です。はやくルーサーがよくなってくれるようにお祈りしています」 こう言って歌い始めたのが、「イフ・オンリー・フォー・ワン・ナイト」。僕などはすっかりルーサー・ヴァージョンで聴きなじんでいたが、やはり、オリジナルのブレンダ・ヴァージョンはまた格別な味わいがある。

ビトウィーン・ザ・サン・アンド・ザ・ムーン ブレンダのほぼ6年ぶりになる来日公演。新作が 『ビトゥイーン・ザ・サン・アンド・ムーン』 がちょうど発売された後の来日ということで、その新作からも2曲を披露した。

ドラム、ギター、ベース、キーボード二人、コーラスという6人編成のバンドにブレンダの歌。このバンドがけっこうしっかりしていて、ブレンダの歌を支えていた。真っ当なミュージシャンたちが、ちゃんとやるべきことをやって、真っ当なソングライターのパフォーマンスをサポートしているという、当たり前だが、きっちりとさりげなくやっている点が尊い。

ソングライター/シンガー、ブレンダは、まずやはりいい曲を書く。まずソングライターとして、しっかりと地に足がついている感じがする。

イヴァン・リンスと書いたと説明して歌った「プリーズ・フェリペ」は、途中観客たちの男性に「オエ〜〜オ」、女性に「ラララ〜〜」と歌わせ、盛り上げた。さらに、「ソー・グッド、ソー・ライト」では、後半、いきなりテンポを変え、チャーチ風、すなわちゴスペル風に歌ってみせた。これまで、ブレンダの作品にゴスペル色を感じていなかっただけに、これは嬉しい驚きだった。

やはり、大ヒットした「ピアノ・イン・ザ・ダーク」、そして、オリータ・アダムスの歌で知られる「ゲット・ヒアー」などが心にしみる。空気が透明になったようなすがすがしい、いいライヴだった。

Setlist
( ) indicates album

show started 21:30

1. Walkin' In New York (Paris Rain)
2. Expect A Miracle (Paris Rain)
3. In The Thick Of It (Brenda Russell)
4. Make You Smile (new)(Between the Sun and the Moon)
5. When You Comin' Back To Me (new)(Between the Sun and the Moon)
6. Way Back When (Brenda Russell)
7. If Only For One Night (Brenda Russell)
8. Please Felipe (Paris Rain)
9. Piano In The Dark (Get Here)
10. So Good, So Right (Brenda Russell)

Enc. Get Here (Get Here)

show ended 22.38


(2004年7月8日木曜、ブレンダ・ラッセル・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Russell, Brenda

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
|Return|