NO.655
2004/05/26 (Wed)
Big Boi Of Outkast Live: EWF Will Be Coming To Japan In September: Missy's Miscalculation
誤算。

アウトキャストのビッグボーイがやってきて、急遽、新木場スタジオコーストでライヴを見せた。元々、MTVのもろもろのイヴェントでの来日が決まって、せっかくやってくるなら、ライヴもやりましょうということで決まったライヴらしい。ので、お客さんのいりは、まあぼちぼちといったところ。

DJ、ギター、ベース、コーラス3人、ダンサー4人、これにMC3人という布陣。とりあえず、どでかい爆音で次々ラップとダンスが披露される。特に大ヒット曲「ザ・ウェイ・ユー・ムーヴ」では、ベースの音がボディソニックのように体にずしりずしりと響いてくる。やはり、ひじょうにポップだ。ショウはトータル57分。

ところで、たまたま会場で某音楽関係者と先日のミッシーのライヴについて話す機会があった。「要は日本の市場に対する捉えかたを(ミッシー側は)、ちょっと読み違えたんじゃないかな。アメリカでは大体あのクラスのアーティストは、何組かがパッケージになっている。ミッシー・クラスだと、オープニング・アクト(前座)でもなく、いわゆるヘッドライナー(トリ)でもない。言ってみればダブルビル(並列でアーティストが並ぶショウ。あまり前座とトリという考え方がない) つまり、彼女が最後にでたとしても、そのオープニングアクトは、相当強力なライヴを見せるしミッシーがオープニングでも、それはそれで強力で、後にでてくるアーティストは大変だ。つまり、何組かのパッケージの中で45分のショウをそれぞれが全力でやるというわけだ。ところが、日本の場合は、そのパッケージになるオープニングアクトが、ミッシーほど強力ではない。だから誰もオープニングアクトに期待してない。みんなミッシーを見に来る。それで45分だと文句がでるんだ。ミッシーは、そのあたりのシステムの違いを読み違えた。彼女にとっては誤算だったんだろうね。ただ彼女はアメリカと同じように45分を全力でやった、というわけだ。それと、今回はMTVのための来日が主目的だったんじゃないかな」

なるほどね。確かにミッシー・クラスのアーティストが2組、3組も同時にでてくれば、客も文句は言わないだろう。ちなみに、来日したミッシー・チームは、総勢46人、ダンサーは24名プラス2名のブレイクダンサー計26名だったそうだ。僕は10名以上まで勘定できたが、12名ワンセットがツーセットいたという。それぞれが着替えをしたりして、ひっかえとっかえ踊っていた、というわけである。物量作戦もここまで来れば立派である。

そして、入口でもらったフライアーの中に、アース・ウィンド&ファイアーの来日のお知らせを発見。9月3日(金)、4日(土)、日本武道館。6月5日午前10時から6月6日24時まで、先行予約を受け付ける、という。電話番号は0570-03-0999。一般発売は6月26日(土曜)。問い合わせ先はサンライズ・コーポレーション0180-99-3715(24時間テープ対応)。

(2004年5月25日火曜、新木場スタジオコースト=ビッグボーイ・オブ・アウトキャスト・ライヴ)

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Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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